202X年、日本列島は未曾有の国難に直面していた。紀伊半島沖で発生した南海トラフ巨大地震は、日本全土に壊滅的な被害をもたらし、広範囲を襲った巨大津波は沿岸都市を飲み込み、国土は一瞬にして焦土と化した。その地震の最中、太平洋の深淵に秘匿されて
いた旧時代の水爆が誘爆。それは単なる物理的な爆発ではなく、時空の構造を歪める特異点を生み出した。
混乱と絶望の中、台風が猛威を振るう嵐の夜、被災した紀伊半島沖の海上に、現代の常識を覆す巨大な船影が突如として姿を現す。厚い霧と稲妻が走る中、その船影は幻のように現れては消え、また現れるという不可解な現象を繰り返していた。それは、「時の間(ときはざま)」、すなわち我々の知る歴史とは異なる次元から現れた、「防衛強化型超護衛艦ヤマト」だった。
ヤマトは、核融合発電を主機とし、30mm12連装リニアバルカン砲を主砲に、連装対艦対地滑空弾発射機、連装レーザー対空火器、そして多数のVLS搭載ミサイルやドローン、航空機を擁する、圧倒的な兵器体系を持つ。その力は、地震で防衛能力が麻痺した日本にとって、まさしく希望の象徴となるはずだった。
しかし、その存在は**「時の間(ときはざま)」の不安定性に影響されており、ヤマトは重要な局面で突然消失したり、予期せぬ瞬間に再出現したりする**という不安定な特性を抱えていた。この予測不能な出現と消失は、日本政府や自衛隊にとって、ヤマトを戦力として完全に計算に入れることを困難にする。
日本の弱体化に乗じ、領土や資源を狙って周辺諸国が侵攻を開始する中、ヤマトは「時の間(ときはざま)」から現れた異界の守護者として、圧倒的な力で敵対勢力を排除していく。だが、その存在は諸外国に新たな警戒心を生み、国際関係は一層複雑化していく。
ヤマトの艦長やクルーたちは、元の世界への帰還を望みつつも、目の前の日本の危機に直面し、その使命と能力の限界に葛藤する。そして日本側は、ヤマトという不安定な「希望」にどう向き合い、国土を、そして国民の未来を守っていくのか。
**「時の間(ときはざま)」**を行き交う超兵器ヤマトと、絶望の淵から立ち上がろうとする日本の戦いが、今、始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 03:37:47
1087文字
会話率:18%
人類の天井が迫っていた。
万物の霊長を自負するこの種は、ついに100億を超え、地球の隅々にまで広がった。
かつて空を目指し、海を渡り、未知を求めて進化してきた人類は、ほとんどの望みを叶えてしまったのだ。
「ならば、その先に何があるの
か?」
熱く燃えたぎるフロンティアスピリットは過去の遺物となり、
人々は無気力な安定に甘んじ、停滞と退屈が日常を支配する。
そして、そんな世界の中で、人類は自らの存在意義を見失い始めていた。
——だが、ある日。
突如として、それは現れた。
半透明のウィンドウが突然現れ、世界の摂理が変わったことを告げる。
"大いなる情報体"から人類へ課せられる無数の試練。
それは、人類に存亡の危機と、超常へ挑む力を合わせて与えるものだった。
生き残るか、淘汰されるか——。
世界の在り方そのものが、静かに、しかし確実に"変質"し始めたのだ。
帆世静香は、その変革の渦中にいつもいた。
始まりの記憶。その日、帆世は、今世で一度も着たことのないナース服に身を包み、見知らぬ地で目を覚ました。
——これは、人類の未来を決する戦い。少女は自由気ままに飛び跳ねる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 03:28:36
766692文字
会話率:28%
閉鎖的な大地に生まれた民人は、やがて自分達の住む世界に疑問を感じ始める。そして、魔人達と日々戦う中で食い、食われの危機感はやがて集団で戦う意義と、戦う為には知恵と情報が必要だと感じて、その中から優れた有志達が生まれて来たのだった。
最終更新:2025-07-01 02:49:12
110787文字
会話率:65%
幼い頃、家に居場所を感じられなかった「僕」は、再婚相手のサダフミおじさんに厳しく当たられながらも、村はずれのお山で出会った不思議な「お姉さん」と時間を共に過ごしていた。背が高く、赤い瞳を持つ彼女は何も語らず「ぽぽぽ」という言葉しか発しないが
、「僕」にとっては唯一の心の拠り所だった。しかし村の神主によって「僕が魅入られ始めている」と言われ、「僕」は故郷を離れることになる。
あれから10年。
都会で暮らす高校生となった「僕」は、いまだ“お姉さん”との思い出を捨てきれずにいた。そんなある夕暮れ、突如あたりが異常に暗く染まり、“異常領域”という怪現象に巻き込まれてしまう。鳥の羽を持ち、半ば白骨化した赤ん坊を抱えた女の怪物に襲われ、絶体絶命の危機に陥ったとき。
