十歳の少年吉田健人は左足を動かすことができなかった。交通事故の後遺症で機能を失ったのだ。
父と母はその事故で命を落とし、健人は叔父の豪に引き取られた。
学校の同級生に虐められることに嫌気がさした健人は、「誰よりも速く走りたい」という願望を
抱く。
叔父の豪は健人の足は治らないと告げる。その代わり健人を強くすることならできると言う。
豪は健人に柔術を教えた。
関節技や絞め技を習得した健人は、いじめられることがなくなった。しかし、仲間を失い、孤立してしまった。
中学から高校に進むといじめる人間はいなくなったが、逆に憐みの目で観られることが多くなった。健人にはそれも煩わしいことだった。
「誰よりも速く走る」という目標を果たすため、健人は工学部のある大学に進み、「走行アシスト装置」を開発する。それが健人の目指す進路となった。
そんなある日、考古学者である豪が発掘品を捏造したというニュースが流れ、豪と連絡がつかなくなった。
健人は豪の足跡を追おうと研究日誌を調べるが、「真なる勾玉」という謎のことばに関わる陰謀に巻き込まれていった――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 13:10:00
55001文字
会話率:50%
俺の名前は鈴木拓哉、年齢は今年三十歳になる。
勤めているのは小さな電気事業社で不慮の事故により
死んでしまい。異世界でタクトと言う子供に転生した。
元の世界では忙しなく働きゆっくりとした日々を
過ごせなかった。今度の人生では平穏に生きた
い!
主人公タクトは目的のために降りかかって来る
平穏とは程遠い出来事を仕事で使っていた
ツールボックスを活用して平穏な生活を目指します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 12:18:24
998282文字
会話率:34%
異世界転生をした十歳のユナには、魔法の才能がなかった。
それは“魔法こそがすべて”とされる貴族社会では、致命的な「欠陥」とみなされた。
「魔法が使えない無能」と呼ばれ、両親にすら見限られたユナは、魔物の棲む森に捨てられてしまう。
けれど
、ユナは諦めなかった。
たった一人になっても、自分の中の力を信じていた。
やがて彼女が見つけたのは、「自由自在に姿を変える魔力」。
詠唱なしで火も水も自在に操れ、魔力は物質に変わり、さらには料理にまで――!
「魔法が使えない」どころか、その力は既存の常識すら超えていた。
可能性は無限大。ユナの魔力は、誰よりも“規格外”だった。
捨てられた少女が、唯一無二の力で世界を驚かせる。
これは、自分の運命を変え、国を救う活躍をみせる少女の成り上がりの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 12:10:00
184713文字
会話率:55%
貧乏農家の三女として生まれたノアは六歳の時に召使いとして商会に売られてしまった。奴隷のように働かされていたが、十歳の時に町で魔物の氾濫が起こり、その混乱に乗じて商会から逃げ出すことができた。逃げのびたノアは二人の少女たちと出会い、一緒に協力
しないかと話を持ち掛けられる。一人で生活するよりはいいかもしれない、と受け入れるがその少女たちを鑑定すると「勇者の卵」「聖女の卵」という結果が出てきた。厄介ごとに巻き込まれるかもとビクビクしながらも、大きな町にたどり着いて生活が始まった。三人で過ごしていくとノア自身にも「賢者の卵」という称号が生え、様々な魔法が使えるようになる。そんな時、事件に巻き込まれてノアたちは開拓村に飛ばされることになった。だが、それがスローライフの始まりだった。少しずつ身の回りの物を充実させ、野菜を魔法で育て、自分の手で家を作り、動物を育てて恩恵に預かり、素材採取のついでに魔物討伐、開拓の手伝いをして住民と交流。ノアが動くと生活で少しずつ必要なものが集まり、開拓村は少しずつ豊かになっていく。生えてきた称号にとらわれず、ノアは魔法を生かしたスローライフを満喫していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-19 20:00:00
891253文字
会話率:66%
オーランド大陸の小国であるロランド王国。子爵令嬢であるエディス=クルーズは、十歳の時に母親を病で亡くすが、その時に自分の前世が日本人の社畜OLだったことを思い出す。
エディスは母の死後、父が連れてきた後妻であるヨランダと、異母妹・リビーから
虐げられるが、頼りの父はヨランダとリビーに甘く、エディスに関心を示さず、味方は同じ母を持つ兄だけだった。
父や義母、異母妹に従うフリをしながら、こんな家からはとっととトンズラしてやると着々と準備を進め、ついに祖国を脱出!
