赤ずきんは、布の被せたバスケットの中に、バゲットと葡萄酒を入れて、おばあさんの元へ買い物に行ったんだとか。
そして、赤ずきんは、寝込むおばあさんに向かってこう言った。
「おばあさん、おばあさん。なんでおばあさんはそんなに口がそんなに大き
いの?」
その言葉を最後に、赤ずきんは食べられた。胃液で半身は火傷跡の様に爛れ、髪の毛は溶かされ生えてこない。
待つのは死、のみである。
もしも、この赤ずきんの少女の物語に、狩人が存在しなかったら。
赤ずきんは、隠し持っていたペーパーナイフで、自らオオカミの腹を掻っ切った。
女を捨て、醜い身体を噛み締めながら。
「憎いっ……憎い、何も出来ない私が憎いっっ!!お前を殺して、殺して、ぶっ殺して!!私も死ぬっ!」
そんな、純血に血濡れたとある少女の物語。
白色の終焉の森に囲まれて、雪降る大地に産まれ堕ちたは大罪人。何人たりとも、彼らの鎖は阻めない。何方共々死を望む、その名は、ヴェルギリウス。
又の名を、童話殺しのスレイヤー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-31 06:00:00
11185文字
会話率:27%
赤ずきんは、布の被せたバスケットの中に、バゲットと葡萄酒を入れて、おばあさんの元へ買い物に行ったんだとか。そして、赤ずきんは、寝込むおばあさんに向かってこう言った。「おばあさん、おばあさん。なんでおばあさんはそんなに口がそんなに大きいの?」
その言葉を最後に、赤ずきんは食べられた。胃液で半身は火傷跡の様に爛れ、髪の毛は溶かされ生えてこない。待つのは死、のみである。
もしも、この赤ずきんの少女の物語に、狩人が存在しなかったら。
赤ずきんは、隠し持っていたペーパーナイフで、自らオオカミの腹を掻っ切った。女を捨て、醜い身体を噛み締めながら。
「憎いっ……憎い、何も出来ない私が憎いっっ!!お前を殺して、殺して、ぶっ殺して!!私も死ぬっ!」
そんな、純血に血濡れたとある少女の物語。
白色の終焉の森に囲まれて、雪降る大地に産まれ堕ちたは大罪人。何人たりとも、彼らの鎖は阻めない。何方共々死を望む、その名は、ヴェルギリウス。
又の名を、童話殺しのスレイヤー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-23 06:00:00
3848文字
会話率:30%
蒸気機関や化石燃料を用いた機械文明が発達してもなお、この世界では魔術は衰退することなく、教会もまた絶対的な権威を失うことがなかった。
ある日、若き騎士シオンは叛逆の罪に問われ、大罪人として騎士団を追われることになる――その五年後、彼はとある
辺境の町で、その日暮らし同然のしがない便利屋として生活していた。
シオンがいつものように明け方まで飲み明かしていたある日、突如現れた少女が仕事の依頼をしてくる。
それが始まりの因縁――シオンは、自身の過去に清算をつけるため、少女との旅に出る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-31 00:03:06
1132204文字
会話率:47%
大罪人、ヴィクター・ヴァルプルギス。過去にひとつの大陸を沈め、世界を恐怖に染め上げた魔法使いは、四百年を孤独に牢で過ごして現在……一人の女性、クラリスに片思いをこじらせていた。
冒険へ出た彼らの目的は、世界の中心である大都会を目指すこと。
しかし彼らは旅の途中、行く先々で事件へ巻き込まれ、首を突っ込み、そして……「最高の魔法使い様」と崇められる人物によって、命と引き換えに魔力を手に入れた人間――「魔導士」が、世界各地で事件を起こしていることを知る。
力を持たないただの人間であるクラリスは、信じる正義のためにヴィクターへ共に戦うことを願う。
