居心地のよさ
居心地のよさ
最終更新:2024-05-19 04:21:09
403文字
会話率:0%
雑文となります
面白くはありません
最終更新:2021-11-14 22:07:45
8403文字
会話率:10%
——20世紀最後の夏、僕は彼女とたった一夜の恋に落ちた。
森の麓の寂れた公民館。図書室の不思議な少女。バツイチ彼女の半生と腕につけられたストライプ状の火傷の痕。カザルスのチェロで舞う、彼女との悦楽のダンス!
(改訂版:2020年12月5日よ
り投稿。主に一人称の変更と縦組み最適化を行いました)
【あらすじ】
古い気象データを手に入れるため東北の森林研究所を訪れた30代半ばの独身研究者の太田貴文。運の悪い彼は森の中で終バスに乗り遅れてしまう。
幸い、研究所に出入りしている森野木乃香(きのか)という笑顔の素敵な女性に拾われるが、森の麓の寂れた公民館に独り泊まる羽目になる。臆病な貴文は怖いと思うが、さすがに口にはできない。
ところが図書室で不思議な少女と仲良くなると、居心地のよさを感じ始める。一方、夕飯を持って戻ってきた木乃香はどこか落ち込んだ様子で、聞けば、誕生日の夜を独りで過ごすらしい。
貴文の誕生祝いの演出でふたりは打ち解け、食後の酒を飲みながら、木乃香は自分の過去を語り始める。貴文が戸惑うほどあけすけな恋愛の話は、やがて夫の異常な執着、家庭内暴力へと転じていく。
すべてを聞いてもらい、新しい一歩を踏み出す元気をもらったという木乃香は、BGMに流していたカザルスのチェロでお礼のダンスを貴文に贈る。
貴文のお気に入りの曲がかかると「特別な夜よ」と木乃香は囁き、踊りに誘う。踊れないはずの貴文の身体はなぜだか動き、踊りに没頭していく。
そして、ふたりは結ばれるのだが……。
この小説の初版は、「百一里優の小説」(https://momoiriyu.com)と「カクヨム」にも掲載しておりますが、こちらは改訂版となります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-24 02:03:15
102017文字
会話率:38%
転勤族の両親のおかげで通産四十五回目の転校を余儀なくされた佐伯倫子は、自分の通う高校が正真正銘のお嬢様学校と分かりショックを受ける。
倫子は数ヶ月単位の転校を繰り返していたため、精神的トラウマから友達を作ることもが出来なくなっていて、必
要以上に他人と接する事を無意識に避けていた。
国の方針で全員が部活をする事になっていたから、倫子仕方なくはパソコン同好会を選んだ。友達のいなかった倫子はパソコンにはまり、今では自作機とマイナーOSを使っている。
期待しないでコンピューター教室に向った倫子を迎えたのは、宇宙開発の第一人者である北山教授夫妻の娘、郁美だった。彼女はOSを自分で作ってしまうほどの腕ながら、小さくて可愛いかった。お嬢様学校だと馬鹿にしていたが、学園祭で三次元シュミレーションをやると聞いて驚いた。
準備室の大きなコンピューターには、倫子の部屋で眠っているのと同じ雪の結晶のエンブレムが付いていた。
郁美からそれ専用のOSを貸して貰った倫子は、帰宅後早速インストールしたが、再起動のとき不思議な現象に見舞われる。
ディスプレイの中央に現われた光が部屋中に広がって、仮想現実の真っ白な部屋を作り上げた。その部屋には一人の少女いた。そこはとても居心地が良く、そのまま居付いてしまいそうに成る。
その時部屋のパソコンから呼びかけられた。郁美が倫子の前に現われて、一緒に帰ろうと声をかける。迷っている倫子に郁美の「友達」と言う言葉が突き刺さる。
仮想現実の居心地のよさよりも、郁美と過ごしたわずかな時間の方が何倍も素晴らしかった事に気づいた倫子は、郁美とともに現実の世界へ戻る。
一月も経たないうちに倫子はまた転校することになった。郁美との別れを嘆く倫子に、郁美はいつかは別れがくる事と、離れていても友達で居られる事を諭す。
いってらってゃいと見送る郁美との再会を決心して、倫子は部屋を後にした。
第12回電撃小説大賞応募作品
注)短めです折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-08 23:37:29
16101文字
会話率:49%
期待に胸膨らませた高校生生活だったが、ボクは薄暗い電球のようにひっそりと教室で過ごしていた。
変化を求めて文芸部のドアをノックすると、その先には同じクラスの白崎がいた。
部室をプラベートルームとしてごろごろ寝るだけの白崎。
ときおり会話を交
わすだけの部活動だったけれど、そこに居心地のよさを感じ始めていた。
ふたりぼっちの文芸部で過ごした日々、それが『文芸部活動日誌』。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-26 20:34:35
5605文字
会話率:19%
夫が前妻との子供を連れ帰ってきた。
自殺を図って入院してしまった前妻の代わりに、しばらく子供を預かることになる。
子供ゆえの可愛らしさと大人びた美しさを同居させた幼い少女に、戸惑いを感じたものの、
次第に子供のいる生活に居心地のよさも感じは
じめたのだが――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-30 18:00:00
6202文字
会話率:26%
読書と食事が生きがいの少年、仁見由。ある日、車に轢かれて死んだはずの彼は、人の魂を管理する存在、グリム・リーパーである少女、グリムと出会う。彼女に誘われて、由は転生局で働き始めた。
転生対象者の希望調査や現世での死んだ人の魂回収の手伝い
など、転生局の雑用をこなす毎日。その歪みながらも平穏な日々に居心地のよさを感じ始めていた由は、まだ気づいていなかった。転生局が存在している意味を。グリムが隠している秘密も。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-21 23:59:06
207626文字
会話率:43%
〈月華蝶シリーズ第一弾〉
人工花と呼ばれる精霊の少女・華は、月の女神の城に売られた。
神々しくも孤独な女神・月に守られ育てられながら、同じく女神に囲われる胡蝶という精霊の少女・蝶の食事<蜜吸い>に付き合うという日々。美しい城で暮らしな
がら、月にも蝶にも愛されて、華は幸福と居心地のよさを感じていた。
だが、その日常は突然崩壊した。胡蝶を食らう魔女に、蝶が囚われたという報せと共に。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-12-08 22:00:00
87509文字
会話率:23%