本棚は自己紹介
ミニマリストゆえ読書家だが、部屋には小説が一冊のみ
ある日、大きな本棚を買った隣人に出会う
最終更新:2023-08-27 07:32:33
1296文字
会話率:36%
「青い絵本を探してるんです」
いつの間にか私は、大きな本棚に囲まれた不思議な空間にいた。そして口が勝手に動いて「青い絵本を探してるんです」と、誰もいないのに話していた。夢でも見ているのかもしれない、そう思いながら私は本棚に近づくと、突然後
ろから声がした。
「コレ、エラブホウガイイ」
私に声をかけてきたのは、雲に乗ったインド人だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-27 00:16:59
4100文字
会話率:47%
小学五年で文具好きの桜井春は、小学生ながら秘密組織を結成している。
メンバーは四人。秘密のアダ名を使うことを義務とする。六年生の閣下、同級生のアンテナ、下級生のキキ、そして桜井春ことパルコだ。
ある日、パルコは死んだ父親から手
紙をもらう。
手紙の中には、銀貨一枚と黒いカードが入れられており、カードには暗号が書かれていた。
その暗号は廃工場の場所を示していた。
とある夜、忍び込むことを計画した四人は、集合場所で出くわしたファーブルもメンバーに入れて、五人で廃工場に侵入する。
廃工場の一番奥の一室に、誰もいないはずなのにランプが灯る「世界を変えるための不必要の部屋」を発見する五人。
そこには古い机と椅子、それに大きな本とインク瓶がある。
エポックメイキング。
その本に万年筆で署名して、正式な秘密組織を発足させることを思いつくパルコ。
その本は「シンクの卵」と呼ばれ、書いたことが現実になる本だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-23 21:11:15
136238文字
会話率:43%
「ロイ、荷物運びすらろくに出来ない君はクビだ」
ある日突然、俺が所属しているパーティのリーダーである女騎士クロナに冷たく言われた言葉がそれだった。
かけだし冒険者である俺は、クロナさんに憧れて彼女のパーティに入りたいと志願した。なん
とかしぶしぶ入れてもらえたので、俺は雑用だろうが一生懸命にやったし、鍛錬も積んだ。
しかし、彼女の「天眼」という才能看破のスキルを以しても、何一つ俺の取り柄が発見されることは無かったのだ。
そうして成長の見込みがなく、なんの役にも立たないと判断された俺はとうとうその日、パーティを追放されることになった。
あれだけ尊敬していたパーティのメンバーには殴られ罵倒された。憧れのクロナさんにも腹を蹴られた挙句、硬く大きな本を投げつけられて「こいつは全く読めないゴミ同然の本だ。こいつと共に消えろ、二度と私の前に顔を見せるな」と冷たい言葉を浴びせられた。
途方も無い悲しさと悔しさ、そして痛さに咽び泣きながらも、俺はどうすることも出来ず別の国まで強制的にワープさせられてしまう。
そうして全てを失ったはずの俺だったが――なんとクロナさんがゴミと言ってぶつけて来た本が俺には読めることが判明。
それは超貴重な魔法書であり、すらすらと読み終えた俺はそこに書かれている超強力な魔法をあっという間に習得。
一年後、俺は追放された国で超一流の魔法使いとして凄腕のソロ冒険者になっていた。周囲の冒険者からも賞賛の声を浴びせられる中、それでもクロナさん達から受けた心の傷は未だに癒えることは無い。
そんなある日、彼女達のパーティが違法薬物密売の罪で指名手配されていることを知る。
きっとこの心の痛みは、彼女達に復讐しなければ消えることはないのだろう。
そう思った俺は意を決して、再び追放された国へと赴いた。
――手に入れた最強の力で、酷い仕打ちをしたクロナさんに「お返し」をし、そのパーティを壊滅させるために。
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短編小説です! 本日完結します! 初めて「パーティ追放物」「ざまぁ」を書いてみました! 読んでもらえるととても嬉しいです┏〇ペコリ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-26 21:40:28
21447文字
会話率:45%
自分には秘密がある
家の地下室に降りて、本棚にある一番古そうな見た目をしている青緑色の特別大きな本の8939ページ、そのページの先に自分だけの特別な世界が広まっている。この先で出会った大きな猫と、自分との話。
最終更新:2022-08-06 19:18:15
881文字
会話率:24%
ある木の下に白い服の青年がうずくまって座っていた。
そんな彼を見かけた少女エミリーは声をかけ、近寄った時、鞄と見間違うほどの大きな本を青年が肩から下げていることに気付く。エミリーの興味はその本に移り、それを見た青年は気分が変わり、その本に刻
まれたある物語をエミリーに聞かせるのであった。
これは白服の青年語り屋が貴族の青年と奴隷の少女のお話を語る少し前のプロローグである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-28 10:43:06
13096文字
会話率:50%
少年は天井も玄関もない家に住んでいた。
部屋はワンルームでだだっ広く、15畳ほどある。ほとんど物はない。
部屋の真ん中には、ちゃぶ台が一つと暖炉が2つ置かれている。ちゃぶ台は正方形で一辺が1mほどである。使い古されたものらしく、方々
で色が剥げている。暖炉は大きさも色も異なる。一つは真っ青に塗られていて、大きく、少年の背丈の半分ほどもある。もうひとつはキャンプで使うような携帯型だ。
その他にあるのは大きな本棚のみである。
