人間や動植物が住まう世界・顕界(けんかい)、神と崇められる霊獣が天上に住まう世界・天界(てんかい)、異形が跋扈する世界・鬼界(きかい)。これら三つの世界、通称三界(さんかい)は密接に繋がっており、輪廻転生すると伝えられていた。
また顕界で
は鬼門と呼ばれる空間のねじれが生じ、それを通じて鬼界から異形たちが流出するという現象が多発していた。その鬼門を封じ、尚且つ異形たちの暴虐を食い止める役割を与えられたのが、霊獣憑きの双子たちである。彼らは鎮守官(ちんじゅかん)と呼ばれ、異形の討伐に特化した稀有な力を霊獣たちから授けられていた。中でも四神をその身に宿す折節四兄妹は四天王と呼称されていた。
ある日、四兄妹は鎮守総監の一人である天宮桃也が突如行方不明になったという知らせを受け、約一年振りに再会を果たす。そして、桃也の不在によりこれまで封印されていた大鬼門が開き、強力な異形が跋扈してしまう。中には四凶(しきょう)と呼ばれる最高位の異形の姿も。四兄妹は四天王の威信にかけて四凶と対峙し、死闘を繰り広げる。
兄妹であるが故の確執、嫉妬。また双子として、霊獣憑きとして生まれた運命に対する嫌悪と反抗――。様々な感情に翻弄されつつも、折節四兄妹と彼らを取り巻く鎮守官たちは現実に立ちはだかる苦難に立ち向かい、仲間と共にそれを乗り越えていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-04 10:19:54
28615文字
会話率:47%
仙界。
それは矛盾した理さえ許容する、仙人たちが暮らす世界である。
仙界には高い知性を備え、仙術さえ操る生き物――仙獣たちもいる。
劉剣は仙界で修行する道士である。
彼には頑なに守り続ける信念があった。
攻撃仙術を一切覚えようと
しなかったのだ。
腕を磨き続けた劉剣は、仙人の資格を手にする一歩手前まで成長する。
しかし、彼が仙人昇格のために言い渡された試練は通常のものとは難易度の桁が違った。
それは仙獣の中でも特別な、四柱の悪神『四凶』の捕獲であった。
死地ともいうべき艱難辛苦に劉剣は挑戦する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-07 16:34:22
21057文字
会話率:36%
妖の実在が認知された世界。
異形の力を体に宿したフツーの後ろ向き人間マガツ。
四凶相談所の尊大なロリBBA主様、根暗同僚女、マスコット
4人?で協力したりしなかったり依頼(討伐、護衛、運搬、妖犯罪に関わるもの等々)
を請け負い解決していく物
語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-04 11:43:43
73780文字
会話率:39%
平和な王都で、砦の四凶将をやっかいになった王家は暗殺に刺客を雇う。偶然、四凶将に殺害された女とかかわった。旅の冒険者ノノとロッシュは、四凶将の酷い仕打ちを目撃し。彼らに挑むことに。
初だけどシリーズの一作。わかりやすくなってます。異世界ア
クションを読んでチョ!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-24 15:07:20
22692文字
会話率:68%
カインプロジェクト全年齢版で書いたものがBANされたので、18禁版で書き直した際消したものを再録。
多分21鬼と霊符(18禁版の黄銅)からがヤバかった。ので赤銅までのせます。
18禁が読める方は比較すると方向性が変わっているので、全年齢版を
続けていれば18禁とは別の結末になったでしょう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-20 10:56:42
49325文字
会話率:61%
中国妖怪四凶が一柱、「渾沌」として目覚めた私。人の子として残り少ない寿命をどう有効活用するか色々と模索する話でございます。
最終更新:2020-02-27 14:15:12
1078文字
会話率:0%
ゲームの世界に入り込んでしまった者たちの話。四つの国、青龍、朱雀、玄武、白虎に分かれて戦う八人の話。
本文②より一部抜粋
四国主となった者は、この世界を守ってください。
四凶となった者は、この世界を滅ぼしてください。
四国主と四凶は
戦います。
プレイヤーであるあなたは、以下八人のうちの一人になります。
四国主であれば、世界を守り、繁栄に導き、英雄になってください。
四凶であれば、四国主を倒し、この世界を崩壊させてください。
国土の消滅、または四国主が消滅すれば、四凶の勝ちです。
四凶が消滅すれば、四国主の勝ちです。
国土の消滅とは、すなわち国の補佐である二人の消滅を意味します。
作者としては、設定だけで本編はちょっと修正必要な感じです。時間という素晴らしいものがあれば、したい……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-01 20:52:54
60523文字
会話率:59%
地球とは別次元に存在するパラレルワールド。この世界の地球では魔法が存在し、霊獣と呼ばれる魂の半身たる獣を従える者たちがいた。
そして日本の京都の位置に存在する国ヤマト。ヤマトの帝の子である親王ワタルはある日帝から征夷代将軍に任命され魔の
討伐の為に東の地に行く事に。たどり着いた土地では悪神である四凶が人々を苦しめていた。
部下と共に四凶と戦うワタルだったが最後には自身の霊獣である応龍と一体化して四凶と共に天に上ってしまう。残された人々はワタルの事を天上の皇子と呼び末代まで称えるのだった。
それから30年後。大陸を挟んでヤマトとは反対側にある島アルビオン。その地に30年間天で眠り突けていたワタルが降り立った。しかしそれは新たなる動乱の始まりでもあった。
これは前に書いていた『天上の巨神』をファンタジーに書き直したものです。ファンタジーに書き直したので一部設定やキャラの役割、ストーリーが異なります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-15 20:56:08
9007文字
会話率:50%
『ヴァーミンズ・クロニクル』第三の外伝は本編シーズン6に登場した柵木豊穣の過去と現在を描く。『反乱の四凶』で唯一明確に語られなかった彼女の過去が今明らかに(なったとして誰か得する奴は居るのか)!?
最終更新:2014-04-04 03:51:48
6122文字
会話率:47%
僕、矢倉真悟は小学六年生の時の自殺未遂が原因でしゃべることができなくなってしまった。医者だった母さんは僕の心の療養という名目で、東京から萬島という瀬戸内海になる小さな島に移住した。
それから、三年後。僕のところにとある美女がやってきた。
彼女は覚という妖怪で、何を思ったのか自分を食べてほしいと言い出したのだ。困惑する僕に、覚は衝撃的な真実を告げる。僕の中に四凶の一人《渾沌》が封印されているというのだ。そして、それは三年前の自殺未遂が関係していると。
思い出そうとする僕の前に、チャイナドレスを着た少女がいきなり襲ってきた。彼女の名は、白麗鈴。古来より《渾沌》を封印してきたという中国の道士で、《渾沌》を自分の中に再封印しようとしていたのだった。だけど、それは失敗し、彼女は僕の前から姿を消した。
それから三日後。再び僕の前に現れた麗鈴。そして、三年前に僕の中に《渾沌》を封印したという麗鈴の兄、白勇。僕は勇さんから三年前の真実を聞かされる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-02-20 23:00:00
70713文字
会話率:31%
『Akashic Records~Edgar~』番外編。一話完結で本編を読んでいなくても一つの物語として読んでいただける仕様です。
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第一話あらすじ……戦乱の世で勝利の女神
と称えられていた少女。そんな少女に近付こうとする一人の行商人。その男は少女の弱みを探ろうとしていた密偵だった。兜をかぶり鎧を纏う"彼女"と、正体を隠す"男"。静寂の月夜に、二人は出会う。出会ってしまう。
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やっぱり、誰一人として無関係な者はいない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-05-13 00:00:00
13192文字
会話率:59%