我が姉、深見一華は引きこもりである。
毎日朝から晩まで【Fragments of Oblivion】という名のVRGをプレイし、曰くそのゲームでは世界最強のエルフとして名を馳せているらしい。
そんな自称最強の姉と迎えた年越の折、俺は姉
さんと共に現実となったあまりにも過酷すぎる【Fragments of Oblivion】の世界に転移してしまった。
幸いにも姉さんは世界最強のエルフとして異世界へ渡ったようだが、俺は着の身着のままのただの人間である。【パンピーof一般人】だ。
「安心してちょうだい。乃亜は私が守るわ」
あまりにも格好良い姉さん。
「あれ? 私と乃亜ってエルフと人間だから、血の繋がりはないわよね?」
余計なことに気が付く姉さん。
「ふっ。人が多すぎて吐きそうだわ」
キメ顔で情けないことを呟く姉さん。
そんな様々な一面を持つ姉さんが失踪した。
姉さんの捜索の頼りになるのは【Fragments of Oblivion】で姉さんのメイドを務めていた、非常に優秀な女性だという悪魔族のレイ・メイさんのみ。
彼女は聡明で力強く、そして美しい。
ただ、そのメイドは……
「改めて問います。貴方には私と共にこの世界を滅ぼす覚悟がありますか?」
ガチでこの世界を滅ぼそうとしている、悪意を練り固めたような女性だった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-15 22:13:34
24385文字
会話率:58%
葉山小鳥は、ペットのインコをこよなく愛する20代の女性だった。
決して恵まれた人生ではなかったかもしれない。
けれど、ありきたりな日々の中で、小さな幸せを大切にして生きていた――。
そんなコトリの人生は、ある日突然幕を閉じる。
迷子のインコを助けようとしたその時、バランスを崩して転落。
そして、転生。
次に目を覚ましたとき、コトリは「卵」の中にいた!?
孵化したコトリを迎えたのは、黄色の羽を持つ巨大なセキセイインコ。
――「神の言葉を伝える聖鳥」。この世界を守護する存在。
「ようやく孵ったんだね、小さな聖女さん。」
……しゃべった!?
いや、インコはしゃべるけれども。
どうやら、わたしは聖女として転生したらしいです。
そしてその使命は……
「たしか……もふもふすること、だったかな?」
……えっ、それでいいんですか!?
こうして始まる、ひよっこ聖女の新しい生活。
コトリは、聖鳥を守護する名門「オラクリス家」に家族として迎えられ、大切に育てられることに。
前世の時から誰かを頼ることが苦手なコトリだけど、まっすぐで一生懸命な姿に家族や聖鳥たちはすっかりメロメロ!
しかし、次第に聖女としての運命が明らかになっていく。
長らく行方知れずとなっている伝説の聖鳥フェニックス、
聖女として転生した理由、そして、世界に起こり始めた不吉な変化――。
孵ったばかりのひよっこ聖女が、聖なる鳥さんや困った人たち助けて世界を救う――!?
聖なる鳥たちに愛されし幼女の、もふもふ&心温まる転生ファンタジー、開幕です!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-15 08:10:00
6816文字
会話率:14%
――『ねぇ、これ誰かわかる?』
ある日友人から届いた、1通のメッセージ。
私【弓削汐未《ゆげしおみ》】は、夫である【弓削蒼飛《ゆげあおと》】と結婚して2年半が経過した。
最近仕事が忙しく、帰る時間も遅くなった蒼飛とは、なかなか話を
するタイミングもない。
それでも、お互い思いやって愛し合っていると思っていた。
……このときまでは。
友人から届いた写真に写るのは、夫。そして、夫と腕を組んで楽しそうに笑っているように見える、知らない女性だった。
これは、私が夫の浮気に気づき、彼と離婚するまでの短い期間の話。
*****
・この話は、他サイトでも同様に連載しています。
・汐未の一人称視点のお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-13 18:00:00
136185文字
会話率:49%
出版社に勤める長谷川薫は、課長からとある自己啓発本がスマッシュヒットした作家に次作をアプローチするよう言われる。
