海に囲まれたケディアーク大陸。この大陸の歴史は、百年に一度起こる人間と魔物の――魔神と勇者の戦いとともに刻まれていった。
これまでに幾度となく繰り返されてきた争いと魔神の復活。しかしこの大陸の歴史はとある少年、レオネスに魔神が宿ったこと
により大きく変わり始める。
ある者は平和な未来を望み、ある者は大陸の未来を望み、そしてある者は引き継いできた思いを胸に戦う。
様々な思いが交錯する大陸で、物語は幕を開ける。
不定期更新になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-19 14:37:00
173784文字
会話率:63%
五の都。そこは不思議な力がまだ少し残る国。王女の予言で国の行く末を治めていた。
五の都の片隅にある街ハナマチ。そこには昔懐かしい風景が広がり、ぽっと紅い提灯が夜な夜な灯り続ける。
遊楽とゆう大きな宿が有名でそこでは美しい女が客をもてな
す。その通りには個性豊かな土産屋が連なり人間も同じく派手で煩く下品だ。
不幸にもそこに降り立った少年がいた。彼は別の世界から来たとゆう。名前も言葉も帰り道さえわからないところを兵隊姿でボサボサ頭の男、波護に救われる。波護は彼に名前を与え、言葉を教え、帰り道を探る手段として自分の仕事、情報屋になることを勧める。
ハナマチの一癖も二癖もある住人と関わるうちに人間の醜さ美しさを知ってゆく兎都。
そして二年後。別世界から現れた少年、兎都を知らぬものはいなくなった。
類稀な身体能力や常人離れした記憶力から才能を認められ、更に犯罪の多いハナマチの抑止力としてその力を発揮することさえあったため裏の住人は兎都のことを「ハナマチの夜を飛び回る白兎」と呼んでいた。
そのことから裏の住人最強の〝運び屋″や、その運び屋の鬼、〝砂鬼″に目をつけられ兎都は追い詰められてゆく。
それは次第に五の都の王の耳にも届き、国を巻き込む大論争へと発展してゆく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-11-18 01:25:10
43889文字
会話率:48%
高校二年生の及川紫苑はごく普通の毎日を過ごしていた。
でもある日突然、自らを死神と名乗る少年が現れて――!?
※多少のBL描写あり(ハグ・キス程度)
※多少の残酷な描写あり(そんなにひどくはありません)
最終更新:2012-11-24 12:00:59
276文字
会話率:34%