孤独と愛 小説家になろう　作者検索

　この作品は『星すくい』から始まる「星と海」シリーズのまとめ、加筆版です。 　とある海辺の町に、 　星に手を伸ばした少女がいた。 　星を尊い思い出として胸にしまう男がいた。 　星を好きな少女に恋した少年がいた。 　星を嫌いになった少女がいた。 　星が好きではなくて、けれど嫌いになることもできない少女がいた。 　いつだって、星は天に輝いていて。天空の星は、星を模した地上に光る星々は、そっと人々を照らしている。 　そうして、星は人と人をつなげ、物語を紡いでいく。 　これは、星がつなぎ、紡がれていく、死と孤独と愛と人の物語。折りたたむ>>続きをよむ

「こ、と、く、は」の４文字だけで出来たリポグラム小説です。 　一人、孤独にさまよう少年のお話。さまよったその先で、彼は愛を見つけることが出来るのでしょうか？ ※残酷な描写があります。セクシーな描写があります。ご注意ください。

「ヒューマノイドってタバコを吸うと思いますか？」 人間とヒューマノイド。バッジがなければ区別はつかない。 空っぽの少年、人間になりたいと切望するその友人、真相を追う警察官とバディの少女、テロリストと名乗る黒髪の女、愛に飢えた青年、愛に怯える従者、全てを見下す金髪社長、頭の飛んだ兄弟、そして電子レンジを頭につけた男。 孤独と愛とタバコが交錯する。折りたたむ>>続きをよむ

天才画家・三井洋一と天才ピアニスト・遠藤瑞葉は孤独であり、愛を求めていた。二人の天才は互いのことを知らないままに出会い、惹かれあっていく。 二人の天才の出会いを通して、愛の渇望とその救済を描く。

クリスマスで幸せムードに包まれる街のなか、アルバイトでケーキを売る「わたし」は街行く人を見ながら“誰かと過ごすクリスマス”が本当に理想的なクリスマスなのかぼんやりと疑問に思う。そんなときに一人の初老の男性がケーキを買いに来て……。

家族も、親友も、愛する人もいない冴えない大学生と、夜の街を放浪する、気だるげでミステリアスな色男。 いったい誰が、2人を同一人物だと思うだろう。 . 酒が入らないと素直になれない。 でも、酒が入ると本当の自分ではいられない。 そんな男の心の葛藤を描いた、 孤独と愛の隣合わせる物語。折りたたむ>>続きをよむ

喩えるならば、手紙の瓶詰め。 電子の海を漂い、誰かが拾い上げ読む日を独り待っている。 この孤独を分かち合える人に届くことを祈っている。

　15歳の私は今、王都に向かう寄合い馬車に乗っている。同じく15歳のカイと一緒に……。私はリーゼ。15年前、産まれたての赤子だった私は地方都市にある孤児院の前に捨てられた。底冷えのする真冬の早朝だったそうだ。孤児院の院長が泣き声に気付くのが、あと少し遅ければ私は凍死していた。15歳になり成人した私は孤児院を出て自立しなくてはならない。私は思い切って王都に行って仕事を探すことにした。そして「兵士になる」と言う同い年のカイも王都に行くことになった。喧嘩っ早くてぶっきらぼうなカイは、皆に敬遠されて孤児院の中で浮いた存在だった。私も、いつも仏頂面であまり喋らないカイが苦手だった。 　＊　短編として仕上げた作品ですが、長くて読みづらいので前・後編の２話に分けました。２話同日（１時間差）アップ予定です。折りたたむ>>続きをよむ

「アリのような生活」を送っている僕が、「故郷なきひと」と出会う。 音という、空間を伝わっていく波は、人間の聴覚では確認出来ない振動としてどこまで響いているのだろうか。もしかしたらあの日発した声が今、自分の耳に届いているかもしれない。 僕は「故郷なきひと」との旅によって、孤独と愛着を知り、過去と今が、別の場所で交わる瞬間を目の当たりにする。折りたたむ>>続きをよむ