―いま我々が生きている世界と近く、それでいて遠い場所
多くの被害をもたらした『大震災』
生き残った人々は、新たに発見された『オリハルコン』と名付けられた鉱物
その鉱物から得られる半永久的なエネルギー、『エーテル』によって活気を取り戻そうと
していた
しかし繁栄がもたらしたのは平和だけではない
利権を巡った戦いも爆発的に増えていったのである
さらにエーテルによって動く巨大ロボットであるメタル・トルーパー[MT]の発明も、争いに拍車をかけるのであった
エーテルによる争いは個人や企業を越え、新たに発足された国々をも巻き込んでいくのであった
数十年の時を越え、二つの大国が生まれた
一つは王国『アーストン』
もう一つは帝国『ガスア』
この二つの大国の戦いは、日を追うごとに激しくなっていった
しかし五年前の休戦により、互いの侵攻は停止
一時的とは言え両国の間に平和が訪れていた
だがその間にも、両国は周辺国を吸収し侵略に備えていた
――新西暦56年 3月
アーストンの少将スコット・オーウェンは片田舎にある町工場にて、一人の青年と再会する。
その名はユーリ・アカバ。
かつての少年兵、そして『アーストンの白い死神』と呼ばれた英雄であった。
この二人の再開が大きく時代を揺るがす事を、誰もまだ知らない。
※以前投稿した「MT―メタル・トルーパー戦記」のリテイク版となります。
※「カクヨム」にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-04 05:50:00
84522文字
会話率:47%
いま我々が生きている世界と近く、それでいて遠い世界。
多くの被害を払った『大震災』より数年。
生き残った人々は新たに発見された半永久的なエネルギー『エーテル』によって活気を取り戻そうとしていた。
しかし繁栄がもたらしたのは平和だけではない
。
利権を巡ったいざこざも爆発的に増えていったのである。
さらにエーテルによって動く人型兵器であるメタル・トルーパーの発明も、争いに拍車をかけるのであった。
エーテルによる争いは個人や企業を越え、新たに発足された国々をも巻き込んでいくのであった。
数十年の時を越え、二つの大国が生まれた。
一つは王国『アーストン』
もう一つは帝国『ガスア』
この二つの大国の戦いは、日を追うごとに激しくなっていった。
しかし五年前の休戦により、互いの侵攻は停止。
一時的とは言え両国の間に平和が訪れていた。
だがその間にも、両国は周辺国を吸収し侵略に備えていた。
――新西暦56年 10月
アーストンの少将スコット・オーウェンは片田舎にある街工房にて、一人の青年と再会する。
その名はユーリ・アカバ。
かつての少年兵、そして『エースキラー』と呼ばれた英雄であった。
この二人の再開が大きく時代を揺るがす事を、誰もまだ知らない。
※以前投稿した「MT―メタル・トルーパー戦記」のリテイク版となります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-14 18:59:49
5321文字
会話率:41%
帝国の第三皇子・ラスティは“無能”を宣告されドヴォルザーク帝国を追放される。しかし皇子が消えた途端、帝国がなぜか不思議な力によって破滅の道へ進む。周辺国や全世界を巻き込み次々と崩壊していく。
ラスティは“謎の声”により無人島へ飛ばされ定
住。これまた不思議な能力【無人島開発】で無人島のレベルをアップ。世界最強の国に変えていく。その噂が広がると世界の国々から同盟要請や援助が殺到するも、もう遅かった。ラスティは、信頼できる仲間を手に入れていたのだ。彼らと共にスローライフを送るのであった。
【登場人物】(随時追加)
①ラスティ・ヴァーミリオン
男/十六歳/元第三皇子
②スコル・ズロニツェ
女/十六歳/聖女
【無人島】
①果物など食料豊富
②農業可能
③要塞化しやすい
④たまにモンスターが沸く
⑤ダンジョンも多数存在する
【無人島開発】(スキル)
①ラスティ専用の特殊スキル
②無人島をカスタマイズできる
③小屋や家を建てられる
④武器や罠を設置できる
⑤モンスターをペットして使役できる
【世界情勢】
①無人島(安全)
②ドヴォルザーク帝国(衰退)
③グラズノフ共和国(崩壊中)
④連合国ニールセン(崩壊中)
⑤エルフの国ボロディン(不明)
※少しスローペース更新かもです
※手直しする場合がございます
※他のサイトでも掲載中です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-04 01:18:46
851054文字
会話率:47%
