ゾンビを浄化出来るのは、俺の声?!
ゾンビ✕恋愛のハートフルなストーリー!
広告代理店の下請けで働く前田廉太郎は
無趣味、無個性、素人童貞の冴えない男だ。
そんな前田は、新型のアレに罹って二週間会社を休み、そして復帰後最初に目に入った
のは……
同僚の一人である乙成の変わり果てた姿だった。
彼女のゾンビ化を浄化出来るのは前田の無駄にいい声だけだと分かると、
ゾンビ乙成に執着されてしまう前田。
はたして、乙成のゾンビ化を完全に消し去る事は出来るのか……
無趣味、無個性、素人童貞の前田の平凡な日常は、ゾンビ乙成によって少しずつ変わっていく……
ホラー要素は皆無の、ほのぼの日常系です!
拙い文章ではありますが、是非ともよろしくお願いします!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-18 21:11:34
398715文字
会話率:55%
廃墟で育った高校生、百鬼弐弧は ある日スマホのサイトで幼馴染みに似た化け物の絵を見付ける。
不安に駆られて廃墟に戻った弐弧の前に現れたのは 変わり果てた姿になった幼馴染みだった。
運命に導かれて出会った紅い目の少年と 共に戦い、共に成長して
いく学園ダークファンタジー。
R15相当のグロテスク表現があります・閲覧の際にはご注意をお願い致します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-26 22:59:46
142161文字
会話率:17%
ここは夜の美しい都市、〈インザヘル〉。かつては賑わっていた都市でも、今は変わり果てた姿になってしまっている。ビルの窓は割れ、地面のコンクリートには穴が空き、悪党に荒らされたような跡が各地に見られる。昔のような夜景の綺麗な都市に戻したいという
一心で計画された〈インザヘル復興大作戦(リバイバル)〉。主人公であるレインボー・サインナーズはこの計画に参加することになった。普通なら格が高い第一官位である人が参加するべきだが、第二官位であるレインが人数合わせで参加することになった。レインが一人で戦っても勝てるわけがない。そう感じた〈インザヘル復興大作戦(リバイバル)〉の計画者は助っ人である〈コンバット〉をつけた。レインは〈コンバット〉に一目惚れをしてしまう。〈コンバット〉の危険性も知らずに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-02 01:04:35
104542文字
会話率:56%
異世界に突如転生した青年、ゴルド。意識を取り戻した彼の姿は、かつて人だったものとはかけ離れた、ゴーレムという魔法生命体のものだった。自らの変わり果てた姿に戸惑いつつも、この世界で生き抜く覚悟を決めたゴルドは、広大な遺跡で迷い込んだ少女、リー
ネと出会う。
リーネは、家族を探すという使命を胸に抱え、この危険な遺跡に足を踏み入れたのだという。彼女の手には、運命的に選ばれた剣――“守護者の剣”が握られていた。しかし、その剣には謎めいた力が宿っており、リーネ自身の心の強さが試されるという宿命があった。
剣の封印を解くため、遺跡の試練に挑む二人。襲い来る黒い獣、謎の守護者、そして剣の背後に隠された世界の真実――全てが二人を待ち受ける。試練を乗り越えた先にあるのは、剣の本当の力か、それともさらなる絶望か?
