「クラリス嬢、ついに武技大会で俺は優勝しました!! どうか、俺と結婚してください!」
王立学院で出会ったブリス様は、一目ぼれの結果、私に熱烈にアタックし続けました。
その果敢さはやがて学院の生徒全ての知るところとなり、いつしか王都の貴族中に
その恋物語が知られました。
私の両親すら、彼の恋が実るように応援するようになったのです。
でも、私は彼を愛していないし結婚したいと思っていませんから、勝利のトロフィーになどなってたまるものですか!
家族や友人から軽視されて味方がほとんどいないなかで、愛を貫こうとする一人の少女のお話です。
ラストまで99%執筆済み、6万6千字くらい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-12 17:40:00
70336文字
会話率:20%
告白イベント。
学生なら誰でも憧れると言われるが、実はそうでもなかったり。嘘告なんて罠もあれば、知らない人間からの一方的な好意の押し付け…そんなものは、ただの精神的地雷だ。さらに勝手に逆恨みまでされたとしたらたまったものではない。
そんな精
神的地雷を中学時代に何度も踏み抜いた男子高校生のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-24 05:53:54
3604文字
会話率:23%
「やっとお会いできましたね、ユキト様!」
白波幸人は、どこにでもいるような普通の高校生。
中肉中背、成績も平均的、運動も人並みと、何かとりえがあるわけでもなく。
そんな自分自身の平凡さというものをよく弁えていた。
才能ある友人たちとも何の
軋轢もなく、地味ながらも穏やかな学生生活を過ごしていく……はずだった――
「……あの、どちら様でしょうか?」
「わたくしです、ユキト様! あんなに愛し合ったことをお忘れですか?」
そんな彼の前に、奇麗な銀髪を靡かせた美少女――明城アリスが現れた。
彼女は自分が幸人の前世の恋人だったことを告げる。
それから当たり前のように、彼女は幸人に行き過ぎた好意を示すのだが、彼は初め拒絶の意思を見せる。
彼の方には前世の自覚はなく、自分とは不釣り合いなこの少女にただただ困惑していた。
それでもアリスは諦めきれず、強引なアタックを続けていく。
何とかもう一度自分に振り向いてもらおうと色々な謀をするアリス。
好意の押し付けだと自覚しつつもそれを止めることができないでいた。
幸人は適当にあしらうのだが、気が付けば彼女のペースに巻き込まれて、少しづつ絆されていくことに。
次第にその関係は進展を始める。
現代の恋と過去の恋、二つの物語はやがて交差して――
※完結しました。
→後日談を11/16に投稿予定
※カクヨムにも掲載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-23 22:21:21
308847文字
会話率:48%