国内最大の湖であるBeーWa湖。その畔にあるS賀県立博物館「骨の館」は陸の動物をはじめ、海や空の動物たちなど、実に多種多様な生き物たちの骨格標本や剥製を常設展示している。そのため、地元小学校の社会見学の定番になったり、BeーWa湖観光のつ
いでに立ち寄った外国人客が「Oh! Cool!」と叫んだり、はたまた骨マニアの聖地と崇められたりと、それなりの好評を博している。ただし、デートスポットとしてはお勧めできないことは言うまでもない。
そんな「骨の館」には一匹の黒猫がいる。名を「クラゲ」といい、今はオフィスペットとしてここで働く学芸員たちを癒し、訪れる様々な人たちと活発に交流している。だが、ここに至るまで、迎い入れる動物で犬派、猫派と真っ二つに割れての大論争やカラス派の乱入があったものの、なんやかんやでクラゲに落ち着いたのである。
この物語は黒猫クラゲを仲間の一員として迎い入れるまでの苦難を乗り越えた学芸員たちの熱き魂の記録である。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-14 19:00:55
30260文字
会話率:48%
その国には聖女と勇者が存在した。
それぞれを擁する教会と貴族は極限までに仲が悪く、決して手を取り合えない存在だった。
そんな中、世界を支える世界樹が朽ちるという神託が下ってしまう。
中でも”聖女と勇者が契りを結び、種を成せ”という解決策に猛
反対の大論争。
聖女シャーロットと勇者テオバルド。小さなころに別れてしまった幼なじみの、両片思い恋愛もの。
※カクヨムでも公開しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-11 20:00:00
20120文字
会話率:24%
本書は『アイダシャフト』という概念を提示する哲学書です。
私の人生で感じてきた全てを、スクールカーストの物語の中にぶちこんでいます。
物語のあらすじは、
超イケメン陽キャラ高校生の時舛君が、超モテモテライフを送っていると、
ひょんなことか
ら、なぞなぞクラブと風紀委員会にダブルブッキングで入会してしまい、
それが原因で、風紀委員長のDQN女子先輩にボッコボコにされ、更にリアルスクールカーストの陰キャラガチ勢の女の子にボッコボコにされ、
それでも翌朝には健気に立ち直る時舛君でしたが、学校はこの時舛君ボッコボコ事件をきっかけに、世界大戦さながらの大論争に発展する。
というお話です。
また、本書では普通の青春小説にはないような概念を取り扱います。
例えば以下のようなトピックです。
・学校の中の笑いと舞台の笑いの違い
・リアルな空気感を加味したうえでのコミュニケーション
・体育会系と不良系のスクールカーストの違い
・陰キャラという言葉の真実
・硬派恋愛主義に対するヤリチンの弁明
・スクールカーストになぞらえた天皇批判
・性を見せ合った男女は対等の関係でいられるか
・組織の目を通した時の高校生キャラクターの幼さ
・指導者として政治をする人の精神
このように本書では様々な話題を取り扱いますが、それらの根底にあるのは『連続性VS超越性』の構図です。
本書は人の世には決して超越の力はありえず、あらゆる局面で連続性が優位とした上で、
『連続性VS超越性』の中に、新たに『アイダシャフト』という概念を提唱します。
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本作は2023年春の星海社FICTIONS新人賞の落選作品を微修正したものです。
またカクヨム様にて同一内容の作品を投稿しております。
(https://kakuyomu.jp/works/16817330659490406369)
長い作品ですが読んでいただけると嬉しいです。
皆様から率直な感想をいただけると更に嬉しいです。
作者の気持ちなど考えなくてもよいので、めっためたに批判してください。
-------------------------------------------折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-23 07:34:47
664361文字
会話率:39%
謎真理研探部。
それはミステリーの研究と真理の探究を目的とする部活動。そんな部活動だから活動実績などなく廃部の危機が訪れた。
そんな事を露知らずに入ってきた新入部員を交えて危機を脱するべく1990年に数学界で大論争を巻き起こした確
率問題であるモンティ・ホール問題の数学者たちが否定出来なかった『扉を変更したら当たる確率が二倍になる』という答えを完全に否定するために頑張る部員たちのお話。
※この作品は以前投稿したものを書き直して再投稿した物です。ストーリー部分はほぼ変わっていませんが、解りにくかった説明の部分がより解り易くなってます。
※構成としてはエピローグ以外は後半にモンティ・ホール問題の説明をしています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-19 17:13:31
42027文字
会話率:23%
数理的な魔法「数力(マティカ)」により様々な怪物(パズル)を討伐することで報酬を得られるフィロソフィ公国。数力(マティカ)を練り込んだ「数力石(マティカット)」を精製し、時に怪物(パズル)の狩猟に赴く高度な能力者は「数力者(マティカン)」
と呼ばれ、公国民の憧憬の対象であった。
あるとき、狩猟中の数力者の一団が奇妙な怪物に遭遇する。猪のような外見、顔面に菱形の毛柄、そして何より、複雑な鱗模様が目を引いた。どうやら鱗を四色以内でバラバラに塗り分けることで狩れるようだ。個体討伐は比較的容易だったが、数が多すぎる! 数力者らは一時撤収し、新たなる怪物(パズル)─「四色問題(フォーカラーズ)」の発見を首長に報告した。
一方、数力とは異なる独自能力「着脱(フェッチ)」を利用した舞台公演を生業としている芸人一座、ランゲジーズ。着脱は物体を正確に遠隔操作するだけの単純な能力だが、技を磨けば複数の物体を高速操作する演舞も可能である。
四色問題の討伐に難航していた数力者の一部が、ランゲジーズ一座に協力を要請。試行錯誤を経て練りこんだ数力「放電(ディスチャージ)」と着脱の連携により、ついに四色問題の完全討伐を果たす。
しかし、この討伐成功の報に接する他の数力者らの反応は──
──それは、数学的証明なのか?