だが、これが冒険の始まりに過ぎないことを、彼らはまだ知らない。守護者の剣が指し示す先には、リーネの家族をめぐるさらなる悲劇と陰謀が待ち構えていた。剣の力を狙う強大な勢力、そしてゴルドの記憶に潜むこの世界との意外な繋がり。ゴーレムの体を持つゴルドと、運命に導かれる少女リーネが織りなすこの冒険は、やがて世界の存亡を賭けた戦いへと繋がっていく。
「守りたいもののために――。」
ゴーレムと少女の異世界冒険譚が、今始まる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-21 16:34:13
8354文字
会話率:49%
人類にとって保護対象である種の人外ローガン。ある日、仲間が人外専用の収容所に捕まった聞き、不審に思ったローガンは収容所に潜入してみることに。しかしそこで聞いた話は謎が深まるばかり。やっと見つけた仲間は酷く変わり果てた姿であった。ローガンは仲
間の姿を見て心が歪に変貌。人類に対する復讐を誓う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-02 14:28:17
24370文字
会話率:45%
チャットgptとクトゥルフ神話TRPGを行う。AIは何処まで探索者と同じように動けるかと言う実験の経過である。(もしも誹謗中傷やクレームと判断できるコメントがひとつでもあれば即削除します。)
登場人物
白川(チャットgpt)
イリヤ(kp
c)
※kpc……キーパープレイヤーの訳。作者が探索者としてシナリオをプレイしている。
【概要】
近未来の世界では、人類は火星開発に本格的に乗り出していた。探索者たち は火星開発基地に送り込まれる研究員やエンジニアたち。火星では、すでに 基地に居るという研究員が出迎えてくれることになっていた。しかし、探索 者たちが到着しても、彼らは一向に出てこない。探索者たちが彼らを探そう と基地の奥へ行くと、そこには研究員の変わり果てた姿があった。
(火星より 作者コウノスケ様)
https://booth.pm/ja/items/216901
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-12 16:19:10
7261文字
会話率:47%
「お姉さま、ずるい! どうしてお姉さまばっかり!」
男爵家の庶子であるセシールは、王女付きの侍女として選ばれる。
ところが、実際には王女や他の侍女たちに虐げられ、庭園の片隅で泣く毎日。
それでも家族のためだと耐えていたのに、何故か太り出して
醜くなり、豚と罵られるように。
とうとう侍女の座を妹に奪われ、嘲笑われながら城を追い出されてしまう。
あんなに尽くした家族からも捨てられ、セシールは街をさまよう。
力尽きそうになったセシールの前に現れたのは、かつて一度だけ会った生意気な少年の成長した姿だった。
そして健康と美しさを取り戻したセシールのもとに、かつての家族の変わり果てた姿が……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-20 21:33:23
18976文字
会話率:35%
魔力を持ち操る者を魔女・魔術師と魔力を持たぬ人間は畏怖を込めてそう呼んだ。
魔術協会とユリウス国。彼らが住まうところは違えど、同じ言語を扱い順調に交流が行われてきた。
だが、どうしても深く関わり合う上で些細なことで諍いは発生してしまう。どち
らに非があろうとも1vs1なら勝つのは決まって魔女、魔術師側。謝罪し和解までいくものの人々も腹の中ではよくは思っていなかった。
長と国王は永久問題として頭を悩ました。このままではいずれ対立を招いてしまうと策を模索している時、事件はついに起きてしまった。
報復の意を込めて、あるいは無関係に、ある時人の操る荷馬車は長の一人娘。魔女の娘を轢き殺してしまった。
後に対面することになった我が子の変わり果てた姿、亡骸を前に長ら両親は崩れ落ち、あまりの悲惨さから参列者らは復讐を誓った。
彼らに同調する者も多くおりあわや戦争にまで発展しかけた時、当時のユリウス国の王が謝罪し当事者を秘密裏に魔術協会に差し出した。
長らは、彼を前にして瞳を揺らし、然れど生きよと述べた。
この者を殺せば心は幾分晴れるだろう。だが、我々二間の関係に埋めようのない亀裂が生じることになる。..娘は..あの娘は...ユリウスのこと...大好きと言っていたんだ...。だから...せめて...。帰ってくれ。二度と俺らの前に姿を現すな...。
国王...協会の内部が落ち着くまでしばらく関係を絶つことを許して貰いたい。
絶縁状態の関係のまま王ら長らの寿命が尽き、代代わりしても関係性は変わることはなかった。
だが、白の魔女、ホワイトリリー。絶大な魔力を持ちし者の出現により事態は好転。彼女は人々のために力を振るい魔女の価値を示し続けた。
その甲斐あって徐々に二間の蟠りがほどけていく。
しかし、同時に、国王は危惧した。
白の魔女が味方のうちは頼もしい。
だが、もし、もしも、その力を我々人間に向けることがあったなら...。
そんな折、魔術教会の長と名乗る者から信じられない提案を受けた。
白の魔女を消すため我自ら力を貸そうではないか。
成功した暁には、我々魔女、魔術師と、人間、昔にあったような関係性を取り戻したいと思っておる。我らの代で、また歩みを共にしようではないか。
差し伸べられた小さな手を目にし、迷うことはなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-08 16:00:00
45570文字
会話率:28%
オリジナル設定を入れたケーキバースです
フォークを『ロンド』
ケーキを『ワルツ』という呼び名に変えています
『喰う』には、唾液を舐める、血を吸い上げる、キスなどの行為も含まれています
世界線が共通の連作短編
登場人物は毎回変わります
⚠︎
死別、カニバリズム
他サイトにも掲載しています
1『獣になれない傍観者』
庶民の主人公はお金持ち男子高で魅力的な同級生と友達になる
でも彼はロンドで、ワルツの先輩を脅迫し、無理やり体を喰う悪人だった
主人公は共犯者にさせられて…?