勇者が魔王を倒して二年、世界は平和を享受する前に、戦後復興に追われていた。
魔王軍の残した爪痕は深く、国々に余力はなく、故郷を失った戦災難民への支援は十分とは言えない。
そんな中、橋の国“呪われた王女”ローレンティアは国をまたぐ一大部隊、銀
の団団長に任命される。
彼ら銀の団の目的は、戦災難民のために魔王城を居住区へと改築することだった。
―――これは厄介払いの計画だ。
そう評する彼女の元に、探検家、泥棒、傭兵、狩人、商人、鍛冶師、農家……様々な専門家達が集う。
彼らは互いの技術と構想を持ち寄り、未だ魔物達が棲む巨大ダンジョン・魔王城へと挑んでいく。
魔王城攻略、モンスター生物学、資源利用の模索、政治の駆け引き、集団生活…………。
これは、勇者と魔王のその後の話。
戦後の時代の最前線、彼らは、魔王城で生きた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 19:32:10
2633002文字
会話率:28%
とある大陸では勇者と魔王が自身の理念の為に争いを続け、とある大陸では正規軍と反乱軍が熾烈を極め、とある大陸では大陸統一へと国々が争いを繰り返し、人の存在しない大陸でさえも魔獣たちが王の座を賭けて日々を争いに費やしていた。
──ここは争い
の絶えない世界。
そこに今より800年程前に世界の全てを滅ぼしかけた大いなる厄災が蘇る。
混沌に混沌が重なっていく世界で誰がどう生きて、誰がどう考えて、どう行動していくのか?
そして、1000年を生きる不死者の彼と、同じくらいの年数を生きる不老者の彼女は、世界で生きる人々に何をもたらすのか?
これは世界を舞台にした人々の物語。
──ただし然程シリアスな物語ではない。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 19:08:24
180393文字
会話率:42%
覇権主義国家ヴァレリア帝国。
その国は肥沃で広大な土地と豊かな資源を抱え、優れた技術力で高い国力を誇る国でもあった。
そして、覇権主義の名の通り、ヴァレリア帝国は周辺諸国への侵略と併呑を国是としており、拡大政策の名の下に隣国に積極的に侵略
戦争を仕掛けてはそれらの国々を併呑し、その領土を広げていた。
そんな帝国にある時、一人の姫が生まれた。
その名をアルメリア・フォン・ヴァレリアといった。
彼女の出自は帝国が征服したある王国の姫君を母に、帝国の皇帝を父に持つ。
これは、後に『白銀の戦乙女』と讃えられる事になる帝国に生まれた姫君の、血と屍で埋め尽くされた覇道を歩む物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 19:00:00
100380文字
会話率:47%
ある日突然、日本人だけが進化した。
それにより世界の様相が変わった。
日本人を恐れた世界の国々がついに日本に戦争をしかけた。
進化した日本人たちは抵抗したが、大国の強力な破壊兵器を防ぎきることはできなかった。それから15年。今は休戦状態では
あるか火種は無数にあり、いつまた攻められるかわからない。総人口が半減し、都市部は破壊され、敵国の人型破壊兵器やホムンクルス、キメラなどが跋扈する日本を旅する50歳のおじさんの物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 17:18:25
89267文字
会話率:32%
魔術師として魔法軍のエリートコースを歩んでいた男が、とある事故を原因に女となりすべての能力を失いながらも、再度立ち上がっていく性転換ものの物語です。
男女の感覚の違いや好みの違いを描きながら、一人の人間としての成長していく姿を描いていきたい
と考えております。
またその主人公の冒険奇譚、そしてそれを取り巻く国々の歴史群像も楽しく表現していくつもりです。
基本的にいろいろな理不尽を撃破していく楽しいお話にするつもりなのでお付き合いいただけると幸いです。
ジェンダーバイアス的な思想やジェンダーギャップ的な環境をあえて入れています。気になる方もいらっしゃると思いますが、主人公がどう乗り越えていくかもお楽しみください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 07:15:38
223366文字
会話率:22%
世界は、突如現れた**“異形”によって蹂躙された。**
空と海は封じられ、国々は孤立。人類は、滅びの淵に立たされた。
とりわけ日本を襲うのは、「鬼」や「妖」。
それに唯一対抗できるのが、「戦将」と呼ばれる選ばれし者たちだ。
