「グルルルゥ……!」
ビルに囲まれた都会某所の路地裏で少女と黒い物体が対峙していた。
少女の手にはその姿に似つかないスナイパーライフルの様な形状の銃が握られていてその銃先は黒い物体に向けられている。
黒い物体はまるで犬の様
な姿をしていて体中に傷の様な跡をつけ弱っていたもののそれでも唸りながら少女を殺気立った目で睨んでいる。
少し間にらみ合ったのち黒い犬は牙をむき出しに少女へ飛び掛かる。
少女はしっかりと黒い犬を見据えたまま人差し指に力を入れ引き金を引いた――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-06 00:59:03
4299文字
会話率:36%
主人公・神吉 恋怒は、ある日唐突に異世界に転移してしまう。定番通り、チートな能力を手にして。
恋怒は、幼馴染兼恋人兼婚約者かつ美少女かつ家事万能かつ同じくチート能力持ちの安芸 咲良と、勝手気ままに生きることにした。とんでもないもの(主に
植物)と遭遇(時々自分からアタック)しながら、二人の共通の疑問、「人は何のために死ぬのか」の答を得るための、定番破りの旅を。
道中、同郷の者にあったりしながら、二人は、様々な場面で、そのヒントを得る。自分たちの手で殺めたもの、逆に二人に助けられたもの、二人に思いを託したものなど、色々なもの生き様と死に様から。全てのヒントが出揃った時、二人は一体何を知るのか……
これは、そんな、後の世で、「絶対の双対」と呼ばれる二人の旅の物語。
*見切り発車です。どうか、生暖かい目で、見守ってください。
*更新日、毎週金曜夜か、土曜になることもあり、です。日曜には、投稿ミスってても、確実に投稿してある、はず……です!
*欲を言えば、これの続編なんかも考えてます。というか、伏線は大体そっちで回収予定。
*2/4から題名、変更しました。今『何がために君は死ぬ』 以前『何のために君は死ぬ』
*伏線は、あまり回収しません(全くではありませんでしたー)。まあ、こっちは私の妄想の塊たる設定をとにかく詰め込んだ、いわばごちゃごちゃ世界ですので、説明多め。
*次は、同じシリーズとして、同じ世界で、説明をもっと削った別作品予定。あくまで予定。私の妄想よ、静まりたまえ……!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-07 14:04:34
176100文字
会話率:29%
そこには、一人。演劇を忘れられない少女がいた。
そこには、もう一人。父の形見である使い魔を使役する少年がいた。
その世界は魔法が発達した近未来。古より伝わる魔法はその時代の流れに沿って魔術へと変革され、いつしか魔術を専門とする魔術学園が広
まり、魔術という名の神秘の力が当たり前と口にされるようになった魔術が身近な物になった世界だ。
そして、各国に五つある学園の中で、日本支部に健在するセイヴァリアント魔術学園。
入学と同時に、どの魔術学園も同時に二つの科目を選択しなくてならない。
それは、魔道具を使用する魔術武装科。
それは、使い魔を使役する魔術使役科。
それらの科目を選択した生徒たちは日々学園で努力に勤しみながら、その先にある将来の夢に向かって勉学に励んでいく。
だが、二人の少年少女は……共にその思想とは違った思いを胸に秘めていた。
少女はただ、演劇をするために…。
少年はただ、一人静かに生きていくために…。
この物語は、少年少女たちが歩む逸脱者(ディヴィエイター)に至るまでの物語―――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-20 21:10:56
26395文字
会話率:27%
貿易の盛んなブリタニア王国への荷運びの仕事を請けたロキ商会。しかし、王都へ到着した途端に何者かによって荷物を奪われてしまう。
その現場を偶然目撃した青年、アルフは2日後に行われる聖剣祭への出場を希望して西の郊外からやってきたばかりだった。
翌日、情報を集めていたロキの元へアルフが声をかける。
神々が見守る英雄たちの物語はこうして始まるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-14 02:15:35
9452文字
会話率:27%