その風は、人の清らかさを映し出す鏡面であると同時に神の恩恵でもある。
風による世の祓いを目論む『甕星の民(みかぼしのたみ)』。
それを阻止するべく結成された退魔能力者集団『神威(しんい)』。
とある街を訪れた甕星の民の術者「忌《黒犬》」
と「樹里《穢れなき熾天使》」は、いつものように儀式の準備を始める。
それを阻止するべく追行する少女二人と少年一人。
――八岐 亜衣、女子高生《迦具土の娘》。
――方違 一葉、退魔巫女《土御門ノ穢レ》。
――石上 良知、古流剣術家《復讐者》
第三八岐神槍部隊に所属する神威の能力者たち。
胸に秘めたる絶対正義は、風にさらわれて贄となる。
敵対する霊的テロリストの暴虐を、彼女たちは防ぐことが出来るのだろうか。
※最後まで投稿します(二十一話完結予定)。現代日本を舞台とした呪術バトル系がお好きな方には楽しんでいただけるかもしれません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-21 14:48:57
124159文字
会話率:26%
中学三年生の夏。落ちこぼれの陰陽師見習いである淡海夜鷹は、クラスメート鐘ヶ江春奈に奇妙な話を聞かされた。
「この前の通り魔事件、犯人は人ではなくて幽霊なんだよ!」
この一言がきっかけで興味本位の調査を開始する夜鷹と春奈だったが、これが後に夜
鷹の運命を大きく揺るがす大事件に繋がっていて……?
これは『落ちこぼれ陰陽師』淡海夜鷹が歩む、ちょっぴり奇妙な陰陽道物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-05-15 01:37:40
113857文字
会話率:41%