婚約破棄を宣告され、国外追放となった悪役令嬢セレスティア。しかし彼女の正体は、隣国ヴァレリア王国の第一王女だった。十五年間、和平のために身分を隠し続けてきた彼女が、ついに故郷へ帰還する。母である女王の怒りによって経済制裁を受けたアストリア王
国は孤立し、元婚約者のアレク王子は屈辱的な降伏を余儀なくされる。「心の醜い女」と罵った相手が、実は自国を属国化する力を持つ王女だったという皮肉な現実に、彼は震えることになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-16 08:00:00
5181文字
会話率:51%
隣国アルトワの才女エステルは、ソレイユ王子フェルナンドを支え続けていたが、王子の妹イライザの策略により婚約破棄される。その後、エステルはアルトワ王子ジェフリーと婚約し、ソレイユを属国化する策略を練り始める。
最終更新:2025-05-03 15:05:20
7220文字
会話率:33%
髪の色は、魔力の色。王族なのに金髪碧眼ではなく不吉な黒目のウィンリーナは、意地悪な姉から特に虐げられていた。そんな姉のせいで母である王妃から「王子を篭絡しなさい!」と突然隣国スーリアでの密偵(スパイ)を命じられる。
スーリアは広大な領土を
所有し、近隣諸国を属国化して勢力を広めていた。つい先日も周辺国が侵略されたばかりだ。逆らう者は殺害された後に塔に見せしめとして吊るされると聞く。その残虐な仕打ちを行ったが、妃を募集している王子だという。漆黒の死神とも呼ばれている王子にバレたら死亡フラグ。帰国しても、最悪な男との結婚が待っているバッドエンド。
逃げ道のないウィンリーナは、母と姉のような悪女になってでも密偵を成功させると決意をする。
ところが、隣国では一年前に黒色は不吉ではなく貴重だと論文が発表され、価値が見直され始めていた。篭絡対象の王子となかなか会えない中、彼の側近と仲良くなり、彼の優しさに心惹かれていく。
事情があって身分を偽る王子と、疎まれ続けて自信のない王女の恋のお話。
※全25話完結予定。
※誤字脱字報告ありがとうございました。
※他サイトにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-12 17:00:00
114655文字
会話率:40%