──目の前に現れたのは“お姉さん”だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 02:26:29
177405文字
会話率:24%
「股間の疼きを愛と呼ぶな!」――優秀な宰相エルンストは今日も恋愛脳の貴族たちを毒舌で罵倒する。婚約破棄、不倫、身分違いの恋。発情期の猿のように振る舞う貴族たちが次々と問題を起こし、国家の危機を招く。エルンストは彼らを「精液脳」「発情期の雌猫
」と罵りながらも、その尻拭いに奔走する日々。しかし貴族たちは宰相への甘えから反省しない。有能な宰相にとってこの国はまさに地獄だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 14:27:13
7524文字
会話率:35%
転生の女神はなろう作家だった。異能を授け、異世界に転移または転生させた勇者たちの行動をトレースし、それを小説にして小説サイトに投稿している。しかし、投稿した作品はいずれも評価が伸びないことに悩んでいた。女神は思いつく。これまでにはいなかった
人物を、勇者に選出すれば、面白いものが書けるのではないか。時が経ち、再び異世界に危機が訪れる。女神が次の勇者に選んだのは、なろう小説が心の底から大嫌いな男子中学生、奈路安智(なろやすとも)だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 01:40:00
361794文字
会話率:37%
田舎の公立高校に通うごく普通の少年・竹田明日真(たけだ あすま)は、家庭の事情により、都心の名門私立校・名桜学園に編入することになった。
特筆すべきは「少しだけ数字に強い」こと。それ以外は目立たない明日真だったが、転校初日に謎めいた白髪
の美少女・天吹珀(あまぶき はく)と出会う。
彼女が所属する「投資部」は、廃部寸前の危機に直面していた。部の存続条件は、学園内で繰り広げられる“投資バトル”に勝ち続けること。
企業分析、株式運用、FX、仮想通貨……高校生とは思えない高度な頭脳戦の中、明日真は否応なくその渦に巻き込まれていく。
廃部寸前の弱小部が、送られてくる投資エリートの刺客たちに挑む!
友情と成長、策略が交差する、学園投資バトルストーリー――いま、幕を開ける!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 00:43:02
7844文字
会話率:45%
ここは魔法のある世界
場所はセラフィス王国
アンジェ・ドロップは男爵令嬢だが、魔法の才能がなかった
ある日、本を探しに屋敷の書庫へとやって来たアンジェは、とあるはずみで本棚にぶつかってしまい本を落としてしまう
その中の一冊の本と共鳴したアン
ジェは、その魔導書ベルフェルと無理やり契約を結ばされてしまう
魔法の力を得る代わりに、王国に迫る危機を救う正義の味方をしなければいけなくなってしまった
無事に王国を救えば、魔力を得て幸せな生活を送れるが、誰かにバレてしまえば一族郎党もろとも滅びの道をゆくこととなる
突如として魔法令嬢となってしまったアンジェ、その未来はどっちなのだろうか……
※カクヨムでも同時公開しております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 00:10:00
322106文字
会話率:37%
聖アンナ暦元年 月読月 1日。
10歳になったルシア・エヴァは、故郷の村を離れ、海沿いの崖の上に建つ神殿で聖女見習いとしての生活を始める。
白いローブを身につけ、祈りの修行に励む日々。
ルシアは、同じ日に神殿にやってきた、燃えるような赤毛
の少女・フレイアと出会う。
初めはライバル意識を燃やす二人だったが、厳しい修行を通して、互いに支え合い、友情を深めていく。
魔法の練習、神殿の行事、初めての祈り…。
ルシアは、様々な経験を通して、聖女見習いとして、そして一人の少女として成長していく。
やがて、18歳になったルシアは、聖女に指名される。
国民の期待を背負い、祈りを捧げる日々が始まる。
だが、聖女の道は、決して平坦ではない。
ルシアは、嫉妬、陰謀、そして世界の危機に直面する。
それでも、ルシアは、祈りの力を信じ、人々のために尽くす。
フレイアをはじめとする仲間たちの支えを受けながら、ルシアは聖女としての使命を果たしていく。
そして、25歳になったルシアは、後進に道を譲り、静かに神殿を去る。
フレイアと共に、新たな人生を歩み始めるルシア。
二人は、愛と希望を胸に、未来へ向かって進んでいく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 00:10:00