2『扱いやすい優等生』
大学卒業後、警察学校に入学した主人公は、優秀な高卒採用者のよくない噂を聞く
彼はワルツで、ロンド嫌いだった。体を使って、気に入らないロンドを退職に追いやったらしい
3『性悪な兄は腐りかけ』
弟は、自分の体がないと飢えてしまう
兄である主人公は、ワルツ体質を利用して、弟を言いなりにしていた
「喰いたいなら僕を気持ちよくして?」
「上手くできたら、たくさん喰わせてあげるからね」
4『美味しくなろうね』
学生時代、自分に意地悪をした男に「死ね」と言葉の呪いをかけた主人公は、偶然、彼と再会する。美しかった彼はすっかり変わり果てた姿になっていて…?
5『うしろめたい体』最終章
外商員の主人公は、顧客に美味しい肉を提供する。無事に気に入ってもらえたけれど、その肉は顧客の死んだ恋人の肉で…?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-25 00:00:00
139543文字
会話率:45%
呪いの森に住む意地悪な魔女は、美しいお姫様に嫉妬し、呪いの力で彼女の顔を醜く変えてしまう。
絶望するお姫様。
けれど彼女の変わり果てた姿を見た王子様は、なぜか気にする様子もなく……。
童話風コメディです。
「カクヨム」にも同一内容で投稿し
てます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-01 22:21:38
8092文字
会話率:29%
※手元では完結済みの作品です。よって、エタりません。
※暗いエピソードもありますが、ハッピーエンドを確約します。
「トライ、お前はこの勇者パーティーから抜けてもらう」
はあ。代わり映えのしない言葉に、僕は飽き飽きとする。これで僕は勇者
に17327回追放されたことになる。それも当然。だって、戦闘では全く役立たずの不遇職、盗賊なんだから。
追放される際に、帰ってきたら話したいことがあるという、勇者のパーティーの一員であり、幼馴染のキュア。彼らの帰還を待っていたが、ダンジョンのボスとの戦闘に敗れ、必ず変わり果てた姿で帰ってくるのだ。
彼らを救い出すために、ユニークスキル【死に戻り】を駆使して、僕は命を繰り返す。17327回勇者から追放されても、勇者たちを救って見せる。僕は絶対に諦めない。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-01 17:22:13
67099文字
会話率:46%
同じ学生アパートの隣りの部屋に住む遠藤メイからメッセージをもらい、部屋を訪ねた高橋カンナが見たのは、キッチンに倒れ頭部が真っ赤に染まった遠藤メイの変わり果てた姿であった。
「きゃああああーーーー!誰か、誰か警察を呼んでくださいっ!」
まだ夜が明けきらぬ早朝、アパートに悲鳴が響き渡った。
そしてこの後、現場に警察が到着するまで20分の空白の時間があった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-03 10:18:53
2708文字
会話率:50%
少し前に「カクヨム」で宙色紅葉として出していた小説です。
友人たちの変わり果てた姿とウハウハな生活に嫉妬、もとい正義感を燃やした主人公が天誅を下すお話です。
【あらすじ】
主人公である遠野茜は、五年前に亡くした親友二人の墓参りに行った帰り
道、交通事故に遭ってしまう。
轢かれたと感じた瞬間、白い謎の空間に飛ばされた彼女だったが、アカネはその状況に既視感を持つ。
これ、異世界に転生するのでは……!? 小説で見たことあるヤツだぞ!?