対してヴィクターは、人助けなんてちっとも興味は無いが――大好きなクラリスへの好感度稼ぎのため、今日もその願いに応えて凶悪な化け物相手に魔法を奮う。
生まれてこの方六百年。恋愛遍歴ゼロ。
これは初恋一年生のピュアさと、天性の凶暴さを兼ね備えた魔法使いが、冒険と人との出会いを通して少しだけ成長するお話。
※作品はカクヨムにも掲載しています。
エピソードタイトルには、カクヨム掲載時の小見出しタイトルを使用しております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-30 23:10:00
244553文字
会話率:40%
魔法で全てが決まる世界に失望した魔術師がいた。その魔術師は世界最悪の大罪人となり、追放された。
新たな弟子を迎え入れ、再び魔法至上主義のこの世界に復讐を始める
キーワード:
最終更新:2024-12-30 21:44:52
110513文字
会話率:53%
いにしえの昔。人々が暮らす唯一の小さな大陸には、五つの里が存在していた。
北方の【雪満里(ゆきみつさと)】、南方の【花散里(はなちるさと)】、西方の【風舞里(かぜまうさと)】、東方の【星降里(ほしふるさと)】、そして、大陸中央部にある【月輝
里(つきかぐさと)】である。
そこにはおのおの一人の【巫女姫(みこひめ)】と呼ばれる、天神地祇を統べる存在がおり、彼女らの神託やお告げによる祭政一致の政治が行われていた。
【巫女姫】は神が純潔の少女にのみ与えし宿命である。
選ばれた乙女には、十五歳の誕生日までに、身体の一部に【聖紋】と呼ばれる不思議な紋章が表れる。それがすなわち、国家を背負うことを宿命づけられた【巫女姫】となる証だった。
花散里の聖都【散花(さんか)】に暮らす少女・淡雪(あわゆき)は、新たな巫女姫・真珠(しんじゅ)が立つ儀式である【誓願の儀】の朝から、奇妙な胸騒ぎに襲われていた。
住まいである孤児院で水まきをしていたところ、不審者に腕を取られ、草蔭に拘束される。
侵入者の正体は、星降里の巫女姫を殺害した大罪人として指名手配されている、藍晶(らんしょう)だった。
その瞬間、彼が手にしていた青い勾玉に反応し、淡雪の胸元に巫女姫の証である【聖紋】がなぜか浮かび上がる。
花散里には新たな巫女姫がいるはずなのに、なぜ……?
巫女姫と五つの里を巻き込んだ、淡雪たちの冒険が、今始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-30 12:00:00
32757文字
会話率:34%
日本で普通の大学生だった"春野 陣"は、ある日異世界へと転移し、大魔法使い"ジン"として世界を救った英雄となった。しかし、その平和も束の間、弟子のシエラと共に「魔法災害」を調査中、空間の裂け目に巻き込
まれてしまう。
目覚めた先は、日本によく似た世界。しかし、そこは魔法が廃れ「魔兵器」という技術に変わった未来の異世界だった。この世界では、魔法は過去の遺物として扱われ、人々の記憶から忘れ去られつつあった。
そんな中で出会ったのは、一人の少女アイネ。彼女は「大罪人」と罵られ街中で迫害を受けていた。さらに、彼女の幼馴染で優等生のシェンナも、アイネとの関係に葛藤を抱えていた。アイネが大罪人と呼ばれる理由――それは彼女の曾祖母でありジンの愛弟子、シエラが魔法を兵器化し、封印されたはずの魔物を解き放った大罪人とされ処刑されていたからだった。
魔兵器もろくに使えずバカにされるジンだったが、やがてその圧倒的な魔法の力に周囲が驚愕していく。一方で、アイネは迫害を受けながらも優しさを忘れずに真っすぐ周りと接し続けることで、徐々に理解者を増やし、やがて街の英雄として称えられるようになる。また、魔法に否定的だったシェンナも、ジンやアイネと過ごす中でその才能を開花させ、現代の大魔法使いとして成長していく。