魂を削り、異形
を討伐する彼らは、特務機関〈桜華〉に集い、“人類最後の希望”となった。
戦将を志す少年・信条崇真は、
歴史上の偉人の記憶を宿す武器《戦武》を手にする。
その二振り――それは、かの剣聖・宮本武蔵であった。
二天一流の剣が、現代に蘇る。
崇真の刃が滅びゆく世界を切り拓き、
人類の未来を懸けた、壮絶な戦いの幕が、今、開かれる。
※本作は、VR訓練・異能武器・近未来の日本を舞台にした〈和風バトルSF〉です。
※本作品は他サイトでも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 21:03:12
30246文字
会話率:59%
勇者ヒンメル亡き後の旅を続ける魔法使いフリーレンは、ある日、図書院で発見した一冊の魔導書に導かれ、はるか南の砂漠の国々を目指す。
そこに記されたのは――「祈りによって広がった文明と、神の名のもとに交わされた知の契約」――
フェルンとシュタ
ルクとともに、かつて“聖なる言葉(アラビア語)”が交わされた土地を旅しながら、
「神とは誰か」「知とは何か」「敵と共に暮らすとはどういうことか」
をめぐる、静かで深い時の旅が始まる折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 19:20:47
10405文字
会話率:71%
大小数多の国々からなる、広大な大陸…“祝福を受けし大地、ラ・フェリューテラ”。その南部を占める三大王国の一つ、エヴァンニュ王国にある山の麓の小さな村、「ヴァハ」———
その村には、この国ではまず見ることのない、銀の髪の若者が住んでいた。
彼
には周囲の人間に疎まれる、複雑な事情とある秘密があるのだが…。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 23:21:05
3435456文字
会話率:41%
魔術が存在し、人と亜人が生きる世界。
妖魔と呼ばれる魔力集合体が各国を襲撃していた。
国々は妖魔に対抗する為、歴史上初となる連合体制を取り、各国から有用な人材を輩出した連合軍が結成される。
妖魔との戦いが長く続く中で、英雄的な活躍をする者も
現れる。彼らには『〜〜の英雄』という称号が与えられた。
ある争いの最中、『救国の英雄』と呼ばれた青年が魔弾に撃ち抜かれ死んでしまう。撃ち抜いたのは妖魔ではなく、一人の兵士だった。
軍法会議が開かれ、殺意はなく妖魔を狙った流れ弾だったと弁明するも、『英雄殺し』とされ死罪が宣告された兵士は、3日の猶予を得る。
自身の死刑が執行される前に真相を見つける。
これは『流れ弾』が真実を貫く物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 15:49:09
282671文字
会話率:51%
クラウツリーア大陸。四王国二帝国からなる世界である。バルダネリア帝国、マリネリージ王国、ゼイドーアン王国、ゲルマーシア王国、ベラルテ王国、ダウニシア帝国である。これらの国々は条約を結んでおり、大陸には平和が訪れている。そんな時勢、一人の若者
が冒険者としての第一歩を踏み出そうとしていた。彼の名はアルフレッド。アルフレッドはバルダネリア帝国生まれであり、帝都ハイドエールの冒険者ギルドを訪れていた。そこでは様々な経験豊富な冒険者たちが活動しているn。まだレベル1のアルフレッドは、まずはギルドの登録手続きを行う必要があった。登録後、彼はギルドから初めての冒険に向けての依頼を受けることができるのだ。
今、冒険者アルフレッドの、レベル1からの旅立ちが始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 10:39:34
337423文字
会話率:37%
ここは神に見捨てられし世界……。
魔王歴15年……世界の5分の1は魔王によって支配されていた。
各国々には魔王に怯えて服従する者、抵抗しようと剣を掲げる者、また他国を攻め領土拡大を狙う者がおり、世界の至る所で戦火が上がっていた。
そ
んな世界の東大陸の小さな国『オレンシア』の片隅にあるピピス村。
物語はここから始まる。
このファンタジーは長い旅路の中で様々なドラマに遭遇し、成長していく若者たちの汗と涙と笑いの物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 19:40:04
2108197文字
会話率:29%
鏡よ鏡、この世で1番美しいのは、だあれ?
それは、白雪姫でございます。
では、この世で1番醜いのは、だあれ?
