巳葺山の事件から十日。登山計画中に聡史の発案で決まった海合宿に向う神崎翔と仲村聡史は伊那美濱の駅で再び嵐に遭遇して目的地『須佐之原海岸』へのバスが運行不能となってしまう。
一方、横浜に残った雫は謎の『声』と不可思議なビジョンを受け倒れてしま
う。
雫の不調と同時期に伊豆半島東海岸から相模湾沿岸と三浦半島、房総半島の沿岸部で同様の幻聴と幻覚を見た多数の人間がその影響から錯乱状態に陥ってしまう。
特殊事例と判断され、秋月楓が呼ばれ事態の鎮静に動くが、その症状を診た楓により過去に世界規模で起こった類似事例を指摘され深山を通じて青嵐学院大学に調査依頼を行う事となる。
調査依頼を受けた水橋寛美により約百年前の大正期に寛美の曾祖父である水橋創玄教授が纏め、歴史の闇に葬った「調査書」が存在することが発覚する。
雫の介抱に現れた森澤麗香と、幻聴の除去法を教えにやって来た楓の弟子である深山忍を交え青嵐三女神により、隠蔽された「報告書」の発見と解読が成される。
嵐の海岸から山越えの道を選んだ翔達は途中、不思議な空間に入り翔が『神託』を受けそこで倒れていた少女をすくって空間を抜け出る。
再び幽玄世界とまみえる事になった翔達に待ち受ける出来事とは・・・
朧シリーズ第二段
※この作品は(株)東京創元社 著者 H・P・ラヴクラフト 訳 宇野利泰 「ラヴクラフト全集2」に掲載されている『クトゥルフの呼び声』をモチーフ・アレンジしています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-21 18:00:00
246319文字
会話率:38%
その男は硝子の城に住み、数百年に一度贄を求めて使いを馳せる。そうしてそれが今夜だった。
贄となった私は城に招待され、屋敷の主人と出会う。
吸血種の寵愛はやはり人間と異なることを、改めて知らされた。
注意事項1
起承転結はありません。
短編
詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
主人公⇐⇐⇐⇐⇐⇐⇐⇐城の主人
というクソデカ感情描写があります。
恋愛感情と思しき感情もありますが、
如何せん人外なので『異常』です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-19 15:30:59
1302文字
会話率:41%
七年前、五人の子供達は来年も一緒に花火を見ようと約束した。でもその約束を交わした二日目で一人が日本を離れた。七年後日本へ戻って来た時、五人中の一人が交通事故でなくなったと言う事を知った。一人欠けたせいであの約束は永遠に叶えられない物になっ
た。でも幽霊として現れた事で、別の形だが、またあの日の花火を一緒に見られる。
七年振りに日本へ戻ってきた内海仁は、二度も自殺少女の幻覚を見た。不思議な事に幻覚を見た後は必ず強い眠気に襲われる。二度目の幻覚で眠気に襲われた仁は、ぼんやりした意識の中、赤信号を渡りそうになったのを誰かに助けられた。でも、仁が振り向いた時、後ろには誰もいなかった。
日本に戻って三日目で仁は学校を通う事になった。偶然な事に、仁は三人の幼馴染と同じクラスになった。でもその再会は気まずかった。何故なら、七年前仁は自分で言い出した約束を破ってしまったのだ。
昼休み、月見里と名乗る少女が仁に話しを掛けてきた。彼女は、仁の事を良く知っていると言い出した。でも、仁は彼女の事を全く覚えてない。会話してたら、月見里が教室内で急に服を脱ぎだした。それを止めようと、仁が彼女の名前を口に出した途端、クラス内の雰囲気が変わった。その後、月見里は幽霊だと言う事を知った、しかも、つい先日交通事故で亡くなったばかり。
それから、幽霊の月見里は仁に付き纏う事になった。でも、三日目で月見里は手紙を残して姿を消してしまった。仁もこの三日間彼女と過ごしてきた記憶を消されてしまった。