成功した誰かが、実業家やら、精神科医やら、いろいろわかっていますよという人々が、うまくいっていない人たちに向けて書く〈自己啓発
本〉とやらにまったく興味のない長谷川は、この仕事がうまくいかないように願う。適当な企画書を投げて、とりあえずの打ち合わせに行って出会ったのは、雨に濡れた、いわゆる〈コミュ障〉の若い女性だった。
そんな出会いからうまれた、編集者と著者の出版を舞台にしたラブストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-09 19:43:22
24241文字
会話率:40%
突如人類を侵略してきた化け物、魔族。その魔族に対抗する力を持つ存在、魔女。そしてその魔女達は全員が女性だった。
しかし早乙女陸は男でありながら魔女になり、そして周りが少女だらけの魔女育成学園に通うことになる。
最終更新:2025-02-01 01:52:42
1014文字
会話率:32%
毎週水曜日、図書館のある敷地内のベンチで楽しげに読書談議をする若い男女がいた。
男性は王城に勤める役人と思われる貴族の青年で、相手の方はどこかの貴族の家のメイド見習いらしき、まだ少女といった方が適切だと思える女性だった。
いつし
か二人は互いに思い合うになっていたが、それを口に出したり感情を表すことはなかった。
二人が身分違いで結ばれることができないことなど一目瞭然だったからだ。
それ故にお互いに本名も住まいも伝えることはなかった。
そんな中、ちょっとしたすれ違いで、彼女は水曜日に図書館に現れなくなった。
彼女を探し出して謝罪したくても、彼女の居場所がわからない。それなら王都中の貴族の屋敷を調べてやると思ったが、彼にはやるべきことがあり、それを優先しなければならなかった。
それは母親が推し進めてくる縁談の阻止だった。
しかしその過程で偶然に想い人である少女と再会する。
そして二人は身分違いだけでなく、互いの両親が因縁の仲であることを知ってショックを受ける。
しかし、そんな辛い想いを隠しつつ、とある疑惑の解明に向かって二人は協力して行くことになる。
そして待ち受ける、二人の運命は……!!
クズ親のせいで辛い思いをして育った二人が、自己を犠牲にしても過去からずっと続いてきた犯罪を明らかにしていく、ちょっとだけサスペンス風の恋愛ものです。
ハッピーエンドで、ざまぁ有りです。作者は微ざまぁ専門なのですが、今回は過激なものはありませんが、微といはいえないかも……です!
あくまでも異世界の話で、出てくる社会制度も薬も植物も料理も虚実が混ざっています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-24 20:00:00
92075文字
会話率:19%
ディオザニア帝国の皇女ルナフレーナは、誰もが驚くほどの天真爛漫な女性だった。
彼女の世界は、常識や規則とは無縁の場所で、何をするにも突飛で自由奔放。
皇宮の中で食事のマナーを全く無視してみたり、時には堂々と暴言を繰り出し、周囲を困惑されるこ
とが日常茶飯事。
彼女の一日の行動は、帝国中の人々にとって予測不可能の連続だ。
この無邪気で奇抜な皇女に振り回されるのが、彼女の友人であり忠実な輔導役のアイリス。
彼女はルナフレーナの突拍子もない行動が引き起こす様々な騒動を、時に激怒し、時に笑いながら対応する日々を送っている。
しかし、ルナフレーナの自由奔放な行動は、トラブルを巻き起こしながらも、彼女らしいやり方でみんなを幸せにしていく。
果たして、予測不能な彼女は、今日もまたどんな大騒動を引き起こすのだろうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-19 16:21:12
76138文字
会話率:32%
医者である私は、手術のミスで、患者の家族から恨みを買い車にひき殺され、転生した。
一度目の転生の舞台は中世ヨーロッパで、女性だった。もともと私も女性なので扱いやすい、でも一度目でよくわからなかったので、なんか馬車にひき殺されて死んだ。
そん
で、また転生して、今度は日本風な舞台で江戸時代末期から昭和初期くらいで、医者としての知識を活用して、頑張ってたんだけど、左右確認を怠って機関車にひき殺され…あれ?なんかひき殺されすぎじゃね?