それは、........あなたです残酷女王様。
創造神イリュリアが創造したとされる、イリュリア大陸。
そこには、五つ
の国々が均衡を保ち、独自の文化と繁栄を謳歌していた。
東側、鍛治の国フェルナールは、地底深く眠る鉱脈を掘り起こし、武器を産み出す。
西側、剣の国カルヴァーンは、魔法の力を剣に宿し、勇敢な戦士を育成する。
南側、海の国アクアリスは、広大な海を舞台に交易を繰り広げ、繁栄を築き上げる。
北側、雪と氷の国サナリスは、凍てつく大地に閉ざされながらも、独自の文化と誇りをもつ。
中央のザルキア帝国はイリュリア神の聖地とされ。広大な領土と強大な軍事力を持つ。
しかし、その均衡は今にも崩れ去ろうとしていた。
これはサナリスの美しき姫、ノエルを巡る残酷な物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 17:24:11
8035文字
会話率:39%
ある程度平和な文明を築いていた惑星アリオルムは、テイホ国とメクスム国の2つの大国からなる連合国と、20余の小国からなっていて、その中で「癒し」という独特の特殊能力を民の全てが持つ国…ミアハがあった。
ミアハは極小国で、地を癒す者セレス・
人体を癒す者ティリ・植物を癒す者レノの3つの種族があり、それぞれのコロニーに分かれて生活をしていた。
そのミアハ国は、少し前からある事情でセレスが消滅の危機に陥っていて…
ミアハの主軸的存在であるセレスの消滅は、時間の問題で他の種族の崩壊に繋がって行く為、ミアハの為政者的存在の長老はその危機を回避すべく、日々奔走していた。
そんなある日、100年に一度くらいのペースで出現する変異の子がレノに産まれる…
一方、最近ワープ技術を手に入れた連合国は、宇宙での活動にその技術を大いに活用し、周辺の星の探索で国全体が沸いていた。
その中で、惑星でありながら恒星からの日照時間には独特な色彩を放つ星を発見するのだが…
その星は近づいて調査する内に、華やかな色彩とはウラハラにとても危険な星という事が徐々に判明する。
その星を巡り大国の活動は活発になって行く中…母星アリオルムではある深刻な問題がじわじわと表面化していた。
母星救済の目的も相まって、連合国の動きは色々と複雑になって行き、ミアハ国はその中で大国のエゴに翻弄されて行く…
実はミアハの民は古のある約定により、次第に大国によるヌビラナでのプロジェクトに巻き込まれて行くのを抗う事が出来なかった。
母星アリオルムの危機やセレスの滅亡を救う為、変異の子を軸にミアハやそれを取り巻く国々の様々な愛憎や人間模様を描く、SFファンタジー作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 16:00:18
819490文字
会話率:45%
遥か昔ある世界の野心高き若き皇帝は大陸を手中に収めるため悪魔と契約を結んだ。人外の力を持つようになった皇帝は大陸中の国々を滅ぼして遂に自らの願望だった大陸を遂に手中に収めた。それから時が過ぎて年老いた皇帝の愛した存在である妃や子や孫達は悪
魔との契約により人に仇なす人外の者として大陸中に恐怖をまき散らして生きていく事になった。己の所業が招いた結果だったが皇帝は深い後悔と絶望してこの世を去った。残された子孫達は魔人と言われて大陸の住人に恐怖された。それから数百年、人や亜人達は魔人達の支配を受けていたが反旗を翻して魔人達に戦いを挑んだ。百年にも及ぶ戦いの中で人や亜人達は魔人達を封じていった。魔人達が封印されてから幾百年大陸にはいくつもの国が生まれていった。ただ一人眠りについていて封印されなかった皇帝の孫娘で魔人の一人であるアルナは大陸の外れの地方にある廃城で目を覚ます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 15:41:44
6576文字
会話率:78%
魔族の王と人間そしてエルフの連合軍が争いを続けてきた世界ハルウニア。
その世界で人間達とエルフの連合軍は魔族の王の軍を打ち破り魔族の王を封印した。それから400年、人間は増えて様々な国々が生まれた。
魔王の脅威が去ったハルウニアでは人同
士の争いが始まった70年も続いたその争いはやがて終戦を迎えた。
かつて魔王を打ち破った勇者の生まれ育ったアストリア王国に剣聖と言われた神聖ルファール王国の騎士は援軍として来ていた。戦争が終わった時、騎士はアストリア王国の女性を愛して騎士の身分を捨ててその女性とその王国で生きる事を選んだ。妻に先立たれ病で息子夫婦も失ったその老人は孫と2人で暮らしていた。
剣聖といわれた祖父と幼いときから剣の稽古をしてきた青年は祖父のような騎士を志していた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-12 16:44:02
84492文字
会話率:74%
流星群の日、大きな流れ星が導いたのは大木の下の子供。
孤児院に拾われた子の名はユミト、
ユミトは明るく元気な子供に育った。
ユミトはシェーニエ先生から聞く世界の歴史や文化のことが好きでキャンプの仕方や植物、剣術を勉強し、ついに自分でその世界
の景色を見るために冒険に出掛けることにした。
