竜宮城の侵略からしばらく経った頃。水の惑星で目を覚ました武。地球に現れた更なる脅威。乙姫の不思議な夢。そして、全てが揃った時。新たな危機が地球を襲う。
水の失われ神々第二部。
竜王決戦編。
最終更新:2024-11-12 21:49:24
19434文字
会話率:28%
陽皇国。
それは、神が住み、神に守られ、封じられた国だった。周知はされず、二千年の間、その姿を世界から隠し続けていた。
ある日、陽皇国藍省に一隻の船が辿り着いた。
四海竜王によって、守られている筈の海から訪れた者たちは、領分を如何なる手
段で通り抜けたのか。藍省元老院である、蒼郭園は、その者達が何者かを知る為、探りを入れる。
それ等は、ある人物を探しに来たと言った。
その者の名は、ユーリック。
来訪者と同じく、十五年前に異邦人として、白仙山より白神に導かれた者の名前だった。
蒼郭園は、腹の中に抱えた物を隠しながら、姜悠李と名を変え、杏省で校尉として生きる女を、藍省に呼び寄せた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-10 08:31:59
104536文字
会話率:45%
死は生に依りて来たる。
宜しく其れ生にて初まるを見死にて終わるべし。
応に生を嘆くべし。
死を恐る勿れ。
―――――――――――『死不怖論』
”恐るは死よりも生である”
空に聳える金翅鳥が住まう天界。
金翅鳥を従える空の王、迦楼羅天。
海域に構える龍宮に住まう龍族。
その美しい宮は四海竜王に護られ、”乙姫”の加護により君臨する海城。
そしてその間に聳える人間たちの暮らす地上。
3つの世界の均衡を護るために立ち上がったのは新任の”乙姫”とその騎獣”白麒麟”。
果たして、二人が選んだ三域を護る術とは―――?
死を恐れず今を生き抜くふたりの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-04-13 18:57:32
6223文字
会話率:21%