群馬県高崎市、フィギュアスケートの名門榛名学院に一人のスケーターが転校してくる。
彼の名前は芝浦刀麻(しばうらとうま)。
北海道での幼馴染、山崎里紗(やまざきりさ)は彼を氷の妖精と恋い慕い、かつて強化合宿で練習を共にした星洸一(ほしこういち
)は再会した面影に氷の神を見る。
一方、彼を指導することになった朝霞美優(あさかみゆ)は放埓な彼に悪魔を重ね、もう一人の幼馴染、スピードスケート選手の荻島雷(おぎしまらい)は彼について「氷は友達」と語る。
誰もが芝浦刀麻に自身の幻想を投影する中、ただ一人、世界ジュニア銅メダリスト、霧崎洵(きりさきじゅん)だけはその正体を捉えきれずにいた。
芝浦刀麻とは何者なのか?
心に渦巻く問いは、いつしか氷上に魔を呼び起こす。
☆ ☆ ☆
※第32回小説すばる新人賞二次選考通過作品です。web小説として再構成した上で順次アップしていきます。原則、毎日更新を予定しております。
※カクヨム(先行掲載、完結済み)、エブリスタ、pixivにも掲載しています。
※カクヨムにて、キャラクター設定等の創作秘話を連載中です。
※エブリスタにて、スター特典としてサイドストーリーを掲載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-05 18:34:04
236425文字
会話率:21%
棄てられた獣の子供である主人公が虐待された獣の大人と出逢う。
人間との関わりや様々な生物との関わりを経て、生きるという事を真摯に葛藤していく。
※6章40話で完結。執筆期間2007~2019年。小説すばる新人賞に応募し落選。
※注
この
作品はAmebaブログ派生のREQUにも掲載しています。こちらと同じく無料で読めます。
お読みになり満足感がありましたら心付け的な意味合いで購入して頂けたら嬉しいです。
https://requ.ameba.jp/users/154626折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-03 19:56:34
144713文字
会話率:49%
主人公「夏」は両親の離婚により転校することに。その先で待っていた新生活は苛烈ないじめの嵐だった。そんな中でも新しい友人を得て、彼女は自分の居場所を見つけ出していく。
小説すばる新人賞最終候補作品。
※この作品は「カクヨム」「forkn」
にも全文掲載されています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-31 21:00:00
114684文字
会話率:61%
〈あらすじ/イントロダクション〉
2000年の春。現役生としての受験に失敗したヤマトは、浪人生活を始めた。ヤマトは、同じ予備校に入学した五星塔子と知り合う。塔子に恋心を抱きながらも、互いに受験生であるという自覚から、ヤマトは自らの欲望を抑え
つけようとする。一方でヤマトは、楽器店のバイト店員・菊原美月と出会い……。
〈作品の紹介〉
東京郊外の街、相模原・町田を舞台にした青春小説(長編373枚)です。原題の『五差路の物語』で、第24回小説すばる新人賞・一次選考通過(2011年)。大幅な改訂・改題後の『ユレルサンカク』で、第13回小説現代長編新人賞・一次選考通過(2018年)。文学賞の予選通過の参考にもしていただければ。
横書き(スマホ、PC)向けに、改行多めで読みやすくアレンジしてお届けします。時代設定は2000~01年の世紀をまたぐ頃ですが、普遍的な題材であるため、年代を問わずお楽しみいただけます。週2回更新のペースで全39回、7月31日(水)完結予定。
◆完結後は、いつまで公開状態にしておくか分かりませんので、ぜひ早めにお楽しみください。◆
◆更新のタイミングは、「水曜夜」と「土曜昼」が多くなっています。◆
〈著者・秋沢ヒトシのプロフィール〉
秋沢 一氏(あきさわ・ひとし) /コピーライター、作家。小説『見えない光の夏』で第3回立川文学賞・佳作。ラジオCMコンテストでの受賞歴少々。お問い合わせは、「作家 秋沢」で検索するか、以下のアドレスでアクセスできる、ウェブサイトのフォームから。https://akisawa14.jimdo.com/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-31 21:07:36
118539文字
会話率:33%
