駅前の大型書店を訪れた主人公は、かねてから気になっていたプルーストの『失われた時を求めて』を手に取る。
何巻にもわたる分厚い大作を、速読を駆使して立ち読みだけで制覇しようという挑戦だ。
最初の数ページから細やかな感覚描写に引き込まれ、深まる
興味とともにページをめくり続けるが、やがて足は痛み、腰は重くなってくる。
さらに閉店までの時間が迫り、周囲の視線も気になりはじめる。
しかし、物語が過去と現在を往還し、人の記憶が呼び覚まされるさまを追ううちに、自らの身体の不自由さを忘れるほどの没入感に襲われる。
切り詰められた時間と足の疲れに耐え、主人公は果たして長大な物語を読み終えることができるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-26 08:55:27
4007文字
会話率:0%
もう2度と手に入らないものを求め、それゆえ満たされることがないこの思い。
サービスが終了してしまったらもう2度とプレイできないのがソシャゲ。サ終に文句を言うつもりはない。プレイ体験もストーリーも記憶の中に残っている。しかし——。
これは、作られたけど日の目を見なかった設定たちに哀悼の意を表するエッセイ。
曲が全てソフト化、サブスク配信されている正統サクラ大戦シリーズにおいて、もう2度と聞けない音楽たちを望む叫び。
小説家になろうでサクラ革命を論じた唯一の作品。
※カクヨムと小説家になろうに掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-28 07:33:32
2655文字
会話率:3%
記憶と自己への内省。
他者と自己の乖離と邂逅。
最終更新:2017-08-13 16:24:41
324文字
会話率:16%
外国文学のトンデモ五大小説を選出しました。
最終更新:2015-11-13 23:14:37
1998文字
会話率:0%
相次ぐ国難に亡びゆくトカトカ国。消滅後に発見された修学旅行の手記か⁉
400字詰め原稿用紙1万枚を200字におさめた、超コンパクトな『失われた時を求めて』。
最後に<評価する>という秘孔を突いてもらえれば、私はもう死んでもいい?
最終更新:2015-03-25 03:00:00
200文字
会話率:0%