魔王が討たれて十年——
世界は救われた……はずだった。
だが、平和は訪れなかった。
大地に次々と現れる「ネーオダンジョン」。そこから溢れ出す魔物たち。
そして、国境を巡る各国の睨み合いと、増え続ける盗賊団。
そんな混沌の中——ひとりの少年が
、冒険者になる。
少年の名はアーシス・フュールーズ。
彼の肩には、手のひらサイズの青い精霊“にゃんぴん”が乗っていた。
世界の真実に背を向けず、仲間と共に成長する少年はやがて、
この世界に刻まれた“終焉の続き”を知ることになる——
「これは、世界の後始末を託された少年と、青いモフモフの精霊による、
最後の叙事詩(ラスト・エピック)である。」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-29 22:00:00
148017文字
会話率:43%
首都移転法案の可決により、日本の真ん中・北伊勢市へと歴史の舞台はうつされた。
奇特少年・藤原メシヤを取り巻く、世界各国の策謀。宇宙の青いエメラルド、地球に悪の手が伸びる。
※この作品は、カクヨムとNOVEL DAYSでも読めます。
最終更新:2025-07-29 21:13:37
153984文字
会話率:55%
首都移転法案の可決により、日本の真ん中・北伊勢市へと歴史の舞台はうつされた。
奇特少年・藤原メシヤを取り巻く、世界各国の策謀。
本人は知ってか知らずか、どこ吹く風だ。
宇宙の青いエメラルド、地球の命運は彼の手に掛かっている。
最終更新:2024-05-24 20:18:37
35639文字
会話率:49%
「嘘だ…こんな…」
灰色の石壁に覆われた薄暗く肌寒い部屋の中、僕の目の前に置かれた巨大な水晶珠に映し出されるのは、人の住む街が破壊しつくされた「地球」
炎から逃げ惑う群集。襲い掛かる異形の怪物。応戦する各国の軍隊。
怪物に降り注ぐ弾幕
はにわか雨のごとくぱらぱらと弾き返され、怪物たちの怒りを増すばかり。
そして、既存の兵器では傷ひとつ付けられぬ怪物に向けられたのは諸刃の剣。
怪物が占拠した街に落とされた光の玉がすべてを焼き尽くすところで映像が途切れる。
「預言書」が見せた数年後の未来。僕は自分の産まれた世界を犠牲にして異世界(ここ)を救ったという。
僕は叫んだ。
「こんな結末は望んでいない!」
光を発しなくなった水晶球のそばに佇んでいた小さな人影が動く。
「落ち着け小僧!あれはわしが最初からヒントをすべて教え、必要な物を渡したら何故かああなってしまったという「もしもの世界」の話じゃ」
真っ黒なゴスロリ服に身を包んだ少女がそう答えた…。右目を光らせて。
「だから、ヒントは与えないことにしたのじゃ。小僧、すまぬ…」
ドスンと鈍い音と同時に頭に強い衝撃を感じ、僕の意識は遠のいていく。
「記憶を消させてもらうぞ」
---
週末の昼下がり、ファストフード店からの帰りに運転していた車ごと異世界へと呼び出された僕。
目の前に広がるのは灰色の石畳、そして見たことも無い巨大な西洋風の城。人影の無い王宮の中庭でハンバーガーを食べようと包みを開いていたとき、突然目の前に現れた女の子。
彼女は自分を「糧」として食べてほしいと言い出した。
そして自分の命と引き換えにこの世界を救ってと懇願する。
謎の「預言書」が絶対的な力を持つ王国で、魔導具もろくに使えないおよそ勇者らしからぬ主人公がいろんな女の子に振り回されながら、最悪の結果にならない道をノーヒントで探しつつ、異世界を満喫します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-29 21:04:49
5079595文字
会話率:34%
どこからが天災で、どこまでが人災か。
太古の時代に地獄に封印されたという怪物【べストロ】の復活により、西陸の人類や被差別人種である亜・獣人種【ベストリアン】は滅亡寸前まで追いやられた。そこから50年後……各国の首都などは奇跡的にその機能を
保つ中、西陸中央に位置するイェレミアス帝国の南端にある盆地では、主人公ヴァルト・ライプニッツや故郷を逐われた人々、ベストリアンなどが身を寄せ生活をしていた。世界の変容に似つかわしくなく流れる平穏に身を委ね傷を癒す彼らだが、ある日空から降ってきた天使という存在と災難と奇跡が、彼らから平穏と停滞を奪っていった。
べストロはどこからやってきたか、ベストリアンとの関係は、聖典教と天使、無作為性の原則と外れ値。この謎だらけの世界にヴァルトや登場人物らは、何を思って歩み、そして戦うのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-29 17:00:00
313174文字
会話率:68%
とある天才が組み上げた理論から生まれたフルダイブ型VRシステムが世間に幅広く普及した近未来。
世界各国のゲーム会社が切磋琢磨し競い合う乱世に、各国のゲーマー達は日夜熱狂の渦に飲まれていた。