第24回小説すばる新人賞候補作品(最終選考)
動物園の象舎の裏に住む主人校の女子高生は、象の鳴き声のせいで軽いノイローゼ状態。追い詰められた彼女は、親友の美少女、咲子と、動物園で知り合った非モテ男子、マツオと象の殺害を試みる。そんなある日
、聖書同好会の部員で同級生の田中さんが飛び降り自殺をしてしまう。
カッコ悪く、優しい、そんな青春の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-17 09:28:16
2744文字
会話率:49%
日独クオーターの私、月島しずくは美少女なんかではちっともない、誰からもただ「でかい女」としか認識されない、変わり者の女子高生。高校入学直後から美術部に入部し、将来彫刻家になるべく活動を開始するも、周囲は単なるオタクや、アートしてる自分大好き
なナルシストばかり。妥協も遠慮も知らない私はトラブルの種となりつつも猪突猛進するが、私に輪をかけた変わり者、ありあまる才能を無駄なことにしか使わない、大塚未明と出会うことで、大きな運命の転変に見舞われることになる。
小説すばる新人賞落選作(一次も通過せず)。300枚くらいのうち、冒頭部分のみを単独の作品として手直ししたもの。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-04 17:00:00
10019文字
会話率:24%
早稲田大学在学中に第22回小説すばる新人賞を受賞した朝井リョウのデビュー作を映画化した青春群像劇。学校一の人気者である男子生徒・サブローが宙をやめたことから、少しずつ校内の微妙な人間関係に波紋が広がっていくさまを描く。学校生活に潜む不穏な空
気感を巧みにあぶり出したのは、『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』の吉田大八監督。クラスでは目立たず地味な存在の主人公に神木隆之介がふんするほか、『告白』の橋本愛、『SAYURI』の大後寿々花らが共演する。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-05-31 06:39:10
619文字
会話率:0%
人付き合いが病的なほど苦手で引っ込み思案な自分の性格を嫌悪している由香里。そんな彼女はアルコールが入ると人格が変わってしまうという酒癖を持っているが、酔っているときに暴漢にリンチされていたテツオという名の男を助けたことがきっかけで、その男
と同棲生活を送った過去を持っていた。名字も職業も知らないテツオ。彼はある日突然姿をくらましてしまう。やがて、テツオのことは考えないようにしようと無理やり思い出にふたをして過ごしてきた由香里に一本の電話が入る。電話の相手はテツオのことで聞きたいことがあると言う。
自分なりに野心的に取り組んだ作品で小説すばる新人賞で何とか一次通過した作品です。気軽に感想等お願いします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-04-15 10:00:00
121100文字
会話率:39%
小説すばる新人賞二次選考通過作品です。
充実したキャンパスライフを送りこれからの人生の目的を探る。村石保にとってその探求は大学生なら誰しもが抱くような淡い種類のものとは一線を画していた。何故なら大学四年間を過ごした後には、父が遺した会
社の社長に就くことが決まっていたからだった。
生前、異常なまでに厳格だった父。保はその父を慕うどころか、憎みさえしていた。当然父親が遺した会社も毛嫌いしていた。
しかし、父が急逝したとき、まだ高校三年生の保に、母は後を継いで社長になれ、と強く主張した。そんなことは無理だと保は言うのだが、妙に頑なな母は保に大学の四年間を猶予として与えることだけを認め、保の代わりに社長職に就いた。
時限を切られた保は大学生活の中に何とか充実を見出そうとした。しかし日々の授業は面白くなく、打ち解けて話す友達もできず、愛を語り合う恋人も見つからない。そうこうしている間に2年が過ぎ、同じ毎日の繰り返しに嫌気が差してきていた保の生活が榊原という名の官能小説家と出会うことで突然色づき始めた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-11-07 18:49:51
136437文字
会話率:39%