現実に未練の無かったアカネはテンプレの如く現れた神、ユリステムに土下座し、
「私に凄めのチートと美貌をください!! ゴージャスなチーレムライフを送りたい!!」
と、頼み込むもあっさりと断られてしまう。
どうやら彼女は力を失ってしまい、異世界に転移させることはできても転生させ、チートなどを与えることはできないのだとか。
転移か事故死か……
アカネの答えは勿論、異世界転移である。
また、転移の間際、ユリステムに、
「五年前に転生した親友の近くに転移させる代わりに、向こうで自分のことを布教して欲しい」
と頼まれる。
なんでも、向こうで布教されることによって力を取り戻し、異世界にいる姉に会いに生きたのだとか。
ユリステムに同情したアカネは二つ返事で頷いた。
無事に異世界転移したアカネは、早速、王都で聖女をしている親友の元へ会いに行く。
しかし、この国は異世界転移者と転生者が妙に優遇される国だった。
小心者で根っからの市民なアカネは町ゆく人々のお祭り騒ぎにすっかり怯える羽目になる。
きっと親友であるミドリも震えながら日々を過ごしているはず。
ミドリにも私にもチーレムなんて夢のまた夢……
そんなことを考えながら王城を進んで行ったアカネだったが、そこで目の当たりにしたのは立派なチーレムを築き上げ、イケメンにちやほやされる変わり果てた親友の姿だった。
初めは圧倒されるアカネだったが、徐々に嫉妬に燃え、
「チーレムなんて! チーレムなんて! 驕りの境地よ! この遠野茜が天誅してやるわ!!」
と、ユリステムに貰った能力を使い、ミドリの生前のお宝「R-18同人誌」をイケメンたちに暴露することでハーレムを崩壊させた。
城にいられなくなったミドリと、彼女ガチ恋勢を引き連れ、アカネはもう一人の親友を天誅すべく、隣町へと向かう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-15 00:32:59
102679文字
会話率:23%
第3次世界大戦が勃発し、4足歩行の大型兵器XAAG2-007、通称7号機のパイロットだった美月は、敬子によって意図せずに死んでしまったのだった。
気が付くと、彼女は前世好きだったSFロボットアニメCELESTIAL NEXUSの世界のメイン
ヒロイン蓮の前にいた美月。変わり果てた姿の蓮により、敬子がCELESTIAL NEXUSの世界に転生していて、何でも敬子により世界が危機に瀕していることを教えられる美月。そこで、美月は蓮に頼まれるがまま、CELESTIAL NEXUSのエンディングまでに生き残りつつ、敬子の目論見を止めることにするのだった。
これは、SFロボットアニメの世界に転生した美月がグリムムーンに搭乗して、世界を救うまでの話。
※作者はロボアニメあまり詳しくないので、至らないところが多いかと思います
※更新頻度は遅めです折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-29 18:44:20
10173文字
会話率:56%
春休みの終わり頃、友人から恋文めいた遺書が届いた。彼の「一生のお願い」を叶えるべく指定された場所に向かうと、そこでは変わり果てた姿の友人が待ち受けていた。
6話くらい。
最終更新:2024-02-23 16:51:37
19039文字
会話率:34%
エレンシアには愛するデレスという婚約者がいた。そのデレスが変わり果てた姿で川辺で見つかった。
彼は男爵令嬢ファリアと心中を図ったらしい。
あああ、どうして、どうして?どうして?嘆くエレンシアにビルド王太子が、熱烈に求婚する。どうか、私と結婚
して欲しいと、エレンシアは受け入れる。新たな生活に幸せを感じていたエレンシア。だが、忘れたころに過去の傷を思い出させるような出来事が。- 王妃の器 ー エレンシア視点。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-26 14:38:05
9077文字
会話率:28%
アリル王国の王子が、何者かによって殺された。
犯人として疑われたのは、王子の婚約者である聖女イーリア。
妹の恨むような視線の中処刑されたイーリアは、その4年後、孤児として転生した。
そしてイーリアが処刑されてから20年。
聖女を失った
アリル王国は、魔物の被害によって、変わり果てた姿になっていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-07 18:01:09
11233文字
会話率:30%
とある男性の異世界転生記。
聖夜に登山を行っていたら、土砂崩れに遭い変わり果てた姿に。その後『友人』の手引きによって混ぜ込まれ異世界に送られます。
その世界の名前は数多に存在する異界、位階、次元断層の中の一つの世界。
幻想の世界、幻界『ウ
ィスタリア』
その星にはいくつかの国家が存在します。大きく分けて、竜の帝国『ドラゴニア』、聖王国家『サンクト=ヘルメシュタイン』、大樹の王国『スロートリング』、機械帝国『メインズゲート』、空の皇国『フロートセンス』、大海を統べる大国家『グランアズール』
自分が送られたのは大樹の王国の大陸加盟国『ファルネリア』でした。
そこではまた別の意味で変わり果てた自分と、その土地で出逢った友人達と心情風景が繰り広げられます。
ただ、この世界は魔物や魔王が存在し、更に生命体その物を憎む化物まで存在する仕末。
女性として生まれ変わった自分はこの世界で出会った友人や仲間達とどの様な未来が掴めるのでしょうか?
