バカラの地獄勝負が終わったカジノに、ただ虚しい静寂だけが残る。勝者も敗者も、誰一人として“救い”を手に入れられない世界。
勝ったはずの美津子(カルマシンカー)の胸にも、消えない虚しさと「また負けるかもしれない」という焦燥が残る。
現世では
娘・みゆきが新しい恋に踏み出すが、その眩しささえも自分の影を深くする。
そして地獄のカジノには「伝説の台も、そろそろ終わりか」と囁く声――
「このままでは、また負け癖に引き戻されるだけだ」
誰も救われない夜。それでも、ほんの小さな希望だけが、明日へ残る。
やがてカジノには、“新しい風”を予感させる気配が漂い始める――
次の異物は、果たして“救い”か、“さらなる地獄”か。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-18 20:00:00
1440文字
会話率:12%
住んでいた村を狂信者に滅ぼされた亜人種と人のハーフである魔法錬金術師が、同じように村を狂信者に滅ぼされた魔族の少女とその母親の命を救い、共に生活をしていく中で様々な事件や出来事に関わり、時には巻き込まれながらも、知り合った色々な種族や身分
の人達の影響を受け戸惑いつつも、母娘と共に魔法錬金術師も成長していくという日常や冒険を描いたストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-04 01:14:44
363372文字
会話率:66%
※挿絵あり
私は何も知らない。
外の世界を、人のぬくもりを、両親の愛を、言葉を、食事や衣服に対する想いを、喜怒哀楽を、自己を出すと言うことを。
難産によって母はこの世から去り、それによって父は一度も私にほほえんでくれず、暴力しか与えず、個
室に閉じ込め、幼い私には硬すぎて食べられない小さなパンを1個とコップ1杯のお水しか1日に与えてくれず、監禁されてる状態で生きてきた。
街の人たちも父のありとあらゆる行動によって私は悪魔の子と忌み子として負の感情しか向けない。
私に唯一優しくしてくれて、色んなことを、楽しいことを教えてくれたのは尻尾の長い猫さんと、脚が3本あるカラスの鳥さんだけ。
そんなある日、私は街の人たちと父の策略によりどこかの偉い人を経由して暗殺者によって殺されることになった。
そして、私と猫さんと鳥さんの前に現れたのは暗殺者さんではなく、怖い顔のすごくがたいの良いお兄さんだった。
どうして?
私は何も出来ない、何の価値もない・・・・何にもないちっぽけな存在なのに・・・どうして、みんな私を嫌うの?
私はこの世界に生まれてきたら駄目だったの?
そんな、実の両親に名前すら与えてもらえなかった私が猫と鳥の保護者と共に色々あって世界を巡り自由を、幸せを、世界の楽しさを知るために、旅をするお話し。
そして知る、実の両親が何者か。
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そして、挿絵は作者の気分で投稿していますので、結構ランダムです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-29 01:00:00
1855425文字
会話率:38%