実力主義の国、マドック帝国で文官として採用されるも、配属は何故か魔石獣のお世話係に。上司であるヒュー=ヘインズとの出会いをきっかけに、エディスの運命は思いもよらない方向に向かっていく──。
※「エブリスタ」でも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 12:10:00
121235文字
会話率:47%
エヴァが十八歳になった途端、結婚が決まった。
貧乏で借金まみれの実家を救うためにはどうしても必要だった。
金が欲しい貴族と嫁が欲しい貴族による結婚は珍しくない。
相手は王立大学に通うドノヴァン・デルウィンザー。二十歳。
公爵家の跡
継ぎで、すでにデルウィンザー伯爵を名乗っている。
文武両道。容姿端麗。結婚したい男性として人気者の貴公子だが、本人は結婚どころか女性にも興味がない。
血筋が絶えないよう結婚して子どもを作ってほしい両親は、恋人を作ってはどうか、気軽な交際でもいいと何度も伝えていた。
しかし、息子は全く取り合わない。
結局、金で買ったと言われても仕方がない花嫁を迎えることになった。
契約結婚から始まった二人だけど……?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 12:00:00
61273文字
会話率:58%
東の小国イースの王は大国ラウドラント帝国の庇護を受けるため、王女の一人を差し出した。
皇帝は孫との縁組にしようと思っていたが、イースの王は王女と皇帝の縁組を望んだ。
皇帝は七十歳。王女は十五歳。
歳の差があまりにもあること、
王女が未成年であることから、結婚は王女が成人とみなされる十八歳になってからということになった。
そして、実際は……?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 20:00:00
15920文字
会話率:66%
優秀な双子の姉と比較されてきた不遇な妹 × 次の主君を探して月から降り立った元アイドルのうさぎ青年
大学受験に失敗したことで「優秀な双子の姉・爽月(さつき)の“出来損ない”」として罵られるようになり、家族に虐げられる日々を送っていた彩月(
いつき)。
そんな彩月の唯一の楽しみは人生に絶望していた自分の心を救ってくれた元アイドル・「五十鈴 響夜(いすず きょうや)」の推し活であった。
迎えた二十歳の誕生日。「五十鈴 響夜(いすず きょうや)」の推し活をしていると、野良猫に襲われかけていた響葵(ひびき)と名乗る迷いうさぎを保護する。
月が昇った途端にうさぎから人間に姿が変わってしまった響葵だったが、その正体は「五十鈴 響夜」本人であった。
主君の命を受けて“月の姫”を探していた響葵だったが、とある事情から人間の姿になれなくなっていた。
誰にも聞こえなかったうさぎ姿の自分の声が聞こえたことで、彩月が“月の姫”であると確信した響葵。
そんな響葵に“月の姫”になるように頼まれるが、優秀な姉と違って取り柄がないからと彩月は断ってしまうのだった。
自分なんかが“月の姫”になれるのだろうかと悩む彩月。そんな彩月に自信を持たせようと愛してくれる響葵。
そんな二人を引き裂くように、彩月を疎む家族の魔の手が伸びるのだった――。
ひたむきな熱い想いはアイドルとファン、そして主人と従者の関係さえも越える。
推しへの情熱は誰にも止められない――!
※他サイトに掲載していた中編を改題の上で加筆修正したものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 10:40:00
216125文字
会話率:46%
平治の乱で二十歳の若さで処刑されたはずの源氏の猛将、悪源太義平。
だが、彼は死んではいなかった――
処刑場で命を救ったのは、鬼の女、夜叉。
義平の魂に惚れ込んだ鬼の女は、無理やり義平を現世へと引き戻す。
「妾の命を授けよう」
だが義平は、
その恩を喜ばず、むしろ夜叉を憎んだ。
「俺が望んだ生ではない」
義平がただ一つ求めるのは、父・源義朝の魂を喰らい殺した“真の鬼”。
その鬼を討つこと――それだけが、生き永らえる理由だった。
鬼と人の狭間でもがく義平の戦い。
鬼に生かされ、鬼を討つ。
和風ダークファンタジーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 10:25:56
24548文字
会話率:33%
山間の貧しい村で生まれた少年トーマ。彼は、ブラック企業で三十歳直前に過労死した前世の記憶を持って転生した。
彼が生まれたこの世界は、〈ギフト〉と呼ばれる持って生まれた能力によって、その後の人生がほぼ決められている世界だった。
トーマの
ギフトは〈ナビゲーションシステム〉という、誰も知らないギフトで、いわゆる〈はずれギフト〉だとされた。
彼は、前世の記憶と経験を活かし、誰にも縛られない、自由な人生のための戦いを始めるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 10:02:34
251693文字
会話率:45%
二十歳の三角関係から十年、私たちは日々の生活や仕事に追われていたけれど。運命って、どうしても交差してしまうものなのね。三角が四角になって、私たちの恋愛は丸く納まる……?