異世界から未来の世界へ――魔法を失った世界でジンは過去の真相を追い求め、アイネは汚名を晴らすため奮闘し、シェンナは新たな自分を見出していく。学園生活を舞台にした彼らの挑戦と成長の物語が、いま動き出す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-28 23:49:09
38372文字
会話率:43%
毎週(時々隔週)金曜日の19:00更新予定
……のつもりだったけど中の人が受験生なので更新頻度がだだ下がりですごめんなさい
物語は、男と少女が出会うところから始まる
大罪人である男は少女に食料を求め
少女はそれに応える
不思議な出会い
をきっかけに
男と少女の運命は大きく変わる
さてはて、2人に訪れる明日は
晴れか、雨か、笑顔か、泣き顔か
はたまた――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-27 19:00:00
396198文字
会話率:45%
彦根かるたストーリー
彦根かるた「(ゐ) 井伊大老 鎖国の壁を 打ち破る」を題材とした物語。
高校生の主人公がトラックにはねられて飛んだ先は江戸時代だった。
主人公が出会ったのは元服もしていない井伊直弼だった。
完全空想物語です。「わからな
いからこそ空想や夢が広がる、歴史の楽しさはそこにある。」を主軸にしています。
この作品は、彦根市の情報まとめサイト『HIKO TOMO』(https://www.making-connection.com)の娯楽要素として掲載している創作物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-25 23:59:54
246331文字
会話率:45%
処刑台にて、聖剣が胸を貫く。侯爵令嬢、フェリシア・ド・オルゼリアンは18歳という若さでその短い生涯を終えた。元婚約者であり執行人の聖騎士、クラウス・ベルシュタインの手によって。度重なる大罪で死刑となった私。「どうして俺を選んでくれなかったん
だ」死に際に聞こえた愛する人の声。は?私を選ばなかったのは貴方でしょ!?貴方こそ聖女様の味方して私を裏切り、何の罪も動機もない私を悪女だと陥れたじゃない!なのに、どうしてそんな顔してるのよ…。死を受けいれ目を閉じて──あれ?目が開いちゃった。私死んだんじゃないの?どうして体が縮んで…ええ!?時間も巻き戻ってる!?死に戻った元悪役(を演じた)令嬢は、前回の記憶を元に人知れず第二の人生を歩んでいく。もちろん、今世でも貴方の幸せな未来を私なんかで縛ったりしないわ。──そうして第2人生序盤から前回と違う選択を選び過ごしているのだが……、おやおや?婚約者の様子がおかしいぞ…??折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-25 19:00:00
9388文字
会話率:17%
死にかけていたイーリスを助けてくれたのは王太子のアドリアーノだった。イーリスはその恩に報いるために必死に働いていたら、皆から“聖女”と呼ばれるようにまでなった。
しかしある日突然、兄妹の様に一緒に育ってきた王太子のアドリアーノが、イーリスを
聖女の名を騙る大罪人として魔界に追放すると言い出して……!?
不定期更新予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-22 00:30:00
12316文字
会話率:28%
ある日の放課後、帰宅途中に謎の化け物に尾行され命を狙われた高校2年生・高瀬宗一郎は天狗・彼方に助けられた。
そして宗一郎は自分が彼方のかつての仲間である鬼・紅牙の生まれ変わりであり、その紅牙は妖の世界である『幻妖界』や鬼の宝である『鬼哭
』を盗んだ大罪人として命を狙われてると知る。
前世の記憶も心当たりもない宗一郎だが、命を狙われ続けながらも紅牙の記憶を取り戻すことを決意せざるをえなくなってしまった……!?
