フロスティア王国の侯爵令嬢ネージュは、早くに母を亡くし、使用人たちからも冷たく当たられていた。
頼りの父は多忙で、ほとんど顔を合わせることもできない。
周囲からの評判は『陰気なブサイク令嬢』
しかも婚約者は「お前が醜いのが悪い!!」と言い放
ち、堂々と浮気。
そんな彼女の唯一の慰めは物語の世界――のはずだった。
だがある日、婚約者に殴られそうになった瞬間、前世の記憶がよみがえる。
そして、かつて"空想の友達"だったはずの存在が目の前に――。
「大丈夫、もう何も怖くないよ」
彼はただの空想ではなく、大地を司る強大な精霊!?
しかも、彼の力を目覚めさせたということは……
「お前はこれで大聖女というわけだ」
「ちょ、ちょっと待って!? 」
突然の聖女認定に戸惑うネージュ。
さらに、「君は美しい」と称える隣国アヴァリア皇国の皇太子まで現れて――?
虐げられてきた少女が運命を切り開き、
聖女としての使命と、少しずつ近づく初めての恋に心を揺らす物語。
恋愛パートに入るまで少し話数があります折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-08 08:00:00
40682文字
会話率:36%
公爵令嬢セシリアは、度々さらわれてしまう不運な少女。しかし、そんな彼女を助けるのは、いつも王家に仕える謎の影・クロウだった。冷たく素っ気ない態度ながらも、必ず助けに来るクロウに、セシリアは密かに恋心を抱いていた。
ある日、社交で訪れたサーカ
スで、セシリアは偶然、クロウに似た瞳を持つピエロを見つける。確信したセシリアが舞台裏で問い詰めても、ピエロはしらを切るが、笑顔の裏に隠れたわずかな動揺を見逃さなかった。
冷たく突き放しながらも優しさを隠しきれないクロウと、まっすぐな想いを伝えたいセシリア。二人の距離が少しずつ近づく、甘く切ない物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-02 00:33:58
1274文字
会話率:55%
英伝学園。そこは王子や勇者、天使や女神が通う学園……ではなく、生徒にそういうファンタジーなあだ名を付ける伝統がある学園だ。
もちろんあだ名がつくのはそれが似合う生徒であり全体の2割程度。王子などのトップカーストはクラスに1人居たら良い方だ。
そんな学園に通う村基 一会(むらき ひとえ)のあだ名は「村人A」。
RPGで言えば最初の村で見かける脇役。
「生まれや呼び名がその人物の全てを決める訳じゃない。
俺は前世でそれで失敗したみたいだからな。だから今回は自由に生きてみるよ。
村を飛び出す村人Aがひとりくらい居たほうが世の中面白いだろ?」
路傍の石よりも更に目立たないはずの村人Aと呼ばれる村基は、そんなこと関係ないと我が道を征く。
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前世が異世界人の記憶を薄っすらと持つ主人公とヒロインを中心に、ほのぼのと学園生活を満喫していきます。
魔法が使えたりと言った異世界能力はありませんが、過去の記憶のお陰で他の人より多少達観している程度の補正はあります(あいつ変わってんな~と思われる程度です)。
1話1000~1500文字程度とショートでお送りしますので多分読みやすいです。(物足りないかも?)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-09 19:12:08
367555文字
会話率:38%
朝、ベランダに出ると空気が緩んで、少し埃っぽいような、温かいような、そんな感じがしました。
冬のキン、と冷えた空気とは違う、たくさんのものが混じったようなその空気には、近所で咲く梅の花が似合うような気がして、春が近いのかと思う。
梅が咲け
ば、次は桜。
水がぬるみ、風がぬるめば、きっと鳥の声も聞こえてくるのでしょう。
毎日の繰り返しのその先に。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-09 09:15:11
346文字
会話率:0%
タイトル未定←ループサマーバケーション決定。
終わらない夏休み。
夏休みが、ループしているのに誰も違和感を持たない。
→ループしていることに主人公を含め、数人が気づく。
主人公たちが、調査を始めて二週間。次元の歪みから、何かが出てく
る。
何かが←まだ未定。←デスペレイション
デスペレイションは絶望を取り戻す鍵。
クリエイター
絶望を乗り越えることで得る力。
クリエイターの力を使って、強い想像を現実に。
↓ヒロイン芦渡理花苗 戦う正義のヒロイン
私ね、ずっとこんなヒーローになりたかった。
でも、何で忘れてしまっていたのかな?