そんな混沌とした時代に、世界を変えた天才が再び変革
をもたらす。
VRMMORPG『Lucid Day Dreaming(ルーシッドデイドリーミング)』――通称『LDD』
何でも出来る
何者にもなれる
目の間に広がるのは夢であり現である無限の世界
貴方はこの世界に何を求めますか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-29 16:55:12
166514文字
会話率:51%
都内の不動産会社に勤務する主人公(颯)は、愛犬のクロ(雄のシェルティー)と平凡だけどそれなりに幸せな生活を送っていた。ある日、颯は東京が大津波に飲み込まれる悪夢で目が覚めた。悪夢が忘れられなず心の片隅に不安が残ったまま日常を過ごしていとき、
世界を震撼させるニュースが報じられた。
地球の近くを横切るはずだった隕石が衝突すると、アメリカ大統領に続き各国の政府が公式発表した。世界中が隕石衝突を目前にパニックに陥るなか、颯とクロは、兄弟や友人、職場の上司と共に生き残るために全力を尽くす。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-29 16:00:00
156454文字
会話率:43%
世界の進歩は、身体と科学の融合に導かれていた。
肉体を強化する技術は、人類の新たな進化の象徴として各国の威信を背負い、力を競い合っていた。
しかしそのどれもが、自らの「正しさ」を信じて疑わない。
そんな時代、誰からも忘れられた小さな国から、
少年たちはひとつの夢を抱いて世界の舞台へと挑む。
それはただの挑戦ではなかった。
身体に宿る見えざる何かが、彼らを静かに導き始める。
やがて明らかになるのは、世界が隠してきた“始まり”の物語だった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-29 11:49:55
10757文字
会話率:36%
・簡単なあらすじ
故郷を滅ぼし剣鬼と恐れられた侍少女が、行方不明になった師を探して異国に渡り、傍若無人に大暴れする無双物語。首は刎ねるものと見付けたり。
・真面目なあらすじ
和国にて赤子の頃に天狗に拾われ、育てられた少女、紅(べに)。
天狗から戦闘技術や座学を習い、人ならざる力を身に着けた紅は、健やかに人外の領域へ足を踏み入れた。
諸大名同士の合戦に単身介入しては双方壊滅させることを繰り返し、「戦喰らいの剣鬼」と呼ばれ恐れられるまでになっていたのだ。
そして天狗に師事すること十数年。和国で戦を起こす者を軒並み滅ぼすと、師は免許皆伝の試練として「鬼ごっこ」を提案する。
外の大陸へ渡り見聞しつつ、広大な世界を逃げ回る師を見付け出して打ち勝てば、晴れて免許皆伝だという。
条件を呑み、意気揚々と大陸へ渡る紅。
しかし大陸は、和国など比ではない大戦争の時代を迎えていた。
紅は情報を得やすく、かつ戦で生計を立てられる傭兵となり、各地で転戦しつつ師の行方を追う方針を立てる。
情報収集がてら、各国の戦や思惑に巻き込まれるも、武力で押し通りながら見識を深めてゆく紅。
人間を塵芥程度にしか考えていない人斬りの、世界を股にかけた無双の物語が幕を上げる。
※最初こそ和風に見えますが、ちゃんと異世界ファンタジーします。ご心配なきよう。
カクヨム様にて最新話まで先行公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-29 07:10:00
535146文字
会話率:40%
主人公シルフィーヌはイングリッシュ王国の血を引く伯爵家の娘であり、ある日彼女が毎日の魔法と勉学の鍛錬を終え帰宅をすれば、女王陛下からの手紙……。
その内容と言うのが彼女の婚姻の話しであり。彼女の婚姻の相手と言うのが。シルフィーヌが幼い頃か
ら憧れていた従兄のお兄様……。
そう褐色色の肌を持つアラビアンナイトの物語のような他国の王子様との結婚話なので喜ぶ主人公なのですが。
彼女の愛しいアラビアンナイトの王子様の結婚相手は自分だけではなく。一族の長である女王陛下が選んだ少女達の数は主人公を含めて五人……。
だから主人公シルフィーヌには最初から四人の恋のライバルがいる状態ではありますが、彼女の性格は基本明るく、愛しの王子様の妃の一人として選ばれた事だけで歓喜、感無量ですから。彼女は余り気にもしないで世界最初の豪華な船旅でのハネムーンを王子様の配慮のお蔭でバカンスのように優雅にゴージャスで王子様の管理している領地へと向かう。
でも時は航海時代……。
各国の水軍や海賊達は新大陸と産物を求め海賊行為を繰り返したり。国同士が大海原で出会った敵と海戦にて争っている最中の時代ですから。
さてさて主人公とその他の令嬢様……。
そして世界的にも《《英雄王》》として高名な王子様のハネムーンの行方は如何に?
