朕は猫である。
名前は――ハンス・スコット・シュミットと名乗っておこう。
『帝国』
それはこの世界が唯一無二であるが故の呼び名。
どこの、でも、誰の、でも無い。
世界とは其れ即ち『帝国』の事であり、単一。
『帝国』と言う世界を構
築した建国の王は、賢王でも愚王でもなかったが、碩学を極め多くの仲間達を集い、世界を地上世界と天上世界、そしてそれらを統治する『帝国』という三層構造の世界を構築した。
しかして、ほぼ万能に近い権能を有した彼も只人と同様、寄る歳波には抗えず、『帝国』を仲間たちへと任せて遥か大いなる円環へと旅立った。
筈だったのだが。
王は英霊達の列する黄穹で目覚め、そこで行われていた『使い魔』の契約の儀式に臨席していた。
並み居る主人候補達の中で面白そうな波動を見つけ、「やるからには不利な方が面白い」等と宣ってその主人と契約することにする。
契約の最中、まだ見ぬ主人に「何を望む」と問いかけた王に、その主人は「全て」と応えた。
その応えに、王は強い羨望を懐き、その者に全てを与えることを決意する。
これは良い玩……げふんげふん。
宜しい。朕が使い魔となったからには新しい『帝国』の1つや2つ、其方にくれてやろうぞ!
と、息巻いて見たのだが。
召喚された王は一匹の黒猫になっていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-30 15:17:17
558823文字
会話率:21%
我が輩は魔王である。名前はまだない……
転生した我が輩はネコとして生まれ堕ちた。
それでも我が輩の野望は尽きない。腐った人間共を排除して、いずれこの世界を統一する。
しかし母君は言うんだ。『あんたはネコなんだよ。正真正銘、あたしの子
供さ』
あなたの家にいる、ネコの物語。
これは2011年に書いた短編のリメイク版です。
ファンタジーと思いきや、ほのぼの系です。真実は読んだ人のみぞ知る。
エブリスタで先行執筆中。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-29 21:12:04
16041文字
会話率:23%
『戦狂(いくさぐるい)のキキ』
吾輩は鬼である。
鬼を斬る鬼である。
名前はまだない。
生まれ変わり、神から送られた鬼の居る乱世の時代――それは少女の望んだ世界。
齢七歳の時、十数の鬼を殺し、そうして、少女の本当の「生」
が始まる。
鬼殺しの少女――少女は「鬼気持ち」と呼ばれ、いつしか名前は鬼気となり、そして、鬼鬼(キキ)となった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-11 04:16:40
345330文字
会話率:47%
吾輩は《動く白骨(スケルトン)》である。名前はまだない……。「お前は9番目だから『ノノ』な」。あ、いまダンジョンマスターから安直な名前が付けられました。ということで吾輩の名は『ノノ』です。今後ともよろしく。「……なんか妙なスケルトンだな。鑑
定は……『特殊個体』? 先天スキル『自己再生&自己修復(小)』ねえ。レアな『特殊個体』は儲けものだが、最弱のスケルトンではなぁ。スキルともどもマシな程度だな」ということで、ダンジョンの第一層の衛兵となった吾輩。定期的にやってくる冒険者たちと戦ったりして、徐々にレベルを上げていたのですが、そんなある日、ついにやってきました、魔王を倒す旅の途中の『勇者』御一行様。なんで来るんだ、こんな十把一絡げのダンジョンに!? 当然、鎧袖一触の同僚(?)をよそに、仲間の《スケルトン・ナイト》セストを相棒に、ノノの生き残り(?)をかけた逃亡が始まった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-02 22:36:07
77264文字
会話率:34%
三国志と呼ばれる場所と時代、風邪で死にかけたら東の海の向こうの未来の知識を得てしまった少女。名前はまだない。歴史にも残ってないからいつ死ぬかもわからない。
それなのに祖父が曹操と夏候惇であり、あと四年で二人はこの世を去ることはわかってしまう
。他にも母清河公主が浮気で父夏侯楙を処刑させようとしたり、歳の近い親戚の夏侯玄、夏侯徴兄妹が時代のせいで殺害されたり。次の皇帝曹丕は叔父で、次の王朝を始める司馬家ともお知り合いになってしまった。
後漢末期も末期のこのご時世、放っておいたら周りは不幸にしかならない。
歴史に残ることのなかった子女か、そもそも生まれてさえいないのか。わからなくても知ってしまったら放っておけない。
病弱すぎて抱えられてばかりだけど、不幸な未来は変えましょう。
*以下にご注意ください
・史実寄りですが物語の性質上、現実とは異なる場合があります
・主人公は史実に存在せず、生没年不詳の登場人物の年齢は類推です
・解釈違いの可能性がございます
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-03 00:00:00
427805文字
会話率:34%
「何? なんか言いたそうな顔してるけど。」
「んー?? そう見えるのはアンタが何か言って欲しいからじゃないのか?」
「…………はあ?」
時にはぶつかる事もある。ちょっぴり甘酸っぱい、全速全力バスケ部ラブコメ!!