大人に少しずつ近づく度、夢が曖昧になっていく気がするんだ。
でもさ、忘れちゃだめなんだ。これは特別な宝物。
戦え、クリエイター。
想像を開花せよ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-08 07:41:47
1056文字
会話率:42%
自分のイメージを形にするのが好きで、VRゲームや3Dモデリングを趣味として嗜んでいる高校生、笹倉コウ。いずれ一角のクリエイターとして認められたいという夢を抱くも、己にその才能はないと後ろ向きになってしまった彼にとってクラスメイトの転入生、春
日部ルリの圧倒的な才能はあまりにも眩しかった。
そんな中、親友の高草空太が一つの謎解きゲームを見せてくる。それは、VRSNS「オリンポス」の中に隠された秘密のVRワールドへ入るための鍵。
解読できず悩む二人の前で、いとも簡単にその謎を解き明かして見せるルリ。
ともにVR世界に入ることで少しずつ近づく二人の距離。やがて彼らは、VRワールドに隠された大きな秘密と、VRが現実を変えてゆく瞬間…「バーティカル・ライズ」を目にすることとなる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-31 17:08:09
59685文字
会話率:31%
僕、犬飼俊太が通う高校には、ヤンキーっぽい女の子がいる。
獅子土美夜、見た目も言動もヤンキーっぽいので、みんなから怖がられている。
だけど僕は隣の席だから、彼女が怖いだけじゃないという女の子というのを知っていた。
ある日、大雨が降っている
中帰っていると――。
「……寒くないか?」
獅子土美夜さんが、捨てられている猫に傘を差し上げたのを見た。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-15 18:00:00
14696文字
会話率:45%
主人公の江波戸蓮(えばとれん)は、''ほぼ存在しない''高校生。
影が絶望的に薄い、ほぼ存在しない男と自称している。
そんな蓮が、台風の影響で強風と大雨に襲われながら下校していた時の話だ。
その道中、蓮はこの土砂降りの雨の中で傘も
ささず佇んでいる女性を見かけた。
その女性の名は白河小夜(しらかわさよ)。
蓮の通う学校では[学園の姫]と呼ばれ、文武両道、容姿端麗、品行方正が揃ったハーフの少女だ。
そんな小夜だが、影が薄いのもあり蓮は興味を持たなかった。
しかし、さすがにこのまま無視して下校するのは目覚めが悪い。
そう思った蓮は、持っていた傘を小夜の手に押し付けて走った。
…まあどうせほぼ存在しない自分は気づかれちゃいないだろう。今後姫と関わることも無いだろう。
その時、蓮はそう思っていたのだが…
「昨日貸していた傘を、返しにお伺いしたのですけど……」
次の日、散歩から帰った蓮の部屋の前で、昨日蓮が押し付けた傘を持った小夜が立っていた。
──なんと、小夜は何故か''ほぼ存在しない''蓮のことが普通に認識できる人物だったのだ。
つまり昨日蓮が傘を押し付けていたのをしっかりと覚えており、今蓮の目の前にたっている。
それに驚く蓮、その蓮の顔色を見る小夜。
蓮の顔色を見て、小夜は蓮が風邪をひいているのだと認識し、返しに看病すると言ってきた。
そう、蓮は昨日雨に濡れたにも関わらずろくに体を温めなかったため無自覚にも風邪をひいていた。
そして風邪をひいていると自覚した蓮は、小夜の看病するという提案を拒んだ。
とある事情の上、蓮は今の日常を壊したくはなかったのだ。
しかし、小夜は諦めずに理屈を並べ強引に蓮を説得を試みた。
あまりのしつこさに頬を引き攣らせる蓮だが、次の交流はどうせないと思いたって小夜の好きにさせることにした。
今後、予想外に小夜との交流が増えていくのも知らずに…
これは、''影が絶望的に薄い蓮''と''その蓮を唯一見つけることができる小夜''が少しずつ近づく、恋の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-01 00:00:00
10675文字
会話率:13%
古くから続くイーヴィス王国の旧家であるスクルト家に生まれたモルゲンとナハト。そしてそんな二人に使える赤髪の姉妹。
何気ない日常に落とされた小さな雫が波紋を呼び、イーヴィスの歴史が呼び起こされる。
少しずつ近づく心の距離。明かされる真実。
そ
して…彼らの運命が交わる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-07 15:00:00
12990文字
会話率:41%
冴えない大学生の僕に初めて彼女ができた。名前はりせちゃん。可愛すぎて僕にはもったいないくらいだけど、そんな彼女はいつも異様に大きな鞄を持ち歩く。
ある日、近所の公園で起きた異様なバラバラ死体事件。その事件をきっかけに、僕は彼女のある秘密を
知ることになる。奇妙な事件を解き明かすうちに、僕に少しずつ近づく、どこか狂った人たち。それぞれの秘密は徐々に繋がって…
大きな鞄に詰め込まれた秘密から始まる、僕と彼女の奇妙な毎日のお話。
※この小説は残酷な描写や非倫理的な言動、猟奇的な思想を含みます。苦手な方はお控え下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-30 21:01:18
47659文字
会話率:33%
ある日の帰り道、僕は君の横顔に恋をした。
週に一度のすれ違い、少しずつ近づく二人の距離。
しかし、距離が近づけば近づくほど、二人の「関係」に異変が、、、
最終更新:2019-05-07 16:30:10
6873文字
会話率:57%