アジアファンタジー・ラブコメ・恋愛の冒険譚話で御座います。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-28 09:00:00
71708文字
会話率:35%
大して平和でもない魔法使いの国に宇宙人が!
三〇世紀の終わり、ドラゴン達の聖域センチュリアに突如として米軍が侵攻を開始。
宇宙人の存在すら知らないセンチュリアの魔法使いたちは、なすすべもなく壊滅した。
外部からの手引きで、なん
とか窮地を脱出したアベル、ラーズ、レイルの三人は、その逃避行の内にバラバラになってしまう。
ドラゴン達と合流できたアベル。漂流中に大日本帝国海軍の海防艦によって救助されたラーズ。米軍の手に落ちたレイル。
三人の魔法使いたち、それぞれの願いと各国の思惑により、歴史は急激に動き出す。
米国を凶行に走らせた原因。一〇〇〇年前の地球で何があったのか?
「……彼らはそれを、ユニバーサルアークと呼んだ」
誰も望まぬはずの第三次世界大戦勃発を、誰も止められない。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-28 04:00:00
2442854文字
会話率:32%
西暦20✕✕年。火星にダンジョンが発見された。そこには地球外生命体……つまりモンスターが!しかもそいつらめっちゃ強いし怖いしヤバい。
なぜ人類はそんな危険なる場所に行ってしまうのか……それは火星の地下に眠る”マーズクォーツ”を求めてである!
”ガチ賢者の石”とも称される未知なるパワーを秘めた鉱石。それは莫大なるエネルギーを持ち人類の科学を一変させるほどのものだったのだ。
潜れば潜るほどその発掘される量は多くなるのだが、その分異形のモンスターも強くなる。人類は国家同士で火星の覇を競い、各国の精鋭が送り込まれた。その様子は配信されてものすごく金を生むコンテンツとなっている。だからみんな配信するのだ。じゃなきゃわざわざやらないだろう(最初は研究のために録画されていたのだがね)。
日本では英雄と呼ばれる彼ら。その一員になるには選抜試験に通らなくてはならない。もちろんだ。そりゃあそうだ。
だが凡人だった赤神誠は家族のために努力をしまくってその火星ダンジョン探索に参加する。
彼はなぜ魔王と呼ばれることになるのか。そこにはこの文体に似合わぬ壮絶な切なさがあった。ああ悲しき定め。本当に可哀そう。
毎日泣きながら書いてます。でも基本毎日更新がんばります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-27 09:21:41
151883文字
会話率:51%
今日は年に一度の大陸殿下会。各国の「殿下」が集えば、なにかが起こる?
