死が名誉とされる「ホノリア」で生活するシェミルは、ある日訪れた夏至祭で、生が美徳とされる隣国「リガリア」の少女ルーニと出会った。カルトチックな社会への鬱屈という共通点から、二人は「世直し」の旅に出ることとなる。生と死の狭間で必死に生きる二人
を描いた、残酷で愛おしいおとぎばなし。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-28 19:35:11
7870文字
会話率:60%
19世紀北部ノルウェー。そこは首都がある南部との交通が遮断された、幻想と偏見が残る厳しい地だった。
トロムソに住むアストリッドは、母に禁じられてても弾いてしまう程ピアノが好きだった。「18になったらピアノの勉強をする」そう思っていたアストリ
ッドを、しかし母は監禁してしまう。
地下牢に閉じ込められたアストリッドを助けたのは、自分のファンだと話す――心優しい魔法使いの青年だった。
そして雪の中屋敷を抜け出した2人の逃亡劇が始まった。
本文に良く出てくるクリスチャニアとは現首都オスロの旧称で,、サーミ人はスカンジナビア半島北部の先住民族です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-25 21:58:39
154238文字
会話率:38%
統一歴三五〇年。トリアス連邦共和国に十七ある州のひとつ、カタラネ州。
州都カタラネにある円形闘技場では夏至祭の名物、魔法市による東西抗争が行われていた。
かつて東と西の国が対立していた時代の名残。
土地を、金を、食料を、資源を求め人
と人が争う中、北の山脈から不思議な術を使う化物が現れた。
後に人は化物を魔族または魔物と呼ぶ。
人同士で争っている場合ではない。東と西の国は互いに手を取り合った。
夏至祭は魔族の活動が鈍る七月に行われている。魔族の脅威は低い。そのはずだった。
夏至祭を魔族が襲う。混沌の中、一人の少女が終止符を打ち、敵と共に命を落とした。
少女の名はエレナ・アグリコラ。
そしてエレナにはかけがえのない親友がいた。
これは災厄の後、英雄に残された人々の戦いの物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-12 17:00:53
8781文字
会話率:50%
アンバーは、硝子職人になりそこねた嫁き遅れ。結婚する予定だった兄弟子は王都に行ったまま帰ってこず、手紙一枚で婚約破棄された。
仕方なく彼女はもうひとつの特技をいかして、神殿で神子さまの寝かしつけ係として雇われることに。
訳ありの神子さま
のお世話をしていると、見知らぬ美形神官に求婚されるが、恋愛に対して臆病になっていた彼女は拒絶する。ところが神子さまと仲良くなればなるほど、なぜか美形神官との仲も深まっていく。
夏至祭で兄弟子に再会し復縁を求められたアンバーだったが、それを拒絶すると無理矢理連れ去られそうになる。そこへ例の神官が現れて……。
手酷く捨てられたせいで恋愛に臆病になってしまった頑張り屋のヒロインと、人間不信に陥っていたヒーローの恋物語。ハッピーエンドです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-08 22:15:08
24846文字
会話率:62%
夏至祭が始まる少し前。僕らの目の前に現れたのは二人の奇妙な旅人だった__魔術師と名乗る異国の旅人を匿う青年に、次々と不思議な事件が起こる。砂漠の孤独な町を守る氷の木、ガラスを通した不思議な魔法。極めつけに、夏至祭をきっかけとして街全体の時間
が少しずつ昔に戻り始める。元凶はやはり、招かれざる客たちなのだろうか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-27 23:26:22
156726文字
会話率:53%
昨日は夏至だったそうですね。
昨日今日とねむの木の花がとても美しく咲いていたので、詩を書きたいな、と感じました。
ねむの木の花言葉は「歓喜」「胸のときめき」。
中国では夫婦円満の花なんだとか。
なのにこの内容。う〜〜〜ん(汗)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-22 16:51:48
285文字