一九七六年、当時まだ黎明期だったコンピュータによる「解決」を巡って数学界に一大論争を巻き起こした「四色問題」。問題の提起から解決まで百二十四年にわたる数学者たちの矜持と協力と訣別が織りなす苦悩と挫折と興奮に満ちた歴史を下敷きに、実在の数学者やコンピュータ言語をモデルとしたキャラクター達が躍動する数学ファンタジー。
【補記】
この作品は、
・電撃小説大賞に落選したテキストを一部改訂し、挿絵を増補したフィクションです。
・挿絵の表示を推奨します。
・縦書きに対応しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-17 00:00:00
27956文字
会話率:64%
その青年は、スナイパーライフルを片手に提げ、今宵も月を背にして笑う――夜の住人たる彼は、人呼んで「望月(もちづき)の死神」。助手の知立類(ちりゅう るい)と共に、殺し屋ならぬ逃がし屋を生業にする凄腕スナイパーだった。
そんな彼らの元に、大人
気女優・芹沢澪(せりざわ みお)を憎むそのマネージャー・長谷桃子(はせ ももこ)が、暗殺依頼に訪れる。この太陽を恨む月の訪問こそが、運命の始まりだった。
時を同じくして、文学好きの女子高生・長谷渚(はせ なぎさ)は、運命的にも、売れないバンドマン佐久間日向(さくま ひゅうが)と出逢う。彼女はラブコールを受けて新曲の作詞を担当することになったが、このことについて、メンバー内で大論争が勃発する。幸先よくいかない現実の中で、夢が叶わない現実の中で、それでも幸せを求めて渚と日向は奔走する。
シックスミックス、それは、6人の運命を繋いで、幸福という終着駅へと走る空飛ぶ汽車。midnight/midday、月と太陽、リフレクトの三つの視点で描かれる彼らは、なぜ選ばれ、どのように交錯していくのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-05 00:00:00
45266文字
会話率:43%
天界では喧々諤々の大論争が起きている。
ある天使は言う。「〈人間〉を滅ぼすべきだ。」と。
また、ある天使は言う。「〈人間〉は生かすべきだ。」と。
二派に分かれた天使たちは、天使長モノゲネスに決断を迫る。
モノゲネスは考えあぐね、神に祈っ
た。
「神よ。どうか私たちに知恵を授けたまえ。」
天使たちの声を聴き、神は一人の天使を産んだ。
知恵ある者・天使ソフィア。
彼女は使命をもって生まれた。
〈人間〉を生かすか、滅ぼすか。
ソフィアの『選択』の旅が始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-01 21:12:19
23812文字
会話率:36%
月の裏側の天体観測所が火星表面に人工物を発見!
会合周期ごとの詳細観測で、それは徐々に広がっていき街ほどの大きさになる。何なのか? どこの誰が何の目的で建造したのか??? 地球では様々な憶測が飛び交い、現地へ出向き調査を行うべきとする意
見と、余計なちょっかいは出さないほうが良いとする慎重派に別れて大論争が巻き起こる。どう対応するのが正しいのか……
2020.10Up
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-30 11:13:14
14988文字
会話率:62%
五の都。そこは不思議な力がまだ少し残る国。王女の予言で国の行く末を治めていた。
五の都の片隅にある街ハナマチ。そこには昔懐かしい風景が広がり、ぽっと紅い提灯が夜な夜な灯り続ける。
遊楽とゆう大きな宿が有名でそこでは美しい女が客をもてな
す。その通りには個性豊かな土産屋が連なり人間も同じく派手で煩く下品だ。
不幸にもそこに降り立った少年がいた。彼は別の世界から来たとゆう。名前も言葉も帰り道さえわからないところを兵隊姿でボサボサ頭の男、波護に救われる。波護は彼に名前を与え、言葉を教え、帰り道を探る手段として自分の仕事、情報屋になることを勧める。
ハナマチの一癖も二癖もある住人と関わるうちに人間の醜さ美しさを知ってゆく兎都。
そして二年後。別世界から現れた少年、兎都を知らぬものはいなくなった。
類稀な身体能力や常人離れした記憶力から才能を認められ、更に犯罪の多いハナマチの抑止力としてその力を発揮することさえあったため裏の住人は兎都のことを「ハナマチの夜を飛び回る白兎」と呼んでいた。
そのことから裏の住人最強の〝運び屋″や、その運び屋の鬼、〝砂鬼″に目をつけられ兎都は追い詰められてゆく。
それは次第に五の都の王の耳にも届き、国を巻き込む大論争へと発展してゆく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-11-18 01:25:10
43889文字
会話率:48%
××決行期限まであと一日。私は如何なる葛藤を経て決意せしか。
最終更新:2013-05-26 18:37:44
3740文字
会話率:83%
うさぎの勝ちか、それともかめか。評論家が大論争。あなたは、うさぎ派、それともかめ派?好評の「動物のお店屋さん」シリーズも。トイレでイッキ読み。ヒョウタン形のがでたら、ごめんさい。
最終更新:2009-05-07 00:01:07
564文字
会話率:86%