不運にも今年の開催国になったダイバン国の皇太子殿下のぼやきが止まらない
最終更新:2025-07-26 18:12:35
5164文字
会話率:18%
20××年、世界各国に謎の地下洞窟や遺跡がいきなり出現した。各国は突然の出来事に戸惑いつつ調査団を派遣し謎の解明をはかった。しかし、調査団が目にしたのは現実とは思えないバケモノの姿だった。調査団はすぐさま引き返し各国の政府にこう伝えた。
「
私たちがフィクションだと思ってた世界があの中には広がっている」と。
現代世界に現れたダンジョン。それによって変化する社会。そんな社会の中で日本にあるひとつの町が独立国家として名を上げる。その国の代表を務める主人公-本多恒次は民を護るためスキルを使い刀を振るいダンジョンを仲間と共に駆け回る。これはダンジョン社会において脅威となる男を中心とした物語である。
この物語は水曜と日曜に更新予定です。
感想や評価をいただけると嬉しいです。ぜひお願いします。改善点なども教えてください!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 19:37:47
29227文字
会話率:61%
地球温暖化が地球沸騰化に変わったある日を境に蒼海は泣き崩れ、大地は笑い喜び、天空は怒り狂った。
それに対抗しようと、人類は数え切れないほどの研究と実験を行(おこな)ってきた。
しかし、自然の前には歯が立たなかった。
二〇五二年各国の首相・
大統領はその窮地から国を遠ざけるため、ある策を考えた。
自分たちの考えうる限りの『最強の人間』を闘い合わせるというものを_____
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 13:29:21
41423文字
会話率:35%
――神の住まう国、『箱庭』。そこに辿り着いた者はどんな願いでも叶えてもらえる。
世を騒がせた"預言"から早3年。夢と希望と不穏な空気が入り乱れる世界で、『箱庭』を目指す青年・ライルはある事件を経て乱暴者のフゲンと共に冒
険団を結成することとなった。
意気揚々と旅を始めた彼らは、道中で仲間を増やしながら様々な困難に立ち向かって行く。『箱庭』にいち早く到達するべく活動する各国の捜索隊、神を狂信し『箱庭』を目指す者を粛清せんとする武装集団、それらの裏で不気味に蠢く黒い影……数多の勢力がぶつかり合う茨の道を、ライルたちは切り抜けることができるのか。
願いと愛憎を孕んだ人々の物語が今、幕を開ける。
_______________________________
「カクヨム」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 23:13:53
622372文字
会話率:35%
あの日、夜空に放たれた6つの光は、人類に魔法を授けた。
それから150年――今や魔法は人々の暮らしに欠かせないものとなっていた。
だが、その魔法の源たる6つの光の正体を知る者はごくわずかだった。
多くの人々にとって、魔法はすでに日常の一部
であり、もはや特別な力ではなくなっていたのだ。
しかし、各国の王や指導者たちは、その魔法の源たる力を巡り、激しい争いを繰り返していた。
いくつかの国はその力を手中に収め、国の繁栄に役立てていた。
一方で、その力を強奪しようとする者たちも次から次へと現れ、世界は再び不穏な動きを見せ始めていた。
辺境の街に暮らす少年クラビスは、幼馴染のカリーナ、親友のレオンと共に平穏な日々を送っていた。
小さな市場の賑わい、夕暮れに響く鐘の音、そして3人だけの秘密基地で交わす笑い声。
そんな何気ない日常が、こうもあっさりと崩れてしまうとはまだ誰も知り得なかった。
奪われた大切なもの。そして隠された真実。
それらのピースを埋めるため、クラビスは旅に出る。
魔法の源である6つの光を追い、世界に潜む謎へと挑むために――。
魔法は、人々を救う希望か。それとも世界を滅ぼす災厄か。
少年の選択が、やがて世界の運命を揺るがしていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 02:28:55
2087文字
会話率:22%
フィクションという概念がなく、小説が存在しない世界。
この世界のとある大陸では、五つの種族――人間族、獣人族、精霊族、機械族(オートマタ)、魚人族がそれぞれ建国し、長年対立し合っている。
スランプ中の小説家・加賀見尚文(かがみ なおふ
み)はある日、ヤクザの取り立てのごとく迫ってくる恐ろしい編集者から逃げるため自宅アパートの窓から飛び降りる。
目を覚ますと異世界の獣人族の国に転移しており、尚文は"人間族のスパイ"の容疑で獣人族の姫・ウルフィナに捕らえられる。ウルフィナはオオカミの特徴を持つ獣人だった。
尚文はウルフィナに、自分はスパイではなくただの小説家だと話すが、この世界に小説というものは存在しないため、話が伝わらない。