※この物語は『二十歳な私たちの三角関係について』の十年後を綴ってい
ます。(カクヨム様にて先行して連載をしております)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 08:20:00
9568文字
会話率:57%
二人の「たくみ」匠と拓海、と茜が二十歳のときに経験した三角関係。それぞれが動画配信を通して、充実した生活を送っていたが……好きな人に好かれたい、そんな気持ちが爆発して、ややこしいことに……
(こちらはカクヨム様にて先行して連載をしておりま
す)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-18 09:00:00
30591文字
会話率:49%
「お前は堅物で、面白みがない」
公爵令嬢エリアーナ。そのキャリアパスは、婚約者、王太子の一言で覆された。
絶望のさなか、彼女は思い出す。
――三十歳の経営コンサルタントだった前世の記憶を。
厄介払いで与えられた痩せた辺境領。だが、エリア
ーナの目には、その不毛の大地が「伸びしろしかない優良案件」に映っていた。
「人に期待するのはやめた。これからの『推し』は、この領地! 経営に全振りして、誰にも文句を言わせないレベルまで成長させてみせる!」
そんな彼女の前に現れたのは、監査役として派遣された「氷の騎士」レオンハルトだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 07:10:00
36791文字
会話率:22%
クロエ・シェードウィンは若干二十歳でありながら、第二近衛隊、通称朱紅隊隊長である。
通常業務に加え、女性進出のために日々邁進し、また、シェードウィン公爵家存亡のために結婚して子も産まねばならない。人生が一回では足りないぐらいだ。
日々忙
しく過ごすクロエには、頭痛の種がある。
いとこであるミハエル王太子だ。
彼は女癖が悪く、いつもその尻拭いをさせられる。「女性を何だと思っているのだ」とそのたびに注進し、時には実力行使(殴る、蹴る)をしてきた。
そんなある日。
王太子ミハエルに呼ばれて執務室に行ったクロエは、そこで傷だらけの青年アイザックに出会う。
アイザックはミハエルのご学友であり、婚約者から婚約破棄されたことで有名な青年だった。
「彼は命を狙われている。しばらくかくまってやってほしい」
「なぜ私が」
断る気満々のクロエだったが。
アイザックをクロエ宅に住まわせると、もれなく彼の愛猫のシャリーがついてくるという。
クロエは動物好きだった。
犬、馬、鷹からは好かれるが、唯一嫌われるのは猫。
その猫と一緒に暮らせる!?
クロエは内心の狂喜乱舞を隠し、アイザックをかくまうことにするのだが……。
彼にはどうやら、秘密があるようで……?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 04:00:00
99286文字
会話率:49%
マイラは幼い頃に男あまりの国に将来の花嫁候補として連れ去られた。
生まれ故郷の記憶は何もかも忘れてしまった。それでもいつかは生まれた国には戻り、両親と再会したいと願っていた。しかしニ十歳を迎えたある日、国王の誕生日の日に国は崩落。その混乱の
最中、翼竜の国の騎士、竜人であるジルヴァンから婚姻を申し込まれる。妻となる見返りに彼女はある条件を突き付けた。両親と生まれ故郷を見つけること、そしてそれまで白い婚姻を続けるというものだった。
外の世界を殆ど忘れてしまった令嬢と愛する妻の為に努力を惜しまない竜騎士のお話折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 23:53:20
80626文字
会話率:38%
地球に生まれた桜井梨里杏には、誰にも言えない秘密があった。それは、幼い頃から魔法が使えたということ。「それは絶対に使ってはいけない」――母の言葉に従い、彼女はその力を封じて生きてきた。
一方、異世界エルデリアに生まれたリリア゠セリュージュ
。魔法の名家に生まれながら、一切の魔法が使えない落ちこぼれとして扱われていた。そして彼女もまた気づいていた。――自分はこの世界の存在ではない、と。
そして、二人が二十歳の誕生日を迎えた夜、運命は動き出す。
異なる世界に生まれた、見た目も名前も同じ二人。
世界を越え、入れ替わった彼女たちの物語が、今始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 23:07:55
47171文字
会話率:51%
毒親育ちの主人公、蓬莱胡和。
彼女が二十歳になったとき、とある神様から招かれたのは人間が住む現世と妖が住む隠世の狭間に創られた世界───────通称"五都(いづと)だった。
そこは人間も妖も神様も、皆が分け隔てなく暮らせるかけがえ
のない理想郷。
胡和は芸亭司書として働くが、種族も特色も全く異なる世界で一体何が待ち受けているのか。
これは自分の好きを守る為に孤独を選んだ少女と五都の住人達を廻る成長物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 22:10:01
19111文字
会話率:29%
『誰もが恐れる冥王ハデスの妻ですが今日もモフモフ愛が止まりません~異世界で、人魚姫とか魔王の娘とか呼ばれていますが、わたしは魔族の家族が大好きなのでこれからも家族とプリンを食べて暮らします~その後の物語』の続編です。
冥王である父と、神の
娘である母の娘として産まれたカサブランカは五十歳。
人間の七、八歳くらいの大きさで成長が止まり、もう四十年が経った。
白に近い銀の髪に海のような青い瞳の美しい容姿の為、父親のハデスはあり得ないくらいの心配性になっていた。
母親であるペルセポネは『一日五十歩、歩きなさい』と世間一般的には激甘な事を言いながらも内心『あぁ……こんな事をさせて身体を壊すんじゃないか』と苦悩する日々を過ごしている。
ただただ子供達に激甘な両親と、ぐうたらしたい娘の物語……?