※なるべ
くルールが分からなくても楽しめるように工夫していきます
※バスケシーンが読みたいんだよ! って方は2部章から読まれることをお勧めします
※ごく少量の百合要素を含みます。苦手な方はスルーを推奨します折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-14 22:50:25
250371文字
会話率:54%
明るく社交的に見えるが、少し人間関係に疲れてしまった日比谷 美柑(ひびや みかん)と、読書感想部に所属する、真面目で大人しく見えるが実は芯が強い高橋 文乃(たかはし ふみの)。
お互い相手の印象をはき違えたまま微妙なすれ違い
に悩んだり悩まなかったり。
美柑は昔、明るく誰からも好かれる性格だったらしいが、彼女の過去に一体何があったのか……?
一方で二人だけの世界を持ち、誰にも言えない秘密の関係を続ける七尾(ななお)も千愛(ちあい)。
二人はどこまでいってしまうのか……
百合はいいですね、百合は。
みかんのように甘酸っぱい恋愛ストーリー。
※ガールズラブの苦手な方は、スルーを推奨しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-23 21:20:30
48339文字
会話率:46%
現世では顔面偏差値の低さで何かと理不尽な思いをした桐崎 龍馬(きりさき りょうま)
例に則って異世界へ転生する際の特典として、彼が選んだのは[かっこよさ]だった。
魔法の下手な魔法使い、お金が全然稼げない商人、いつも体調の悪いヒーラー
。
個性的な仲間に囲まれて、もてもて異世界ライフが始まる!
よければこちらもどうぞ
https://ncode.syosetu.com/n4337ez/
(あなたは天才になりたいですか?僕は普通でいいです)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-26 18:02:52
15969文字
会話率:54%
関東帝国のとある町に住んでいた猟師の子供の猟太郎。彼の家族を殺した東北連合をたおすために百足剣三郎に弟子入りすることになった。どうやら彼は超人らしい。
最終更新:2024-07-13 15:58:55
1285文字
会話率:42%
教室で居眠りをした弘之は、気づくと沙漠にいた。
そこで幼い少女と出会う。
彼女は弘之のパートナーで、名前はまだないと言う。
考えた結果、弘之は彼女を沙良と呼ぶことにした。
それから沙良とのふしぎな旅が始まる。
明治時代の日本の
ような場所だったり、殺し屋になったり、博物館で待ち人を待ったり……。
ふしぎな世界を巡る。
それは沙良との対話めいた、すこしファンタジーな物語。
※これは私が十七歳の頃に書いた物語を加筆訂正しています(おおまかなストーリーはそのまま)。
『七人目の勇者はなぜ仲間に殺されたのか?』のキャラの原型みたいな子も出てきます。
温かい目でお付き合いください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-29 15:48:38
99438文字
会話率:46%
語尾に「にゃ」を付けているだけのごく普通の大学生・都子は、香凜・美玲という二人の仲間とバンドを組んでいる。しかし、二人はなぜか喧嘩してばかり。今日もバンド名が決まらず言い合いをする二人を、都子は冷めた目で見ている。
そんな時、都子はふと違和
感を抱く。なぜ二人はこうまで喧嘩ばかりなのか? 嫌い合っているのなら、なぜそれでもバンドを続けるのか? その答えは、単純で微笑ましいものだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-26 18:42:06
6359文字
会話率:39%
突如飛来した生物がもたらしたウイルスによって、人類の大半は人としての形を失う。
それを予測していたかのように、事前に抽選で選ばれた数十万人が人工島での生活を始め、ウイルスは人工島へ蔓延することなく終わる。
生き延びることが出来た人工島移住者
達は外の惨状を知り、いつか来るであろう生物の襲撃に備えるため、現世では有り得ない魔法の様な力を獲得していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-07 16:33:38
4644文字
会話率:36%
我輩は犬である。名前はまだない。
犬として転生した主人公は、野犬としての生活に嫌気がさし、毒餌で自殺を試みる。けれど自殺寸前、犬神に自殺を阻まれて──。
「ずっと、見守っていた」
人間から犬に転生した主人公が、神さまに捕獲されるお話。
最終更新:2024-04-28 12:00:00
5766文字
会話率:54%
我輩は腐人である。所謂「ゾンビ」だ。
名前はまだない。
むしろ記憶もない。
どうしてこんなことになったか分からないがしょうがない。
それでも生きていくしかないのだ。
いや、まぁ、死んでるんだけどね!
