「魔法の才能が無いお前とは婚約破棄だ」と王子に言い渡されたエルフリーデは見事な階段落ちで死んだ。かと思われたが、息を吹き返す。さらに前世で美大生だったことを思い出す。この世界の魔法は「描く」ことで力を発揮すると知ったエルフリーデは再起を図る
ために美大生の知識でチートを試みるが、現代美術は何の役にも立たなかった。それどころか「お前は美術を馬鹿にしている」と学園を追放されてしまう。領地に戻ったエルフリーデはそれでも描くのをやめなかった。描いたものが魔法になるのが楽しくて仕方なかったからだ。日々ファクトリーのごとく生み出される現代美術魔法に領民は迷惑し、両親から家を追い出される。しかし、領民も両親も知らなかった。エルフリーデの生み出した岡本太郎魔法『太陽の塔』が辺境に侵略しようとした帝国軍を退けていたことに。さらに王子と婚約を新たに結んだ女の実家が、実は帝国軍を手引きした裏切り者であったことがバレた。王子はエルフリーデを学園に呼び戻すために、エルフリーデのために美術コンクールを開く。王子はどれがエルフリーデの作品か分からないまま、「君の魔法は素晴らしい。再び婚約しよう」と持ち掛けたが、王子が直前にゴミだと思って捨てさせた小便器こそエルフリーデが提出した作品だったのだ。もちろん婚約は破断。王子は恥をかき、世界の美術の概念が爆発した。そしてエルフリーデは今日もでたらめを描き続ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-14 21:58:33
18496文字
会話率:37%
大きな小便器についての話です。
最終更新:2022-04-29 12:00:00
2537文字
会話率:16%
鈍い男は嫌いなんだ。
※「カクヨム」「ノベプラ」重複投稿となります。
最終更新:2021-04-17 21:07:08
2356文字
会話率:26%
※少し下品です。
私には『自分を信じることが出来ない事』というのがある。
丁度、『脳味噌が電極に繋がれているかもしれない』という仮説のように。
……信じられるものなんて、限られているのかもしれない。私はここに何があるのかさえ、はっきりと
自信を持って言うことができないのだから。
共感していただけるとうれしいです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-07-06 17:00:00
1338文字
会話率:18%