甘利梨子は、ゲーム理論と言う経済の講義中に、自作のミステリー小説を書いていた。そして、梨子はそのミステリー小説の原稿用紙をうっかりその講義室に忘れてきたことに気が付く。梨子は急いで講義室に向かうが、梨子の小説をゲーム理論の教授である天神冴
利(てんじんさとし)に読まれてしまう。
天神は梨子の小説を賞賛し、犯人を当てようと言う。しかし、天神から語られた犯人は、梨子が考えていた犯人とは違っていた。梨子は天神が犯人を読み違いしたのだと思い、梨子は自身の小説の推理を披露する。
しかし、天神は作者である梨子の推理をゲーム理論の知識を使い、否定する。
そして、梨子も想定していなかった真犯人を導き出していく。
そんな天神教授が大学内で起こる様々な謎をゲーム理論を使って、解決していく短編集です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-24 13:14:39
64517文字
会話率:37%
【女子高生の絞殺し、舌を切り取るといういわゆる”舌切り雀殺人事件”の捜査をする伴田と和泉は、若田から犯人の証言を得る。
しかし、伴田は若田が舌切り雀殺人事件の犯人であり、噓の証言をしていると推理する。】
甘利梨子は推理小説研究会の
後輩である善光寺美玖から、上記のミステリー小説の下読みを頼まれる。梨子はある程度の所まで小説を読み進めると、美玖に推理を披露する。
しかし、その推理は、美玖の仕掛けたミスリードであることが告げられる。梨子は後輩の仕掛けた罠に引っ掛かってしまったことを恥ずかしく思い、本当は真相に気が付いていたという嘘をつく。
梨子はその嘘を本当にするために、天神教授に推理の代行を頼みに行くが……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-18 11:26:07
13467文字
会話率:41%
甘利梨子はレポートを提出するため、才木悟教授の部屋へと訪れる。すると、その部屋には、才木教授とゲーム理論の教授である天神冴利(てんじんさとし)がいた。
そして、部屋の中に3人がそろった時、准教授である水無洋平が入って来る。その水無は、
この部屋に大切な論文のデータが入ったUSBメモリーを置き忘れたと言う。しかし、部屋の中にはUSBは見当たらず、水無はこの中の三人がUSBを盗んだ犯人がいると決めつけてかかる。
しかし、天神教授はこの密室を作り上げた真犯人の存在を論証する。
※この作品は、阿僧祇名義で、カクヨムにも投稿しています。
※「天神教授の推理ゲーム」の3作目です。基本的に、この作品のみでも分かるようにはしていますが、前2作を見ていただければ、より楽しめると思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-20 20:15:51
14744文字
会話率:38%