迫り来る現実に混乱する宗一郎に、彼方は笑顔で言った。
「どうせ事実は変わらない。……せっかくなら楽しんだほうが良くない?」
そして幻妖界、鬼だけでない妖たちを巻き込んだ騒動に巻き込まれていく宗一郎は紅牙の転生理由とその思いを、仲間たちの思いを知ることになっていく──
※カクヨムにも同名義同タイトル小説を掲載しております(カクヨム先行更新)
※以前エブリスタで作者が書いていた同名小説(未完)を元に加筆改変をしています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-20 19:40:56
186824文字
会話率:28%
大罪人ばかりが収監される辺境の監獄の看守を務める伯爵家に生まれたアリアは、幼い頃の記憶にない罪で『兄殺しの令嬢』と呼ばれている。
看守の後継問題と幼さから罰せられずにいたが、成人を迎えた十六歳のある日、『兄殺し』の罰として大罪人フィリベルト
との婚姻を命じられる。
フィリベルトは四年前、一晩でとある侯爵家の邸中の者たち二百二十人の命を奪い、その凶行の一切について黙秘を貫く史上最悪の大罪人だ。
初めはフィリベルトを警戒するアリアだったが、冷静で理知的、柔和な人当たりで観察力に優れ、慎重なフィリベルトに、一つの疑問を抱くようになる。
事件の雑さとフィリベルトの人物像が合致しない。
——この男は、本当に大罪人なのだろうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-18 06:54:01
271446文字
会話率:35%
王国で大罪人が釈放された。大罪人は多くの人の命を奪い、自身が愛した恋人すらも殺し、死刑同然の罪を背負った。しかし、神はその罪を赦した。彼は何者かによって謀られたのだ。名誉も、信頼も、恋人も失った彼が次に向かった場所は、時を巻き戻る力を持つ龍
の住処だった。
彼は事件が起こる十年前に戻り、自身を謀った首謀者を探し出すことを決意する。それが彼の、大罪人の旅路。これはその一端である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-17 22:43:53
30956文字
会話率:48%
「女王陛下、……いや、シルヴィア・ローゼンハイム。あなたを王国の大罪人として逮捕する」
ある日の夜、私は臣下の貴族によって逮捕された。臣下の一人が、私の髪の毛を掴んで窓際に連れて行く。そして、城壁の向こう側で淡く瞬く赤い光を私に見せた。
「……あれは何ですか?」
私の問い掛けに、臣下はしばらく|間《ま》を置いて答えた。
「革命の火です。王都は貴族連合軍が掌握し、残りはこの王宮を残すのみです。貴族連合軍と共に戦う民衆達が、王宮の城壁のすぐ外側まで迫っています」
「……革命?」
「今夜、ローゼンハイム王国は滅びたのです」
その逮捕から約一週間後、私は民衆の前で斬首刑となり、その躯(むくろ)は一切を残すことなく、灰になるまで焼かれた……。
◇ ◇ ◇
「シルヴィア・ローゼンハイム。汝は王国にその生涯を捧げ、鎮守の神々に忠誠を誓うか?」
……え?
私は、国王の王冠が置かれた玉座に向かって跪いている。斜め前には、背の高さほどの錫杖を持つ王国国教会の大主教が立ち、私を見下ろしていた。
──これは……、もしかして、六年前の戴冠式?
私は状況を理解できないまま、ゆっくりと後方を振り返る。すると、そこには数十人に及ぶ貴族達が整列して、私に向かって軽く頭を下げていた。
──あぁ……。あの時に戻ってきたんだ……。悲劇の始まりの日に……。
私は、玉座の背後に飾られた優しく|微笑《ほほえ》む父王、故グローヴィスの肖像画をじっと見つめる。
──お父様。私は帰ってきました。今度の人生では同じ過ちを繰り返しません。必ず、お父様から受け継いだこの国と国民を守って、立派な王になります。
「私は今ここに、第十六代ローゼンハイム王国の国王に即位したことを宣言します!」
こうして、シルヴィア・ローゼンハイムの国家再建ストーリーが始まった──。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-16 13:15:15
288206文字
会話率:42%
一万人の死者を出したシュタイマルクの大火災。魔術の暴発によって起きたとされるこの惨事、犯人として捕らえられたのはたった十五歳の少女だった。
投獄から五年のときがたったある日、彼女の前に若き新王が現れる。王は大火の魔女と呼ばれる彼女の本性を見
抜いていた。
「お前はおれと同じだ。人がたくさん死ぬところを見たいのだろう?」
王は魔女を戦場に解き放った。シュタイマルクのように、戦場を火の海に変えさせてやる、といって。
彼女は命じられた通り、牢の中で五年かけて作り上げた最高傑作の魔術を戦場に放った。
世界で最も美しく、優しい魔術を。
(くそ上司にむちゃな仕事を負わされた結果大罪人となってしまった魔女の話です)
(がんばったけど限界だった女の子の話です)
(貧しさに負けず妹弟を育てようとしたお姉ちゃんの話です)
