吉良上野介義央は赤穂浪士に首を刎ねられ死んだが、理不尽な死に恨み骨髄に達し、魂魄はこの世を漂う。
吉良家の取り潰し、孫の義周の淋しい死を見届けた義央は、わが身を捧げての復讐を願う。
それを聞いた平将門、崇徳院、菅原道眞ら日本史上著名な怨霊に
気に入られた義央は、助っ人に歌舞伎で名を使われた高師直を助っ人につけてもらい、浅野内匠頭、赤穂浪士、将軍綱吉や柳沢などの幕府、そして吉良を嘲笑う江戸庶民への復讐を始めた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-23 13:53:19
32111文字
会話率:20%
時は元禄15年、赤穂浪士たちは吉良邸へと討ち入りのために続々と江戸へ集まっていた。その数、当初の1万倍の47万人。47万の圧倒的人数な浪人たちが吉良を狙うことにより、幕府と吉良と大石内蔵助たちは困惑と苦労を重ねていく。
最終更新:2024-01-09 17:02:31
19440文字
会話率:32%
時は江戸時代、元禄15年12月14日。浅野内匠頭が起こした殿中刃傷事件から始まった赤穂事件は山場を迎えていた。吉良上野介義央の屋敷に赤穂浪士ら47人が襲撃を仕掛け、吉良は武林唯七に討ち取られて死ぬ。しかし死んだはずの吉良が目覚めたら、当日の
朝であった。
短編小説『オール・ユー・ニード・イズ・吉良~死に戻りの赤穂事件~』で語られなかった幕間の100回目に死んだときのこと、吉良はふと思い立って、別居していた妻の富子へと会いに行くことに決めた。彼は離婚寸前、別居中の妻と仲直りできるのか。
これはhttp://ncode.syosetu.com/n8102dq/「オール・ユー・ニード・イズ・吉良~死に戻りの赤穂事件~」を本編としたシリーズスピンオフ短編小説です。
また、本編を十万字ほど大幅に加筆して文庫本一冊程度に纏めた小説『オール・ユー・ニード・イズ・吉良~死に戻りの忠臣蔵~』がKindleにて300円で販売中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-08 20:21:37
9185文字
会話率:37%
時は江戸時代、元禄15年12月14日。浅野内匠頭が起こした殿中刃傷事件から始まった赤穂事件は山場を迎えていた。吉良上野介義央の屋敷に赤穂浪士ら47人が襲撃を仕掛け、吉良は武林唯七に討ち取られて死ぬ。しかし死んだはずの吉良が目覚めたら、当日の
朝であった。何度も繰り返し夜に襲われては死んで朝に戻る吉良。そのループを断ち切ることができるのか。様々な方法を試しては武林によって無残に殺される吉良の奮闘記。
2017年8月8日、Amazon Kindleにて大幅加筆修正して文庫本サイズにしたものが300円で販売開始しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-26 08:00:00
33561文字
会話率:28%
橋本次郎衛門は、赤穂藩に仕官していた。が、浅野長矩が吉良義央に刃傷沙汰をおこし、浅野家が取り潰しとなったため、浪人に戻ってしまった。このとき仲間の藩士たちは主君の仇討ちを主張していた。彼は武芸が不得手であり、同時に親戚から婿養子の話も持ち
掛けられていて、仇討ちに参加するか悩んでいた。
実家に帰る途中、鬼神の面をつけた不思議な老人に会い、上等な酒をもらい、相談に乗るという言葉を信じ、自分の悩みをしゃべてしまう。だが、老人は彼を小さい男と笑うばかり。怒った次郎衛門は老人を切ろうとするが、老人は消える術を使ため剣はかすりもしない。それが続いたため、仇討ちをあきらめかけるが、それを更に笑われ次郎衛門は再び闘志をもやし、同時に頭を働かせ老人に一太刀を当てようと考えを巡らせる。ついには酒を使った策をとっさに実行し面に一太刀を当てることに成功する。
次郎衛門はそれで、自分の望みは主君の仇討ちであり、またそのためには武芸の不得手を克服しなければならないことを悟るのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-25 20:23:13
3904文字
会話率:51%