ある日、実家で仁が一枚の写真を見つかった。それは子供の頃幼馴染達と花火の下で一緒に撮った写真だった、そしてその写真の中には月見里も入っていた。その写真を見た瞬間仁は記憶を取り戻した。月見里と子供の頃の記憶に、月見里が幽霊になった頃の記憶、両方思い出した。記憶を取り戻せた事で、月見里は幽霊の姿で再び仁の目の前に現れた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-03 13:43:51
28926文字
会話率:42%
2019年の地球、そこにある島国。
梅田良乃はアイドル社会学専攻の大学2年生。ひょんなことから強火の夢女子のような幻覚を見た後、天国まで宇宙へ飛び、プロデューサーを任される。郷土心製品のメンバー、ヨンサは彼女にある願いを託し期間限定のスーパ
ーグループを結成した。パニックになる梅田の隣には歴史に名を遺したスーパーアイドル・チホ。彼の指導のもと、大型アイドルフェスティバルにヨンサを含む7人のメンバーが出演することになったが……。
アイドルの悲しむ顔を見たくないのにオタクだから人間以下のバッドコミュニケーションしかできない!天国から地球にいる推しにはどうやって声援を送ればいいの!?
アイドルSF折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-19 17:51:51
54317文字
会話率:27%
毎日、暴走して突っ込んでくるトラックを待つ、『転生』に大きな憧れを持つ男、北谷 京介。ある日、トラックの幻覚を見た京介は自分自身に恐怖を覚え、一度は転生を諦める。そんな時、突然神様を名乗る人物が現れて、転生させてあげると言うのだが……!
京
介は無事(?)に転生することができるのか?
評価及び感想を是非お願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-18 00:00:00
14090文字
会話率:56%
少し前から喉が痛い。
咳も出るし、頭もボーッとする。
俺は仕方なく病院に行く事にした。
やけに陰気なその病院は、そこかしこに血だらけの患者の姿が見える。
嫌な幻覚を見たものだ。
──ピンポーン
あぁ、俺の診察の番か。
早く終
わらせてさっさと治そう。
こんな気味の悪い病院、長く居たくないからな。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-12 10:05:26
4122文字
会話率:16%
僕は少女の幻覚を見た。
潜った布団の中で、目を閉じた瞼の裏で、少女はその白く細い指先で、僕を美しいグロテスクの世界へ誘った。
最終更新:2019-01-21 01:30:36
2328文字
会話率:31%
精神科を受診した「私」は初めて薬を飲んだ夜、奇妙な幻覚を見た。
その幻覚は次第に存在感を増し、「私」に牙を剥く。
最終更新:2019-01-19 12:08:40
3038文字
会話率:0%
その日を何度繰り返しただろうか。
必ず最後は一二時に死神の少年に殺されて朝に戻る。
それの繰り返しだ。
一度目はコンビニで立ち読みした帰りに巨大な鎌で切り裂かれた。
二度目の時は混乱していた。
殺されたはずなのに、時間が巻き
戻っていることが信じられなかった。
悪い夢か幻覚を見たのだと思い込もうとしていた。
――だが違った。
そして結局、一度目と同じようにして殺されたのだ。
それからは同じことの繰り返しだ。
どこに逃げても死神は追ってきた。
家族や友人に助けを求めても、回避できない。
それどころか、犠牲者を増やすだけだった。
一日中部屋に閉じこもっても無駄だった。
必ず死神は現れる。
――部屋の中にも。夜の街にも。遠くの山にも。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-17 22:56:03
586文字
会話率:0%
過去の奇妙な実話。ドッペルゲンガー?ただの幽霊?結局真実は謎のまま。もしかしたら僕が幻覚を見ただけという落ちなのかも!?そうだとしたら結構ショック。
最終更新:2007-10-08 07:24:26
1541文字
会話率:28%
感染したウイルス。もう自分は助からない。そんな時、俺は幻覚を見た。
最終更新:2007-06-20 13:47:42
4512文字
会話率:45%