(そんな彼女のがんばりを知って、報われてほしいと心から願った青年の話です)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-15 09:50:00
30493文字
会話率:26%
大天使長、ルシフェル。
潔癖すぎるほど『善なるもの』を好む彼は、ある時ひそかに神に『地球』を見せられる。神の創った美なる星、その中の『楽園』に住まうアダムとイブの人間夫婦……。
神はルシフェルに静かに告げる。「殺そうと思う。……アダムとイ
ブを」芯から反対するルシフェルに、神は『己の不万能』を打ち明ける……。
『善』と『悪』の概念が揺らぐ、この星によく似たある星の、甘い悪夢のようなお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-14 20:00:34
119371文字
会話率:26%
魔物が蔓延る世界で人類の希望となる勇者は宿敵【魔王】が居る魔王城を直前にして逃げてしまう。
逃げた大罪人の勇者と、残された仲間達に待ち受けるのは希望はたまた絶望か…。
壮絶な勇者の逃亡劇に焦点を当てたファンタジー小説。
最終更新:2024-12-09 11:09:24
2318文字
会話率:51%
勇者と魔王による最終決戦から10年。
長きに渡る戦乱の時代は終わりを告げ、魔王が死に際に残した『迷宮』へと挑戦する時代が到来した。
勇者に憧れた少年──レイン・シュナイダーもまた、冒険者として名を上げる為、期待に胸を膨らませながら迷宮に挑
んでいた。
だが、冒険者となったばかりの彼に待ち受けていたのは、同業者からの略奪だった。
絶体絶命のピンチを、逃走中に出会った幽霊のような少女の助言によって難を逃れる事に成功する。
『ボクの名前はカシュア。10年前、勇者と呼ばれた魔法使いさ』
元勇者を名乗るその少女との邂逅により、平凡な冒険者人生を歩むはずだったレインは冒険者として急速に成長していく。
『君に協力する代わりに、二つ、願いを叶えて欲しい』
『一つは、ボクの身体を取り戻す手段を探す事』
『もう一つは──今この世界に存在する迷宮。その全てを、君に破壊して欲しい』
──だがそれは、この世界において大罪である『迷宮』を破壊するという事を条件として。
果たして少年が行き着く先は、世界を救う英雄か。
──それとも、世界を揺るがす大罪人か。
これは、勇者に憧れた少年と、元勇者の少女による、理想を追い求める冒険譚。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-30 07:31:26
67690文字
会話率:38%
とある記憶だけを失い、異世界で目を覚ました主人公(27)。
鬼族の少女と出会い、猫の宿屋で働き始める。しかし、彼が古の戦争で遺棄された「ヘリオンの扉」から召喚された大罪人である可能性が浮上。 彼は本当に罪を犯したのか? 世界に魔の手を伸ばす
狂信者集団、目覚めはじめるスキル、個性的な仲間たちと、許されざる恋が絡み合う、長編異世界ファンタジー。
※挿絵にAI画像を使用しています。AIによる画像はあくまでふわっとしたイメージの補完目的なので、本編と衣装や環境の詳細が違うなどの齟齬がみられる場合があります。その点はご了承くださいませ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-28 13:41:24
196175文字
会話率:67%
「母さんごめんよ。俺……。貴方の旦那様を殺してしまったよ……」
それは、育ての親の騎士団長をある少年が誤って剣で刺し殺してしまったことから始まった。その少年の名前はノエル。もちろんこちらの世界でも親殺しというのは、普通に首を切られたって
おかしくないほどの大罪だ。
でも天は少年を見放さなかった。なんとその育ての親の騎士団長っていうのが、実はこの国を魔族に売り渡そうとしていた大悪党だったのだ。
そして……
その日から少年は王国の危機を救った英雄と呼ばれる様になった。
いやいや、そこまでならこんなにめでたい話は無いんのである。しかし……この少年、救国の英雄などと言われながら……裏ではこの王国に反旗を翻す反乱分子の頭目をやっているのです。
えっ、少年は何でまたそんな事をやってるのかって?
少年も、もちろんそんな事を好き好んででやっているわけが無い。ただ単に彼は断りきれなかっただけなのです。なぜなら、その反乱分子とやらは、ものすごく見たた目が『おっかなかった』のです……。
遺言なのだそうですよ。先代の頭目の。
「次の頭目は……私の仇を討ってくれた者に託す……。」
そう言って、死んでしまったらしいのです。
まったく……身勝手な頭目もいたものです。
というわけで、始まったノエル少年の二重生活。はたしてこれからどうなってしまうのでしょうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-13 14:04:05
7001文字
会話率:29%