203589文字
会話率:22%
アンダーシティ、未知の世界…
そんな世界を夢みていた能也という少年。
いつものメンバー(耕助、累木、霊華、滴)と話していたら、
どことなくミステリアスな雰囲気を醸し出す、
いつも学校終わりに喋ってる現在高校生の類と会った。
類は能也のアンダ
ーシティという世界の行き方を知っていると言い、
全員で協力してワープホールを開ける。
その中に入った先には、崩壊しきった、人一人も居ない静寂に包まれた都市だった。
能也達はアンダーシティの謎を解き明かすため、
様々な危機を乗り越えてゆく…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 00:06:27
6146文字
会話率:50%
「……ねぇ、スグル。そんなにバイトしてお金無いなら、私が|貸して《飼って》あげようか?」
「……は、ミツル? 何、つまんない冗談言って…」
「私、本気よ。でもね。黒野さんとは縁を切ってほしいの。もう黒野さんとは話さない、って約束してく
れたら私がスグルにバイト代あげる」
高3。18歳。
勉強そっちのけでバイトに打ち込むスグル。
そんなスグルを見かねて、幼馴染で西園寺グループの令嬢でもある西園寺ミツルの突然の提案。
彼女がこんな無茶な提案をしたのは、スグルがバイト先で知り合った元人気アイドルでもある黒野鈴音と仲良くしてるのを知り、危機感を抱いたからであるが‥。
片思い✖︎片思いのねじれの関係の恋愛話
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 00:01:21
5277文字
会話率:23%
〇暦3XXX年、未だ多くの人々が地上に住んでいた。しかし、隕石の接近、地震、火山噴火など地上では本当か、嘘か分からないニュースやネットの動画など、噂が広まり、世界は混乱に陥った。地上の様々な国同士の争いは地球規模の危機にはもう無意味で、国境
は無くなり、ある人々は空中都市を作り空に移住し、ある人々は地下都市を作り地下に移住した。ただそれらの噂を信じない人たちや無力な人々は地上に残り今までの生活を送った。
都市を作るには大量の資源が必要で、空中都市と地下都市はそれぞれの街をつくるために地上の資源を奪い合った。それゆえ、お互いの都市は対立関係にあって、今も地上で奪い合いを続けている。地上の人たちは大多数がそもそもなす術がなかった人たちだったため、その争いや資源を取られることすら止める事ができなかった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
空中都市は空飛ぶ未来への方舟、「エターナルアーク」。通称エターク。地下都市は希望の新天地、「ニューエイジグランド」。通称ニューラ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 00:00:33
46152文字
会話率:38%
※もともとゲームにしていたものを読みやすいように加筆修正しました※
カクヨム:【準備中】
およそ14歳になる女の子の召喚士、ティト・ランシェ。
兄のレイルとともにモンスターが巣くうダンジョンに捨てられ、
そこで育てられる。
親代わりに外
を知るように勧められ、外に出るも
結局はダンジョンを先に卒業した兄を探してしまう。
そこから世界が危機に瀕していると知らされ、
兄以外の人と出会い、世界を救う旅に出る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 00:00:00
3247文字
会話率:47%
これは、「勇者」の物語ではない。
ある日、高校2年生の春風が、いつものように教室で昼休みを迎えようとしていると、突然怪しげな声が聞こえたうえに教室の床が光り出して、担任教師とクラスメイト達が、次々とその光に沈んでいった。
1人、
また1人と消えていく中、ただ1人、「地球の神々」を名乗る男女に助けられた春風。
しかし、その後彼らから聞かされたのは、なんと「世界消滅」の危機だった。
ショックを受けた春風だったが、故郷と大切な人達を守る為、原因を作ったという異世界「エルード」に行くことを決意する。
※タイトルの通り、「ユニーク賢者物語」の修正版です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 23:59:06
315042文字
会話率:38%
これは、異世界に召喚された「勇者」の物語ではない。
高校2年生の雪村春風が、ある日、いつものように教室で昼休みを迎えようとしていると、突然教室の床が光り出して、担任教師とクラメイト達が、その光に飲み込まれた。
次々と消えていく中、ただ