しかし世界へ旅立ったが各国々はとある問題を抱えていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 21:30:55
4054文字
会話率:43%
ガラハイド国と〈天の民〉軍との攻防戦に勝利し、ガラハイド国を後にしたカナンとエイデン。ふたりは、半ば強引についてきた予言者レディ・マリエルと彼女の護衛の騎士スヴェアと共に、〈地の民〉の全ての貴族と聖王家の家系図が保管されている系譜図書館を訪
れる。その目的は、カナン以外の七賢者の血を引く者を探す為であった。
しかし、エイデンが危惧していた通り、他の〈地の民〉国々が、辺境の小国にすぎないガラハイド国が強大な〈天の民〉軍を殲滅した「秘密」を探り出し、その力……すなわちカナンとアリアンテを手に入れようと動き出していた。
そして、〈天の民〉側もまた、ハランの最高位にして〈庭園〉の守護者テンペランスが、〈地の民〉でありながらアリアンテを持つカナンの存在に注視していた。
さらに、カナンの周囲にはアニガン卿の影もちらついて………折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 13:39:12
89459文字
会話率:37%
七十年の時を経て、はるか北方の空中都市に住まう〈天の民〉が再び〈地の民〉への侵攻を開始してから九ヶ月。
戦況は膠着し、戦線から遠く離れた〈地の民〉の国々ではまるで戦など起こっていないかのような平穏な日々が過ぎていた。
たった一人の身内
であった祖父ワクトーの死後、生まれ育った村を出た薬師の少年カナンは、流れ着いたプレストウィック国の領都の薬屋で住み込みで働いていた。
領都は表向きは平穏であったが、隣国ガラハイドの予言者の告げた不吉な予言が密やかに人々の心を不安にさせていた。
その予言によると、七十年前の先の大戦では越えられなかった天然の要害・ギズサ山脈を越えて、〈天の民〉の軍勢がここプレストウィック国に攻めてくるというのだ。
母親の身分が卑しいガラハイド国の若き領主を蔑んでいるプレストウィック国領主アリダールは、予言を携えてやってきたガラハイド国の使者を無下に追い返したが、その直後から国中の地の水晶をかき集め始めていた。
〈天の民〉は地の水晶には触れる事が出来ないという言い伝えがあったからである。
そんな中、カナンの雇い主の薬屋の主人が、報奨金欲しさにカナンが水晶の首飾りを持っていると役人に密告してしまう。
その水晶の首飾りは祖父の形見であった為、領主に献上する事を拒否するカナン。
激怒した役人がカナンを捕らえ、力づくで彼から首飾りを取り上げようとした時、突如黒衣の男が現れる。
この謎めいた黒衣の男エイデンとの出会いによって、カナンは天と地ふたつの民の存亡をかけた戦いに巻き込まれていくのであった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-13 12:39:34
117452文字
会話率:38%
〈彷徨える戦姫〉
それは、英雄ユリア・ジークリンデの現代における異名のひとつである。
かつて世界を脅かす怪物〈黒きもの〉を倒し、混沌としていた世を鎮めた亡国ヴァルブルクの姫君。
その名は歴史に刻まれ、今でも多くの国々で語り継がれて
いる。
しかし、彼女に関する歴史には、多くの謎が残されている。
時には功績や、その存在すらも疑われることもある。
どれが史実で、どれが創作なのか、人々の判断を惑わす──ゆえに〈彷徨える戦姫〉と呼ばれるようになった。
だが、彼女は生きている。約千年の時を超えた現代に。
今となっては少数となった、多種多様な姿をした種族──星霊とともに。
そんな彼女の心にあるのは、英雄としての栄光と、久遠の『星』。
そして、永遠に消えぬ心の闇と感情の淀み。
彼女は、その闇と淀みを抱えながら、過去を生き、今を彷徨い続けている。
手に届かない過去の『星』を求めて──。
かつて世界を襲った〈黒きもの〉の正体については、千年ほどの時が過ぎた現在でも未だに解明されていない。
それと戦った彼女であっても、詳細はわからないという。
だが、〈黒きもの〉は、それから一度も現れていない。
過去のようなことは起きないと予測していいだろう。
──そうだといいのだが。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 13:34:08
371091文字
会話率:49%
世界を巻き込んだ百年にわたる戦争が終結し五十余年。文明は後退し多くの技術が失われたが統治者により国々の再興は進んでいた。しかし国は戦前より縮小し統治できなくなった土地はいまや無法者たちが支配する断頭地区となり、二つは完全に分断されていた。
そしてある日、カリブンクルスという国でレオンという正義感溢れる貴族の少年が断頭地区へ誘拐される事件が起こる。犯人は教授と呼ばれる男、男は狂っていた。対極に位置する人間によってレオンは苦境に立たされていく。次々と降りかかる試練にレオンは生き残り国に帰ることができるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 12:50:39
50163文字
会話率:57%