会話率:0%
大森林から来たゆるいエルフと、森のそばに住むばーちゃんの話。
最終更新:2022-03-16 11:14:30
3994文字
会話率:40%
その森の奥には、祝福を与えた妖精との約束を破り、滅ぼされた王国があった。
その国の最後の子供となったアンディエールは、婚約者である妖精の王子が成人する日に、お祝いの晩餐として贄になる事が決められている。
そんなアンディエールの手には、偶
然手に入れた、特別な祝福を授かった一本のナイフがある。
けれども、そのナイフを使おうとした夏至祭の夜に、アンディエールの噂を聞いた一人の美しい妖精が部屋にやって来た。
これは、妖精達に育てられ、誰からの愛も得られなかった一人ぼっちの王女の復讐の作法と、愛情の形を知らない孤独な妖精の王様の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-31 16:30:46
42276文字
会話率:37%
私は日本の宮城県の田舎町で生まれ育ち、スウェーデンはヘルシングランドのハルガ村へ旅立った。そして故郷の宮城に帰郷するも、縁あってハルガ村へ嫁いだ。これはそんな“私と彼女の物語”。
最終更新:2020-05-01 15:00:00
5514文字
会話率:39%
テレジアの異変から二ヶ月。ロイドはハルリスに帰郷し元の学生生活を送っていた。呪いから解放されたエレナとの日常。学友との大学生活。年に一度の夏至祭の季節。そして、襲来したティア・パーシスのお守り(?)。ロイドはこの荒波を乗り越えることはでき
るのか。
反して、水面下で起きつつある魔術儀式。突如ハルリスを覆う濃霧。そして目の前に現れた仮面の男。異変に脅かされつつあるティアを守るため、ロイドは動き出す。
それは過去の贖罪からくるものか、それとも―――
◇タイトルに3とありますが2をとばしても問題ありません。1は読まないと途中から分からない部分がありますのでご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-30 01:07:12
165839文字
会話率:36%
人喰い野獣は辺境に棲んでいる。
野獣たちは旅人などを襲って食糧とし、繫殖期には村の幼児をさらって儀式食として用いていた。
ある時、村の男ギィは森で野獣の仔と出会う。
可愛げのある動物だったので家に連れ帰り、娘フアニのペットにした。
幼獣はロ
ンガと名付けられ、村の人気者になった。
二年後、夏至祭りの宵に村は人喰い野獣の襲来を受け、ロンガは初めての実戦を経験する。
そして、取り返しのつかない過ちを犯してしまう・・・
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-19 23:36:47
34630文字
会話率:10%
十五歳のメアリは五歳年下の妹で美少女のマリアンナに嫉妬していた。両親も近所の人々も皆、愛らしいマリアンナとメアリを引き比べ、醜い姉と天使の妹、と噂していた。その年の夏至祭のパーティーに、メアリはクラスメイトのクリスにダンスに誘われていた。嬉
しくて、ワンピースを新調して時間を待っていたのだが、ワードローブを見直してみると、ワンピースが無くなっていた。マリアンナを問い詰めると、隣人にあげてしまったと言う。怒ったメアリは妹と母を罵り、家を飛び出した。しかしその後、メアリは姿を消してしまった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-10 00:05:34
9209文字
会話率:36%
翌日に15歳の誕生日を迎えるカティヤは、夏至祭の日、森で倒れていた小さな男の子を助けるためにベリーの果汁を口移しで飲ませていたところ、気を失ってしまう。カティヤが目覚めると、側にいたのは自分と同じ年頃の少年だった。ニューリと名乗った少年は、
「君が助けたのは僕だ」と主張するが、カティヤは納得がいかない。そんな中、カティヤが『精霊の花嫁』であることが判明する。人外の者と結婚する運命を背負い「恋をしてみたかった」と嘆くカティヤに、兄のヴィルヨが「恋なら俺とすればいい」と言い出して……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-24 22:00:00
