妹の噓に陥れられたアイシャは家から追放され森の中を何日も彷徨った。やがて力尽きて倒れたアイシャだが、次に目を覚ますと大きなベッドの上だった。
アイシャを救ったのは白髪紅眼の青年、フィル。広い屋敷に一人で住み、たった一人の給仕から「大馬
鹿野郎」と呼ばれている。
「一目見て貴女に心を奪われた! どうか僕の妻になって欲しい!」
フィルは求婚した。アイシャが命を救われた恩を返すため首を縦に振ると、彼は急に慌て始める。
「待て待て待て、良いのかい? そんな風に頷いてしまって? だってほら、見てくれ、白髪だ。こんな男を愛せるのかい?」
フィルは軽薄そうな口調とは裏腹に、奥手だった。
結局、二人はお友達から始めることになる。その記念としてフィルがアイシャに願いを聞くと、彼女は仕事が欲しいと答えた。こうして、アイシャは花屋を営むことになった。
それからアイシャの新しい日々が始まる。
実はヘタレな主人に溺愛されながら、大好きな花を売る日々は、気弱な彼女の心に変化をもたらした。
その一方で、姉を陥れ、その婚約者を奪い取った妹は、思い通りに進まない日々に鬱憤を抱えていた。それを解消する手段を探していた彼女が耳にしたのは花屋の噂。その店主が自らの姉と知った彼女は嬉々として足を運ぶのだが……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-03 20:14:26
25037文字
会話率:39%
騎士団に所属しているエルンストは友人であるライアンの特殊な力を借りて、さまざまな事件を解決していた。また、エルンストはライアンの事を密かに想っていたのだが、なかなか打ち明けられずにいた。一見イケメン、実はヘタレ騎士の恋は叶うのか?
最終更新:2022-01-27 01:06:16
13385文字
会話率:60%
第二王子が婚約者を溺愛し、愛でて可愛がり攻め続ける。
の、はずが。実は愛する人からのアプローチには弱くとんだヘタレ王子だった。
と、そんなお話しです。
ほっぺが落ちそうなほど甘いお話が書きたくて、書いてみました。
読んでいただけたら嬉し
いです。よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-08 06:00:00
32108文字
会話率:33%
十六年間「自分は平々凡々だ」と思い続け、実際その通りだったセシル。彼女は平和な村の暮らしが好きだった。しかし、ある日いきなり王宮につられこられてみれば、王子に「側室とする」といい渡され!?
しかもそこに絡んでくる、実は(元)幼なじみだとかブ
リッ娘《こ》悪女だとか……。三角関係、四角関係も展開!?
なぜ平民の私が!?武闘派(一応聖女の末裔)平民少女×実はヘタレな王子様のお話しです。
注) R15、残酷な描写は念の為付けておきます。ご注意ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-21 21:43:00
17856文字
会話率:45%
学校には王子がいる。同じ学年で同じクラスで席も隣・・私、王子にまったく興味ないんで!私は平穏に学校生活を送りたいだけなんです!!だから睨まないでください!!!
王子のシャーペン?知るか!これは駅前の本屋の文具コーナーで買ったんだい!!
最終更新:2014-05-25 19:45:46
3554文字
会話率:49%