本棚は部屋の一辺を全て占めており、幅は4mほど、高さは2mほどある。
半分は本で埋まっていたが、半分は何も置かれていない。
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この作品は以下のサイトにも掲載しています。
https://note.com/ida48折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-04 23:28:41
14116文字
会話率:33%
とっても活発な女の子の『芽衣』は学校の帰り道、セーラー服を着たお姉さんと出会う。お姉さんは持っていた大きな本について「この物語は空っぽなの」と言うので、芽衣は『空っぽを埋める』ことに協力する。お姉さんから本を借りて開いてみると、開いたページ
が真っ白に光って、気がつくと芽衣は、逆さまの人達に、喧嘩をする身体さん、お洒落なネズミさんとのんびりとしたネズミさん……が登場する不思議な世界にいた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-29 07:44:39
6877文字
会話率:40%
アスタリア国第一王子ユドリアムは巨大軍事国家ピア帝国による王都侵攻から命からがら逃げ延びた。
アスタリア国に郷を構える少数民族のひとつ、竜使いの一族はその類稀なる身体能力と竜を操る力を持っていた。その一人、族長の娘であるテラルは幼い日の
ユドリアム王子との「約束」を果たすため、単身でユドリアム王子の救出に向かう。
「今度は私がユドを助けてみせるから!」
竜使いの一族の者だけが持つ人智を超えた異能力の発現、竜を操る使い手たちの攻防、竜使いの一族とアスタリア国建国に秘められたおとぎ話の真実。
アスタリア国の王子、王女たちの闘い。敵国であるピア帝国内に起こる政権争い。世界最小最強である鎖国の島国、東輝国の開国。すべての鍵を握る、赤毛の少女が作り出した「成功作」。すべての糸が織り合って、大きな本流を生む!
わあ、堅そうな王道ファンタジーですね、一見!それだけではなく、侵略国の皇子と敗戦国の王女のドキドキや、悪く言えば鈍感、よく言えば純粋なテラルと王子ユドリアムの仲も見所かなって思います!
相棒の竜フォアロとテラルとの会話も入れときましょうか・・・?
作者が何を言ってるんでしょう!全く!!
長編になります。1つずつが長くなっております!!誤字脱字等あるかと思いますが、楽しいものになるよう頑張っているのでどうぞよろしく!
食欲旺盛、頭を使うよりも食べることと戦うことが好きな主人公のテラルとテラルに翻弄されつつもたくましい王子ユドリアムをよろしくね!
本編「竜使いテラル わたしが王子を助けてみせます!」の閑話があります!
そちらもどうぞよろしくお願いします!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-19 11:47:25
233732文字
会話率:43%
孤高の天才発明家アル・ハワードは、へっぽこな助手インフェート・ターナーと一緒にとある喫茶店を訪れる。これは1年前。大きな本棚がある小さな喫茶店で出会った一風変わった人々と繰り広げられる、小さな挫折と大きな決意のお話。ここから話すと唐突なので
、まずは順を追って。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-31 15:19:05
464文字
会話率:0%
一番近い大きな本屋がつぶれた29歳のお話
最終更新:2019-03-02 15:15:07
355文字
会話率:0%
紙には紙の匂いがある。
紙の本の匂いにのめり込む少年は、日々、図書館で本を借りて、そのページを手繰っていた。
たとえ中身が分からなくても。
ある時、ひときわ自分の鼻をくすぐる匂いの、大きな本を発見した。
何ヶ国語も入り混じるその本は、ど
うやら進化について書かれているみたいなのだが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-05 16:40:00
3001文字
会話率:0%
新しいお話はここで生まれて,本棚にお話が仕舞われてゆく。わくわくどきどき。なみだがほろほろ。こわくてぶるり。ゆっくりでもいい,だから1日に1つだけ考えてみよう。その小さな部屋には何もない。ならばその本棚はどこにあるのだろう。
最終更新:2017-01-15 12:00:00
2798文字
会話率:0%
中一のときに同じクラスだった、高倉君。わたしはあることがきっかけで、高倉君に恋をしていた。
そんな彼と再会したのは、高三の春休み。いつも自信満々だった彼は、何か悩んでいるようで。
――大きな本屋へ行きなさい。あなたが一番長くいた本棚
が、あなたが一番興味を持っていることだ。
進路に悩む高三男女の、ちょっとした恋の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-22 14:33:38
10847文字
会話率:44%
目が覚めると真っ白い箱の中にいた少女。
そこに現れた謎の少年ムドラと大きな本。
これはその少年少女が人々の恋愛模様を覗いていくお話。
最終更新:2014-10-17 21:55:24
453文字
会話率:34%
宅急便で大きな荷物が届いた。何かと思ったら、ふすまほどもある本だった。さっそく、ページを開いてみると……。
最終更新:2014-05-24 10:42:56
1134文字
会話率:12%
壁の一面を覆う、高い天井に届かんばかりの大きな本棚であった。
「私」の読んだ本がすべて入っている、奇妙な本棚の話。
最終更新:2012-07-16 00:20:06
3114文字
会話率:15%