何だか段々と雲行きが怪しくなって来ました。
それでもきっと、自分達は希望を掴み取れると信じています。
投稿は不定期、残酷描写、エッチな展開、同性愛描写有りです。それでも良ければご覧下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-02 17:46:11
513176文字
会話率:34%
「彼女を殺した償いをしてもらいます。」
都市から遠く離れたとある集落で、主人公ミスタは平凡な生活を送っていた。魔力が全てと言われる世の中で、彼の魔力はまさかの0。けれどもミスタは幸せだった。その理由は、自分には勿体ないほど完璧な許嫁、ニケ
の存在だった。彼女が居ればどんな苦難も乗り越えられる。
はずだった。
自らの夢を追うため集落から旅立った許嫁は、変わり果てた姿で帰ってきた。そんな彼女を殺したのは、誰よりも彼女を愛していたミスタ自身だった。
失望に打ちひしがれる彼の目の前に現れたのは、己を「死神(新人)」と名乗る銀髪碧眼の少女。
「貴方は殺人を犯した。その罪を償うため、私と共に来てもらいます。これから旅先で出会う100人の死を見届けなさい。貴方がこの世の死の在り方を見届けた後───私が貴方を処刑します。」
これは、農村に住むしがない少年が、一夜にして人殺しになり、美しい死神と出会い、この世の真実を知る。その記録である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-17 16:42:41
11946文字
会話率:39%
目の前で燃え広がる炎。足下に見える黒い影。
その先に見えたのはかつて、自分の悪夢を見せた城の変わり果てた姿だった――
かつては田舎貴族の子爵令嬢として生まれたエミリア・ハールトネン。牧草に塗れながら大口を開けて笑う日々。貧しいながらも幸せ
な日々だった。優しい兄と幼馴染の少年と愛馬のハミル、厳しいけれど優しい母と、蜂蜜のように甘いけど芯の通った賢い父。エミリアは貧しくても健やかに活発に育っていた。
そんな幸せな日々は、突然崩れていった。
母が何者かに殺され、エミリアはルター公爵に拐かされた。目的はエミリアの父への復讐。エミリアは光も届かない地下室で少ない食糧で労働を強いられた。女がやらないような仕事まで強いられていたが、味方のいない場所では助けは期待できなかった。
このまま、生きるか死ぬかの瀬戸際で苦しみ続けなくてはいけないのだろうか。生きる希望も見出せないまま生きていると、ある日突然隣国の軍が攻めてきた。混乱に乗じて地下室から出ると、城は原型を留めないほどに壊されていた。
どこに行くことも出来ずにいると、ルター公爵に見つかり捕まってしまった。
敗戦国として金、土地、糧、武器、あらゆるものを取り上げられ、王家や公爵家から娘を差し出すことも求められた。愛娘を差し出したくないルター公爵はエミリアを娘だと偽って差し出した。
その時、彼の男の心を揺さぶった。
「まさかお前が献上されるとは夢にも思わなかった」
エミリアの目の前にいるのは、幼馴染の少年の面影を残した青年ルドヴィク・ガルデッラだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-03 19:00:00
6059文字
会話率:49%