第二王子マレスの婚約者で伯爵令嬢チェルシーの見た目は平凡。妹のほうがずっと可愛いかった。そして、ついには婚約者を取られ、王子から婚約破棄まで言い渡されてしまう。
でも、それならそれでいい。王子なんてくれてやるわ!と妹に差し上げたら、「私、王
子に脅されてたのぉ。私には他に愛する人がいて・・・。だから、王子はお姉様にお返ししますねっ!」って、冗談じゃない。私もお返しするわ、熨斗をつけてね。
それでも返す!としつこい妹と、実は美女だった私に婚約の復縁を迫ってくる王子から逃げたいのに――そうだわ。釣り(現実逃避)をしましょう。それがいいわ。
これは、一方的な婚約破棄をしてきたのに、妹に捨てられ、元婚約者に婚約復縁を迫る王子に何かと構ってしまう伯爵令嬢のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-25 11:00:00
11570文字
会話率:52%
第二王女のヴィヴィアンは優秀で期待される姉にコンプレックスがある。
自分には何もできない、優秀で賢い姉に全て任せればいいと卑屈になっていた。
戴冠式を間近に控えていた時期に、女王になるはずの姉が突然失踪した。
妹であるヴィヴィアンは代わ
りに次期女王となる。
しかし引き継いだのは、次期女王の座だけではない。
騎士であり婚約者のルシウスも彼女のものとなった。
だが、彼は元婚約者である姉が好きなようで、ヴィヴィアンに冷たい態度をとる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-30 04:18:09
4023文字
会話率:41%