1人、「神」を名乗る男女に助けられた春風。
だがしかし、その後彼らから聞かされたのは、なんと地球消滅の危機だった。
春風は地球にいる大切なものを守る為に立ち上がり、原因となった異世界「エルード」に行く事を決意する。
※「ユニーク賢者物語(旧題:ユニーク賢者の異世界大冒険)」の修正版です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-12 23:53:30
458219文字
会話率:40%
これは、「異世界」に召喚された、「勇者」の物語ではない。
ある日、高校2年生の幸村春風が、いつもの様に教室で昼休みを迎えていると、突然床が光りだして、担任とクラスメイト達が、その光に飲み込まれた。
次々と消えていく中、ただ1人「神」を
名乗る男女に助けられた春風だが、その後、彼らから聞かされたのは、なんと地球消滅の危機だった。
春風は大切な家族と大切な人達を守る為、原因を作った異世界「エルード」へ行く事を決意する。
そう、これは大切なものを守る為に立ち上がった少年による、「ちょっとユニーク」な冒険譚である。
*「ユニーク賢者の異世界冒険記」の改訂版です。ストーリーと主人公名はそのままに、いくつか設定を改めました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-20 22:40:26
1107011文字
会話率:44%
時は永禄三年(1560年)、伊勢家当主の孫である伊勢虎福丸(いせとらふくまる)は二歳となった。虎福丸は現代の歴史好きサラリーマンが転生しており、伊勢家が三好と松永に討伐される未来を知っていた。虎福丸は伊勢家の人々を説得し、危機を回避する。そ
して、足利家に仕えながら、自らの領土の拡大を狙っていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 23:55:49
407382文字
会話率:54%
世界一最悪な街デスタウン市。
名前も、治安も最悪な上に、人肉を食らう存在『ゾンビ』まで出る地獄のような街。
そんな街で、心優しい頑張り屋トゥルーデ・キルスは人々を助けるためにその拳をふるう。
彼女は、家族や友人はもちろん、何と自分を
迫害してきた連中も含めた人々まで守ろうとしている。
一体、彼女がそこまでする理由は何なのだろう?
そう問われると、彼女は必ずこう答えた。
「そんなの、人として当たり前だからでしょ!」
これは、地獄のような故郷に次々訪れる危機から人々を守るために戦うトゥルーデと、彼女に心を動かされた人々が織りなす壮大な物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 23:55:46
38880文字
会話率:36%
これは、かつて「四石」を巡る争いを経験した者が存在する、もう一つの日本――「日本國」の物語である。
林田未結たち強化人間は、かつて高度な科学技術を誇った世界に生きていた。だが、その技術は環境を破壊し、地上を住めなくした。人類は強化人間
、サイボーグ、アンドロイドを創り出し、地下へと逃れたが、最終的に地下施設も圧壊。絶滅寸前で、強化人間は次元転送装置を使い、神術が息づく日本國へと移住してきたのだった。
物語は、青島孝が四石を返上し、関森由紀の治療院で穏やかな日々を送る世界の日本に満身創痍の林田未結が現れることで幕を開ける。「我が国を助けて欲しいと神山に……」彼女の悲痛な叫びは、由紀たちが知る世界とは異なる、もう一つの日本國の危機を告げていた。
林田が暮らしていた日本國では、七柱の神々から力を授かった「七軍」が国を守護していたが、縦割り組織が災いし、外国との交戦経験も乏しかった。しかし、北方からは露西亜(ロシア)が北海道へ侵攻を開始し、南方からは英吉利(イギリス)が沖縄か鹿児島へ侵攻直前の状況。日本國は南北からの挟み撃ちという未曽有の事態に直面する。
軍は急遽再編され、林田たち強化人間も最前線への派遣が決まる。だが、出発を控えた休暇中、首都の上空に六つの禍々しい黒雲と謎の敵が現れ、無慈悲な火球が街を襲う。林田は、この故郷である日本國を守るため、戦いの渦へと身を投じていく。
(四石シリーズ番外編)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 23:44:05
35061文字
会話率:28%
日本には古来より不思議な石が四つあるという。その石を巡り様々な思惑が動き出す。地球の命運と人類の危機を孕む物語の始まり。
最終更新:2009-05-09 17:47:45
33458文字
会話率:47%