99795文字
会話率:39%
夏至祭りをめぐる、幼馴染とのどこにでもありそうな恋愛話。
【水面の月 海の果て】幼馴染のフレイ視点バージョンです。先にエイラ版を読まれることをお勧めします。
前作執筆当時はほんわかした性格の男の子のつもりで書いていましたが、今回、彼の心情
をつらつらと書いていったらちょっとヤンデレ風味?な若者になってしまいました。
毎日22時頃に更新予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-24 22:00:00
26276文字
会話率:30%
夏至祭りをめぐる、告白する前に振られてしまった幼馴染とのどこにでもありそうな恋愛話。
こちらはエイラ視点です。
最終更新:2016-05-20 11:54:05
19417文字
会話率:44%
ベルヌス族の族長には美しい双子の娘がいる。
男勝りな姉のウルスラと女らしい妹のギーゼラ。
北方の地にはうわさが流れていた。帝国の新しい総督にして副帝を兼ねる男は、ベルヌス族の娘を花嫁に望むのではないかと。
夏至祭の日、帝国の副帝がベルヌス族
の集落にやってくる。そしてその夕べ、とある事件が起こった。
ウルスラは副帝の命を救い、そして彼から婚約を申し込まれる。
政略上の理由で婚約を交わしたふたりだったが、次第に心惹かれあうようになっていき……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-13 18:00:00
27018文字
会話率:42%
拙作「群青の空の下で」に出てきたコリンシアとティムを主人公にした外伝。
「タランテラの悪夢」と呼ばれた内乱が集結して6年。立派な若者に成長し、晴れて竜騎士となったティムは復活した夏至祭の飛竜レースと武術試合に挑む。
年齢差がもどかしいコリン
シアと身分差に悩むティムのちょっとじれったい恋物語……の予定。
独特の世界観がありますので、「群青の空の下で」をお読みいただいた方がよりわかりやすいかと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-17 00:00:00
133232文字
会話率:47%
9人の神々と、9つの国。
この世界は10の国に分かれ、1つの国に対して1人の神がいた。
人々は自分の国の神を信仰し、その神が支配する魔法を使うことができた。
しかし、プラティ族と呼ばれる一族は信仰すべき神も、住むべき土地もなかった
。彼らは世界中を旅してまわり、楽器の演奏や、踊り、占いなどで日々の生活費を稼いでいた。そして『夏至祭』と呼ばれる祭りのために、年に1回集まるのだ。
これは、そんなプラティ族の物語である。
少し変わったものが読みたいというあなた、プラティ族と一緒に世界中を旅をしたいあなた、笑い、涙、ホラーを求める欲張りなあなたに、おススメです!
R15はそのうちいろいろあるよってことで、つけました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-08 12:00:00
70255文字
会話率:44%
ハロウイーンについて考えていることを書きました。(ブログで二重投稿あり)
最終更新:2015-10-29 21:27:57
1116文字
会話率:0%
砂漠のオアシスの畔に栄える集落で暮らす少年・ラクシオは夏至祭の夜に、神剣の使い手に選ばれる。その剣は“影と”呼ばれ恐れられる怪物に対抗できる唯一の武器だった。その日を境に少年の平凡だった人生は一変、ラクシオは過酷な戦いに身を投じてゆく。―
―――後に大帝国を築く少年の成長を追った正統派冒険譚、ここに始まる! 神秘あり魔法(魔術・呪術)ありの古代風ファンタジーです。目指すは予想を裏切らない話! 更新が少々停滞します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-01-31 22:01:58
8878文字
会話率:36%
以前、自分のブログに載せた作品です。
夏至祭りが近づく夜、ふたりは星空を眺めていた。
沙茄は星をつかまえることのできる巫女のひとり。
彼女は少年のために、祈りを込めて星をひとつ落とそうとする。
最終更新:2011-08-13 20:15:05
690文字
会話率:32%