1000年前、全世界規模の大洪水、地殻変動によって大陸、島々の多くが海中に没した。
しかし、後に「大激変」と呼ばれるこの悲劇から人々を救い出した24隻の特殊な船が存在した。これらは、古代の物語に出てくる、大洪水から人々を救い出した船にちな
んで、「方舟」と呼ばれた。
方舟は突然現れ、迷うことなく、人々を救った。
方舟が乗せることのできた人々は、ほんの僅かではあったが、大水が引き、陸が姿を現し始めた後、方舟は人々を世界各地に下ろし、姿を消した。
しかし、世界は激変していた。大陸は消え、世界はほとんどが海となり、大小様々な島々が点在するようになった。
方舟に救われた人々は、より広い陸地を求めて争い、多くが死んだ。また、争いに敗れた人々は、大小様々な船で世界各地に散った。そして、さらに多くの争いを経て、世界には大小様々なコミュニティが作られ、現在に至る。
姿を消した24隻の方舟の多くが、1000年という時を経る中で発見され、現在世界の三大コミュニティに所有されている、と言われている。しかし、「方舟サクラ」は、どこのコミュニティにも属さず、世界を股にかけ、各コミュニティ間を行き交い、輸送ビジネスを行っている。
青年渉は、記憶を失った状態でカモガワコミュニティの漁師の親方に拾われ、働かされていた。しかし、ビジネスのために寄港していた方舟サクラの船員畠山貴洋の娘、凛を人さらいから救ったことから、方舟サクラに乗り込み、畠山家に居候することになる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-06 06:43:20
7875文字
会話率:41%
古代の物語が紡ぐ世界への崩壊へと誘う。
それを阻止するため2人の兄弟が立ち上がる。
最終更新:2020-01-13 13:50:15
629文字
会話率:37%
私こと、紀伊カオルは今から一年と半年前、平成から古代へと、『トリップ』した。何故か河から気が付いたらこの時代に……帰る方法が分からないなら、ここでひっそりと生きよう。
そうした矢先、イナンナ(女神)と呼ばれている一人の女子高生と出会った。歴
史を変え、女神になるという彼女。……バカなの?
主に商人の仕事をしたり女神に振り回されたり、周りに結婚を勧められたり、求愛されたり、拉致られたり、奴隷になったり、とりあえず闘ってみたり、海を渡って各国で暮らしを知ったり。(あれ? 何やってんの私)
愛や人間や歴史について考えたりなど、これは私の複雑な日常と古代の物語
◆◆◆注意
実際する国と団体と地名と史実には一切関わりありません。
フィクションです。現実的なものもありますがオリジナルであります。
内容が時代配列がバラバラに存在してたりするのですべて鵜呑みにしないようお願いします。あくまで創作小説です
☆アンケート実施中 お気軽にどうぞ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-11-11 14:49:06
355173文字
会話率:52%
筑紫を中心とした王朝 倭の王、磐井は家来達の言葉から近頃近畿の地方
王家大和国が旭日の勢いでその勢力を拡大しつつあるのを知る。
磐井の心の中に大和国への不安がよぎる。このところ韓国任那の領地の
経営がうまくいかず多大な費用と軍力を投入して
、倭国経済に陰をなげはじめている。本書は古事記、日本書紀や中国、韓国の歴史書を精読し霧に
つつまれた古代を描く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-10-03 22:40:30
209341文字
会話率:7%