西暦2108年、地球は未曾有の危機を迎えていた。高度な文明を誇る邪悪な宇宙人、アスラヴァ星人が侵略を開始したのである。地球全土を襲う円盤群と巨大怪獣・アスラヴァ獣によって、地球側の戦力は厳しい戦いを強いられていた。
「そう遠くない未来、地球
は植民地とされてしまうだろう」
「そんな……!」
「――この儂と、お前さんがいなければな!」
しかし地球側にも反撃の切り札は残されていた。大岩(おおいわ)博士が開発したスーパーロボット『ドレッドエイト』、そしてメインパイロットを務めるヤノカネ・ジョーである。
「この『ドレッドエイト』は108台のマシンが合体して完成する!」
「……ちょっと待て。108台?」
「そうじゃ! まさに奇跡のロボット!」
「開発にGOサインが出たのが奇跡だよ!」
今、戦いの火蓋は切って落とされた!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 23:41:15
5094文字
会話率:55%
【連載中】1章:魔法少女とは出逢わない
弥堂優輝は普通の高校生である。そんな彼はある日の放課後に魔法少女と出会う。
日常生活の中で魔法少女と出会ってしまった時の準備を怠っていた弥堂は諦めて死を受け入れるが、その魔法少女はなんとクラスメイトの
女子であったため特に何事もなかった。
ありえない出来事ではあるが、まぁ、起こってしまったのなら仕方ないと日常生活に戻る弥堂に風紀委員会より指令が下る。
『放課後の道草はやめようね週間!』だ。正常で優秀な風紀委員である弥堂は当然その指令を忠実に実行する。
まず手始めにと考えたのは、「街の平和を守る!」などと世迷言を言って毎日遅くまでおかしな仮装で街を徘徊する学園の面汚しを取り締まることだ。
だが解せぬ点もある。それは魔法少女に変身をするとどんなパンツを穿いていても必ず『しましまおぱんつ』に換装されることだ。どう考えてもそんな必要性がないため、弥堂はどうしても魔法少女のおぱんつに納得がいかなかった。神は無駄をお許しにはならないはずだ。
こうして狂犬は街へ解き放たれ、魔法少女と魔法少女のおぱんつの謎が明らかになっていき、そして思わぬ事態へと発展していく…。だが、弥堂優輝という男にはそんなことは関係ない。
例え世界の危機に直面しようとも、魔法少女などという非行行為に手を染めるクラスメイトを必ず更生させる。
その為の手段は問わない。
※1章の前日の話の序章が、同シリーズ別作品として投稿されています。1章からでも読めなくはないと思いますが、更新を待つ間にでも読んでいただけたらうれしいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 23:40:50
4641369文字
会話率:46%
美の国、第四王女テレーザ。美しく聡明な3人の姉、天使のほほ笑みを持つ弟である第一王子に囲まれて、いつも目ただない存在だ。十人並みの容姿に控えめな性格のテレーザはいつしか「ついでの姫君」と呼ばれるように。
侍女たちの尽力で「姫君格付けランキン
グ」に出場し、起死回生をはかるも結果は最下位。これでは美の国の沽券にかかわると、王宮はテレーザの抹殺を命じる。侍女の助けで危機一髪異国に逃れたテレーザ。
そこで、剣術の道場主一家の元で住み込みの下働きとしての生活が始まった。
道場主一家は、モラハラの夫に引きこもりの息子、娘はあまったれでだらしなく、末の息子は反抗期。そしてしつけに失敗した犬がいる、
そんな家庭の、うだつのあがらない主婦、瑛子。
自分の事は後回し、家族を第一に考え家族のために日々を過ごす瑛子にテレーザは、苛立ちながらもいつしか友情が芽生えていた。
「あなたの事を、マダムに変える」
そう宣言し、瑛子を変身させるべく奮闘するテレーザ。
そんなころ、テレーザの母国、美の国では国の根幹を揺るがす大事件が起ころうとしていた。
(別サイト、カクヨムでも同時更新しています)折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-06-30 23:15:01
56128文字
会話率:21%
突如として世界中に現れた謎のゲート。
そこから現れるモンスターにより、人類は存亡の危機に立たされた。
人々は「化学兵器」を開発し、それを扱う戦士たち——「ファイターズ」が生まれた。
最強の戦士たちによって守られる世界。
だが、その裏で
静かに“変化”が始まろうとしていた。
とある化学工場で働く、ごく普通の青年・レン。
彼がある夜、偶然にもモンスターと遭遇し、“それ”を飲んだ時——
彼の運命も、世界の運命も、大きく動き出す。
これは、一人の青年が「化学」で目覚め、
すべてを変えていく物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 23:08:49
4854文字
会話率:24%