まぁその話は置いておいて
今度は、未来に転生したと。そんでもって今回はどんな仕事しようかなぁ…まぁそれはタイトルから察して
兵隊になって頑張っちゃうぞ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-15 11:18:52
12818文字
会話率:42%
高校で付き合っていた彼女。
初恋の相手で、幼馴染。
浅倉カオルにとって、晴町美波は人生の全てを変えてくれた女性だった。
恋人になって1ヶ月。
初デートを記念して、美波が行きたがっていた東京ディズニーランドに、1泊2日の旅行へ。
そこで2人は全ての経験をして、新しい朝を迎えた。
彼女と将来についてを話し合っていた。
高校を卒業して、大学に入って。
その後のこと。
「未来」についてを。
明るい未来が待っていたはずの彼らの背後で、影が忍び寄る。
東京から家路に着くまでの帰り道。
そこで2人を襲った一本の刃物が、夜の街の下に伸びる。
命を落とした美波と、大怪我を負ったカオル。
彼は彼女の葬儀に参加することもできず、彼女のいない世界で新たな日常を迎えることになった。
そんなある日だった。
美波が大事にしていたフルサイズの一眼レフカメラを手に取った時、彼の頭の中で走馬灯が走る。
カメラを構え、何気ない日常の風景を撮った時、世界が移動していることに気づく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-13 01:21:00
345文字
会話率:0%
紫陽花が綺麗な季節。
蒼弥は、人里離れた山奥の寺院に迷い込んでしまう。
降り止まない雨に疲れ果てた蒼弥が出会ったのは、
水無月紫音 という白髪の綺麗な女性だった。
霧に包まれた世界で紡がれる不思議な物語。
どうぞ、最後までお楽しみください
。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-29 08:00:00
7381文字
会話率:40%
第二章 -仲間たち
エリオスが最初に出会ったのは、リラという名の女性だった。彼女は古代の魔法を操る一族の出身であり、パダに関する知識を豊富に持っていた。エリオスがその道を進む決意を固めたとき、リラは彼に接触してきた。
「あなたもパダを探
しているのか?」
リラの目は鋭く、だがどこか哀しげだった。彼女の家族はパダの力を失ってから、何年も無力なままだった。そのため、彼女もまたエリオスの旅に興味を持っていた。
「私はあなたの力になる。だが、パダを求めるには危険が伴う。」
リラの言葉には、深い知識と経験がにじんでいた。彼女は、エリオスにとって欠かせない仲間となるだろう。
次に出会ったのはバロウだった。彼はかつて戦争で名を馳せた戦士で、隠遁生活を送っていた。しかし、パダの力が再び必要だという話を聞き、再び戦いに身を投じる決意を固めた。
「俺は戦う準備ができている。お前がパダを取り戻すつもりなら、俺も力を貸す。」
バロウの言葉は力強く、そしてどこか誇り高かった。彼は戦いを得意としていたが、パダを取り戻すためには剣だけでは足りないことを理解していた。
そして最後に、カイナという謎の少女と出会う。彼女は自然の精霊と通じており、パダの消失について折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-12-27 23:20:39
537文字
会話率:34%
社会から脱却したい僕。
そんな僕の前に現れたのは、一本の川、一つの青い石、そして、一人の女性だった。
最終更新:2024-12-19 20:57:16
3598文字
会話率:50%
引きこもりの男が恋をしたのは、
目が見えない女性だった。
キーワード:
最終更新:2024-12-07 08:54:00
1426文字
会話率:0%
「おい! 妖刀で料理すんなって言ってんだろクソババア!」
「うっさいわね! 文句言うと叩っ切るわよクソガキ!」
北海道函館市 五稜郭
そこは数多の魑魅魍魎が跋扈する令和の大霊地。
暴れまわる邪霊たちを退治すべく、エクソシストたちは戦いを
繰り広げていた。
そんなエクソシストの一人、八雲討子は女子高校生という身でありながら学費を稼ぐため、
その力を振るっていたが一瞬の油断によって彼女は絶体絶命の危機に瀕してしまう。
もうダメかと思ったその時、彼女を救ったのは鋭く煌めく刀を持ったエプロン姿で白髪交じりの「侍ババア」と呼ばれる初老の女性だった。
過去に縛られた侍ババアと未来を明日を夢見る道産子ギャルの奇妙な友情の物語が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-05 23:51:59
30146文字
会話率:63%
第2回 IIVクリエイターアワード 最終選考作品
https://twofive-iiv.jp/award/announce/