前作までの登場人物のその後も書かれています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 21:33:06
72680文字
会話率:63%
この世界では神の祝福として、十歳になるとスキル授受の儀が行われる。スキルを授かればよし、そうでないものは一生報われない人生を送ることになる。レオンはスキルを授からなかった。なぜ、神はこんなにも不平等な世界を創造したのか、本当にスキル無しでは
何もできないのか。もし、そうなら、この不平等な世界に全力で抗ってやる。それを邪魔するなら神だって・・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 21:00:00
116905文字
会話率:34%
ジョズワール公爵家令嬢エステルの両親は、彼女が十歳の時に離婚し母は公爵家を出て行った。
その後、父もなくなり、後を継いだ叔父一家とそれなりに良い関係を築き、第三王子サイモンとの婚約が調った彼女の前に、再び母が姿を見せる。
彼女にそっくりな男
とともにに。
エステルが実は亡き公爵の血をひいてないことが世間にしれたら、それを政治的にどんな風に利用され、良くしてくれた叔父一家や婚約者のサイモンに被害が及ぶかわからない。
危険物のような『毒母』とその連れ合いを排し、エステルは愛する人たちを守ることができるのか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 20:30:00
18128文字
会話率:52%
俺は、(少なくとも外見的には)普通の高校生。学校ではそのはず。色々と特殊な知り合いはいるが……、自分の身内に200年以上生きている婆さんがいて、その婆さんの変な能力が遺伝しているだけなんだ!
坂城 功。彼には物心つく前から、霊や人にあ
らざるものが『視えて』、『触れて』、『会話できる』という人間だった。周囲との認識の齟齬という問題を抱えて育っていた彼は、幼少期に現れた魔女と名乗る一人の女性に引き取られ育つ。
その後、数年共にあった魔女は旅にでることとなり、十歳の時から彼は魔女の知人を後見人として育つこととなる。
六年後、久しぶりに姿を現した魔女は、一人の女の子を連れていた。その子を巡り様々な思惑が交差していく――
カクヨム様、ノベルアップ+様、ハーメルン様、小説家になろう様のマルチ投稿となります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 20:10:00
440561文字
会話率:59%
王立学園騎士科に入学した伯爵令嬢のフィラ・レンデルは、婚約者のエディに公衆の面前で婚約破棄される。その上、フィラはもともと孤児で、貴族ですらないと暴露される。
聖騎士だった亡き父から、出生の秘密を聞かされていなかったフィラは、婚約破棄は
ともかく、自分が父の実子ではなかったと聞かされてショックを受ける。
彼女自身、十歳以前の記憶がなかった。幼い頃に魔族に誘拐され、記憶を消されたと聞かされていたが、それも本当のことなのか定かではない。
自分が何者なのか知りたいフィラは、友人ショーンの助けを借りで、十歳の時に自分が保護された場所、今は廃墟となっている砂漠の真ん中にある魔族の国、ネフライト国跡へ向かう。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 20:00:00
81723文字
会話率:53%
二十歳の誕生日、スピリタスを加湿器に入れて室内噴霧した女――大江山伊吹(おおえやま・いぶき)は、アルコール中毒であっさり死亡。
死後の世界で出会ったのは、酒を愛し、酔いに生きる神、酒神バッカスだった。
「お前の酒への愛、気に入った! 異世
界に転生して、魔王でも酔わせてこい!」
酒神バッカスの加護を受け、伊吹は異世界に転生。
与えられたチートは【任意の現代酒を精製できる能力】と【酒を飲めばバフがかかる“酒バフ”】!
だが、異世界の酒はまずかった。どれもこれも、まずい。最悪だ!
美少女騎士との出会い、炭酸水しか出せない魔法使いの仲間入り。
つまみを求めて、酒を造り、売って、飲んで、戦って、異世界を酩酊しながら大冒険!
「最高の酒が飲めるなら、魔王の一人や二人、ぶっ飛ばしてやるよ!」
これは、ただ“うまい一杯”のために異世界を救う、酒バカ少女の酔いどれ転生譚。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 19:50:00
6355文字
会話率:45%