誤解が溶けないまま尚文は、見せしめに人間族の王の前でいたぶってやると脅され、ウルフィナの人間族の国への強襲に同行することになる。道中、ウルフィナからこの大陸と五つの種族の話を聞かされた尚文は、創作意欲が湧き、獣人族と人間族との禁断の恋愛小説のプロットを書き始める。その内容を聞いたウルフィナは「ありえない」と一蹴するが、尚文は、現実ではそうだがフィクション(小説)の中でならできないことは何もないと語り、ウルフィナにフィクションや小説がどういうものかを理解させる。
その後、獣人族と人間族との交戦が始まる中で人間族に救助された尚文は、二重スパイの可能性があるとして人間族の国の地下牢へ入れられる。そこに人間族の王アルセイヤが訪ねてくる。ウルフィナとの交戦中にフィクションや小説の話を耳にしたアルセイヤは興味を持ち、尚文にR18G並みの猟奇的で残虐なスリラー小説を書かせようとする。
まもなく、フィクションや小説の話を聞きつけた他国のトップたちがこぞって人間族の国へスパイを送り、尚文を攫おうとするが、最終的に尚文は自ら乗り込んできたウルフィナに助け出される。
しかし尚文はその後、この世界で唯一の"小説を生み出せる存在"として注目され、娯楽に飢えた各国のトップから狙われ続けることとなる。
尚文はウルフィナの庇護のもと、ときには使者として公式に他国を訪れ、ときには強引に他国へ攫われ、命の危機に何度も直面しながらも、小説の素晴らしさを大陸中に広めていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 21:22:36
11117文字
会話率:44%
朝起きてスマホを手に取ると、「サービス終了のお知らせ」ということばが表示されて、すぐ消えた。
何のサービスが終わるんだろう。確認できなかった……。
高校二年生の白根井鍵は、五月の朝、謎の現象に遭遇する。
スマホやパソコンの初期画面
に「サービス終了のお知らせ」と表示されるが、何が終了するのか判然としない。
世界各国の現地語でその日から一斉に起こっている現象だった。大国にもIT大企業にも原因はわからなかった。
鍵は父が再婚したばかりで、義母と美しい義妹を家に迎えたばかりだった。
義妹の美舟は高校の同級生で、学年のアイドル的存在だ。
謎現象も気になるが、新しい家族とうまくつきあっていく方がより切実な問題。
鍵には同じ高校に通っている幼馴染の女の子もいた。
空原理素という名の幼馴染とは、かつてともに誘拐監禁事件に巻き込まれ、死線から生還した間柄。
鍵と理素を救ったのは、警察官である彼女の父親だった。
理素はそのときのトラウマのせいで、目に光がない。
鍵の生母は、VRゲーム機器の研究者だった。
彼女は「宇宙は自然物ではなく、人工物である可能性が99.999パーセントなの。たぶんこの宇宙はシミュレーションゲームよ」ということばを残して、病気で亡くなった。
「サービス終了のお知らせ」が表示された翌朝、今度は「長らくのご愛顧どうもありがとうございました。宇宙2.0はまもなく終わります」という文章が全世界のスマホとパソコンに表示された。
どうやら鍵たちの宇宙は、「宇宙2.0」というシミュレーションゲームで、まもなくサービス終了となり、人類もろとも消えてしまうようなのだ。
鍵と理素は宇宙の終了を回避するため、「鍵」となるものを探す。
SF長編小説、全42回。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 18:20:00
101079文字
会話率:36%
かつて、世界は多様な料理文化が共存する美食の楽園だった。だが――すべては、「中華料理」の世界制覇宣言から始まった。
次々と敗れ去る各国の料理。フランス料理は誇りを賭けて戦うも敗れ、イタリア料理はその無念を背負って斃れた。
その死を悼み、静か
に崩れていく日本料理。
そして、跪く韓国料理。
だが、そのとき誰もが予想しなかった小国・アゼルバイジャン料理が、静かに立ち上がる。
「世界の胃袋を救うのは、我々だ」――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 10:00:00
40648文字
会話率:49%
ダンジョン災害。突如として世界を、日本を、主人公を襲った人生最大の悲劇。そんな災害も10年以上の時が経てば活用法が見出され、今では各国の貴重な収入源となっている。そんな世界で推しと妹を支える為、配信者となった主人公はダンジョン配信者となり、
色々な人と関わる事で成長する物語。
…だが、人生とは上手くいかない。
例
「ちょっ、おい!そっち行くなぁぁ?!」
(コラボ相手に振り回される主人公)
「…。」
(ついブチギレたところを切り抜かれてマゾが集ってくる主人公)
「何故?」
(親友と遊んでいるところを目撃されて魔境の民に詰問される主人公)
…極論、ドタバタしながら楽しく過ごす物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 00:55:49
11729文字
会話率:63%