ある日、世界はファンタジーな異世界へと変貌した。町中で暴れまわるモンスター、人々を脅かす魔王軍の出現、世界中が
混乱に包まれる中、とある平凡なサラリーマン、平田 勇男は運命に導かれダンジョンとなった(元からそうだった)新宿駅で聖剣エクスカリバーをその手に取る。聖剣を手にした勇男は、勇者としてモンスターや魔王軍と戦い、危険はあるがそれなりに安定した日々を過ごしていた。
そんなある日「ピンポーン」とインターホンの音が部屋に鳴り響いた。昨日のダンジョン攻略で疲れ切って熟睡していた勇男は、特に警戒もせず玄関のドアを開けてしまう。玄関に立っていたのは一人の眼鏡をかけた笑顔の女性だった。彼女は笑顔のまま自身の所属を告げた、勇男の安定した日々を打ち壊すその名を。
「私、勇者活動を行われている方々の活動支援を行うLight Holy Kingdom略して『LHK』のものです!聖剣使用料の徴収に参りました!」
「・・・ッ!うちに聖剣はないので!」
その名を聞いた瞬間、男は反射的にそう叫んでドアを閉めようとするが、LHKを名乗る女性は瞬時にドアに足を引っかけそれを防いだ。そして始まるLHKの猛攻、
「私共が持っているこの『聖剣から放たれる魔力を探し当てる装置』だと確かにこの家から聖剣の魔力が検知されているのですが・・・? 」、「それでは天の声サービスの受信料、払っていただけますか? 」、「それでは念のため毎日料金の徴収に伺わせていただきますね!」
LHKの猛攻により戦意を失い料金を払いかけてしまう勇男、しかしその時彼を救う者たちが現れる。その名は『LHKから国民を守る党』。彼らの演説を聞き、勇男は再び立ち上がることを決意する。
時は経ち、勇男はついにLHK社長の元にたどり着く。そして運命の最終決戦が今始まる。
「大いなる力には、大いなる『料金』が伴う」これはその言葉の意味を知る物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-12 20:00:00
8578文字
会話率:52%
幼稚園の時に高橋 雪が適当に描いたナスカの地上絵がメンヘラとヤンデレになってしまう呪いの絵だった。
それからと言うもの何度も殺されかけ雪は呪いのかかった彼女達とは違う中学へ入った。
そしてしばらくの月日が経ち……
一安心した雪は
高校生になり入学式初日を終えようとする。
「……?」
確かに聞き覚えのある声がしたのだが隣にいた彼女はあったことも見た事もないはずのものすごく美人で綺麗な女性だった。
そして雪は彼女に押し倒されると聞き覚えのある名前を告げられる。
雪の高校生活はどうなってしまうのか!?
彼女たちの呪いは解けるのか!?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-04 07:58:59
254795文字
会話率:27%
僕はシンガーソングライター――イエス・キリストの福音を広げる歌を作り、唄っている。だが信仰は大スランプ中。クリスチャンになってからヒット曲が一つも与えられない。なぜだ、と戸惑いと不満を感じる僕にキリストが与えた答えは一人の女性だった。彼女の
名前は斎藤楓(さいとう・かえで)、耳が聞こえない女性だった……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-02 10:44:04
18897文字
会話率:24%
「真っ当に社会で働くことにも才能の有無がある」
これが私の4年間を費やして出した答えだ。だから、私は会社を辞めた。
家にいても親にやいのやいの言われるだけだから家出した。
その先に待っていたのは、一人の女性だった。
最終更新:2024-11-28 23:52:04
15837文字
会話率:48%
新選組の天才剣士・沖田総司を推す田舎病院の女医・柊明日香。彼女は沖田総司忌であるその日、電車を乗り継ぎ墓参りに向かっていた。その道中、沖田総司を庇ったことでトラックに撥ねられてしまい、幕末に転生する。彼女が転生したのは、沖田総司の恋人として
ファンの間で知られている石井秩という名の女性だった。
これは、沖田総司に生きて欲しいと願う一人のファンガが、現代の医療知識やチート医療キットを用いて、沖田総司はもちろん様々な人を救っていく物語である。
厄介オタクに常識は通用しない。そう、歴史が変わることなど、推しが幸せでいることに比べれば、些事なことなのだから。
※本作は沖田総司メインなので、新選組の面々は少し出るぐらいです。
秋の歴史2024『分水嶺』作品。
前中後の3話構成。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-31 20:16:00
20793文字
会話率:54%
アフメド医師にとってサラは最愛の女性だった。最も近くにいたのにも関わらず、彼女について知らないことがあった。そのうちの一つが窓のそばで祈る彼女の姿だった。サラは何を祈っていたのか?
