突如、幽霊伯爵に嫁ぐこととなった侯爵令嬢ダリア。
事の発端は、婚約者を扇子で張り倒したことから婚約解消となり、降って湧いたように婚約打診されたのだ。幽霊伯爵本人来訪で。
だがまあ、結婚後は社交界から離れ、いわゆる溺愛生活を送っていたわけでし
て。
けれど、人を介して王太子から社交界復帰を望まれた。
何やら、社交界が聖女に手玉に取られているらしい。
「社交界復帰、よろしくってよ! 私ダリアが、社交界の流れを覆してやるわ。オーッホッホッホ」
ダリアの高笑いが響き渡る。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-05 14:08:06
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会話率:43%
「偽りであっても、これは僕が望んだ未来だ」
田舎に屋敷を構える伯爵の娘、リゼルは父から突如婚約を言い渡される。
その相手は〝幽霊伯爵〟と名高い、死人の私物を集める趣味を持つと噂される男だった。
そして戸惑うリゼルの前に現れたのは美麗と
呼ぶにふさわしく、不気味なその名には不釣り合いなほど温和な伯爵。
けれど、そんな伯爵にはある秘密があって――!?
※ほんのり甘い、恋愛ファンタジーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-31 17:23:38
52007文字
会話率:35%