ゾンビに転生した主人公が最下級の
迷宮から成り上がっていく物語です。
稚拙な文章ですがお付き合い頂けると幸いです。
※不定期更新です。1日に複数更新する場合もあれば、更新しない場合もあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-10 19:00:00
111360文字
会話率:10%
名前はまだない。
他サイトにも投稿しています、
最終更新:2023-12-08 20:55:28
862文字
会話率:34%
いやー。
気づいちゃったんですよねー。
怖いなー。怖いなー。
最終更新:2023-10-16 12:05:39
1311文字
会話率:7%
AIについてあれこれ語った駄文です。適当に読んでくださいな
最終更新:2023-04-14 14:23:07
1845文字
会話率:0%
小説家はオワコンになりました。
※正式に廃業が決定したわけではありません
最終更新:2023-03-22 22:27:16
403文字
会話率:0%
吾輩は猫であった。名前はまだない。
ヒトがいなくなった世界。
ヒトの残り香に猫は何を感じるのか。
最終更新:2023-09-25 00:59:14
1012文字
会話率:0%
これはだめ人間によるだめ人間のだめ人間のための物語である。名前はまだない。他人の不幸を見るために、売り切れ間近という声を聞くたびに並びに行く大学生がいた。彼が並んでいると目の前にはやたらと可愛い女の子がいる。彼はこれで冴えない顔だったらさぞ
面白いとほくそ笑む。しかし彼女は悪魔界の負の歴史を刻むために善行を積む悪魔だったのだ。というかもう続ける気がない。だから見ないでください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-12 16:47:45
3925文字
会話率:55%
吾輩はオークである。名前はまだない。
このオーク村に転生したらしい。幼少期の記憶は曖昧だが、前世で日本の大学生だった事は記憶している。
そんなうろ覚えな漱石の有名な小説の冒頭を引用して、現実を逃避するがオークに転生したことは事実だ。
受け
入れるのに1週間ほど必要だったがあきらめて受け入れよう。
だって・・・周りを見てみ豚面の緑の醜い生物しかいないし。自分の顔を触ると明らかに鼻がつぶれた豚顔をしている。
水面に映った顔はファンタジー小説に出てくるオークそのものだ。
諦めてオークとしての性(誤字ではない)を全うしよう。
目指せハーレム王‼
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-30 22:50:46
243文字
会話率:0%
吾輩はパンティーである。名前はまだない。
最終更新:2022-12-31 16:00:00
489文字
会話率:53%
有名な猫のお話に「名前はまだない」なんていうけれど。
野良猫だって猫同士で会話してるんだから、きっと名前くらい付けているんだろうな。
私達の想像しないような名前で。
最終更新:2022-12-14 09:00:00
701文字
会話率:56%
私はトラネコ、名前はまだない……ではなく、ノラコ。情薄い飼い主一家の下で、犬のジョン、アヒルのガーコ、金魚のタオたちと一緒に幸薄い毎日を送っている。最近、近所にハンスという名の意地汚い猫がやってきた。我が家の娘たちはかわいいかわいいとハンス
をもて囃し、私の事はほっときっぱなし。ふん、いつか見てなさい!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-10 22:28:50
5763文字
会話率:23%