サラの祈りについて気になっていたのはアフメドだけではなく
、二人の友人ブシュラもだった。調香師であるブシュラのアトリエにある日突然やって来る若い新聞記者ウムト、ブシュラは彼にサラについて話してみる。ウムトがサラの祈りついて解き明かすことは星を掴むような話かもしれない、それでも彼のことを信じてみた。そこにも祈りに似た何かがあった。
エジプトの政治家マルコは、医師として許されないアフメドの望みを水を飲むように受け入れる。アフメドは彼の黒く不吉な影に気が付いていたのだろうか?全ての光を集めるように陽光の下に立っているダリヤ、病院の中庭で立ち尽くす彼女の姿はウムトにはあまりにも眩しかった。
カモミールが病院の中庭にあるベンチのそばで咲いている。花の香りと花弁の奥底にある真実は何か?ウムトはサラの祈りに辿り着くことができるのか?古いカセットテープから流れる音楽がアフメド医師を包み込んでいる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-10 22:00:00
418958文字
会話率:38%
「セリス、お前との婚約を破棄したい。その冷たい目に耐えられないんだ」
セリスは昔から表情が乏しいせいで、美しいアイスブルーの瞳は冷たく見られがちだった。
そんな子爵令嬢セリス・シュトラールは、ある日婚約者のギルバートに婚約の破棄を告げられ
る。挙句、義妹のアーチェスを新たな婚約者として迎え入れるという。
その結果、体裁が悪いからとセリスは実家の子爵家を追い出され、第四騎士団──通称『騎士団の墓場』の寄宿舎で下働きをすることになった。
第四騎士団は他の騎士団で問題を起こしたものの集まりで、その中でも騎士団長ジェド・ジルベスターは『冷酷残忍』だと有名らしいのだが。
「私は自分の目で見たものしか信じませんわ」
──セリスは偏見を持たない女性だった。
だというのに、ギルバートの思惑により、セリスは悪い噂を流されてしまう。
しかし騎士団長のジェドも「自分の目で見たものしか信じない質』らしく……?
そんな二人が惹かれ合うのは必然で、ジェドが天然たらしと世話好きを発動して、セリスを猫可愛がりするのが日常化し──。
「照れてるのか? 可愛い奴」「!?」
「ほら、あーんしてやるから口開けな」「……っ!?」
一方で婚約破棄をしたギルバートのアーチェスへの態度はどんどん冷たくなっていき……?
無表情だが心優しいセリスを、天然たらしの世話好きの騎士団長──ジェドがとろとろと甘やかしていく溺愛の物語である。
短編は日間総合ランキング一位!9/9
ありがとうございます!
短編版は五話の途中辺りまでになりますが、それまでも加筆がありますので、良ければ冒頭からお読みください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-27 06:32:46
126160文字
会話率:44%
「セリス、お前との婚約を破棄したい。その冷たい目に耐えられないんだ」
セリスは昔から表情が乏しいせいで、美しいアイスブルーの瞳は冷たく見られがちだった。
そんな子爵令嬢セリス・シュトラールは、ある日婚約者のギルバートに婚約の破棄を告げられ
る。挙句、義妹のアーチェスを新たな婚約者として迎え入れるという。
その結果、体裁が悪いからとセリスは実家の子爵家を追い出され、第四騎士団──通称『騎士団の墓場』の寄宿舎で下働きをすることになった。
第四騎士団は他の騎士団で問題を起こしたものの集まりで、その中でも騎士団長ジェド・ジルベスターは『冷酷残忍』だと有名らしいのだが。
「私は自分の目で見たものしか信じませんわ」
──セリスは偏見を持たない女性だった。
だというのに、ギルバートの思惑により、セリスは悪い噂を流されてしまう。
しかし騎士団長のジェドも「自分の目で見たものしか信じない質』らしく……?
しかも天然たらしでセリスの心を乱していく。
「照れてるのか? 可愛い奴」「!?」
二人はお互いを色眼鏡で見ることはなく、無表情のセリスを、天然たらしの世話好きの騎士団長、ジェドがとろとろと甘やかしていく溺愛の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-17 19:02:03
13947文字
会話率:42%