魔力の高い者が尊ばれ、巡らされた魔術回路にて数多の民が魔術の恩恵を受けることができる大国・アルビオン。
王国の公爵家に生まれたアナスタシアは強大な魔力を有し、聖女の地位にあった。
何れは王太子の妃になると定められていたが、ある日その地
位を妹に奪われる。
期待された立場から一転して追いやられたアナスタシアは、更に妹の殺害未遂の冤罪まで着せられて追放されることとなる。
だが、罪人として護送される途中、不思議な賊に襲撃され窮地にあるアナスタシアを思わぬ人物が救った。
『白の荒野』と呼ばれる常冬の大地にある獣人達の国の王、シュタール。
かつて王国を追われた罪人達の末裔であり、王国の民からは蛮族と忌まれる種族の王だった。
王はアナスタシアへと告げた。
――「我らが国の為、貴方を攫いに来た」と……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-31 19:00:00
129878文字
会話率:12%
「君を愛することはない!」
鳴り響く鐘の音の中で、三年の婚約期間の末に結ばれるはずだったマルクス様は高らかに宣言しました。隣には彼の義理の妹シシーがピッタリとくっついています。私は笑顔で「承知いたしました」と答え、ガラスの靴を脱ぎ捨てて
、一目散に式場の扉へと走り出しました。
え?悲しくないのかですって?
そんなこと思うわけないじゃないですか。だって、私はこの三年間、一度たりとも彼を愛したことなどなかったのですから。私が本当に愛していたのはーーー
◇よくある婚約破棄
◇元サヤはないです
◇アルファポリスで先行公開中
◇本編は49話で完結折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-29 17:15:06
116855文字
会話率:50%
どうしてこうなってしまったのだろう。曇天を見上げる目は空と同じように濁った色。
生まれてから一度だって、良いことなんてなかった。持って生まれた色が黒というだけで、私の持っているものは全て妹に奪われる日々。愛した人でさえも。
誰一人も私の味方
なんていなかった。
もう何も持っていないというのに、これ以上私から奪おうというの?
奪っていくばかりの世界なんて、もういらない……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-16 12:00:00
5203文字
会話率:4%
「私」テンダー・ウッドマンズ伯爵令嬢は両親から婚約者を妹に渡せ、と言われる。
了承した彼女は帝都でドレスメーカーの独立工房をやっている叔母のもとに行くことにする。
テンダーがあっさりと了承し、家を離れるのには理由があった。
それは三つ下の妹
が生まれて以来の両親の扱いの差だった。
やがてテンダーは叔母のもとで服飾を学び、ついには?
20話~30話くらいの予定です。
この作品はアルファポリス、カクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-23 21:27:21
287028文字
会話率:47%
王家の命により、戦場の悪魔と呼ばれる辺境伯へと嫁ぐのは妹サマンサのはずだった。けれど、家族に愛されるサマンサは、結局家族に守られ、姉であるミラが辺境伯へと嫁ぐことになる。
婚約者に裏切られ、家族に裏切られた令嬢が、戦場の悪魔の元へ嫁ぐ話
。
(戦場悪魔という二つ名が他の作品と被っていますが、無関係です。ww)
ざまぁ薄めでも良い方は、よろしければ読んでいただけたら嬉しいです。
妹に奪われる系が書きたくなって書いた作品なので何番煎じものです。
毎日更新していきます。完結までしている作品ですので、安心してお読みください。あまり長くないです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-18 06:00:00
42090文字
会話率:46%
「これで分かったでしょう?貴女に救いはないのですよ。」
「………………ッッッッッ!!」
声も失った。表情も失った。唯一の護衛も失った。婚約者も、心も。でも私は生きている。どうして?
私の全ては私の妹に奪われる。何も与えられず、人間として親
から与えられるものを知らずに育った私。これ以上何がなくなるのだろう?
「さぁ、早く早く早くッッッッッ!!!………………………私のところまで堕ちてきなさい。」
「可哀想で愛しいーーーーー」
愛されない主人公と、愛された事しかない妹と、主人公が堕ちてくるのを待っているある者の報われないお話。ーーーー作者はメンタルが弱いので中傷などはやめてください!自分でちゃんと考えたので、「あ、この作品に似ているー。」とかもやめてくださいね!駄文ですがよろしくですー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-11 18:39:08
19025文字
会話率:46%