小野悠介は父親の仕事の都合でT県三崎町へと引っ越してきた。
新居となる家のエアコンの調子が悪く、不動産会社へ連絡をするも業務を委託している会社が繁忙期の為、こちらに来れるのが一番早くて六日後になるという。
夏休み中の悠介は、涼める場所を探し
て町を散策することにした。だが町唯一の公共施設である図書館は八月下旬まで改修工事で閉館中。
仕方がないので山手を歩いていると、古びた木製の看板を見つける。どうやらこの先に池があるようだ。
好奇心と涼を求め、看板の指し示す道を進んで行くがーー。
現代の田舎を舞台にした、妖しく美しいダークホラーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-07 13:00:00
19233文字
会話率:49%
古い神社の片隅でひっそりと暮らす烏の神使と、世紀を跨いだ横恋慕に身を焦がす、一途な狐の物語。
誓約に縛られ、失ったもの。失ってなお、そこに残るもの。手放せないもの。
人の間で暮らせない人の子と美しい烏の神使は、奔放で少し淫乱な獣たちに振り回
されながら、愛しい人の子の隣で暮らす、人外妖達の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-23 15:54:19
100428文字
会話率:38%
かつて、人は力を得るために、妖怪と契り、子をもうけた。
その一族の末裔として生まれた双子、直久と和久。彼らが十六歳になった今、ゆっくりとソレは目を覚ます──。
《式鬼を操り、魑魅魍魎と戦う高校生陰陽師のどたばたコメディー。ラブファンタ
ジック・ホラー!九の末裔シリーズ序章》
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-01-08 14:04:28
108928文字
会話率:1%