「ーー俺達に使う時間は、もったいないだろ」
どうして、そんなことを言うんだ。
「ここまで引っ張ってくれて、ありがとな」
どこまでだって、一緒に行くって。
「後のことは、俺に任せてくれ」
これからも、“俺”に任せてくれればいいのに。
パーテ
ィとの別れ。また、一人になった。また、パーティから追い出された。
何故なのか。どうしてなのか。
「どうして、“俺が作ったパーティ”から、俺が追い出されなきゃならないんだ!!」
パーティを作ること八回。
パーティから追い出されること八回。
もう決めた。俺はーーソロになる。
ソロで、【塔】を登り切ってやる。
そう、決意を固めた刹那...
「一本につき一回しかふれません」
“剣”の才能に溢れる少女。
「一日一回しか【リロード】できないんよ」
“銃”の才能に満ちた女性。
「一日にいくらでもぶっ放せるわよ!ーー必ず暴発するけどね!」
“自然魔術”の才能に“最も優れた”女の子。
歪なパーティが、出来上がっていた。
ポテンシャルだけは世界最高の三人と、ポテンシャルだけは平均以下の俺が、この【世界】を隅から隅まで味わい尽くす。
「株式会社“jokers”最初の仕事はーー“動画撮影”よ!!」
※ただしそれぞれのバイトの都合上、全員集まれるのは日曜日だけになります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-27 17:00:28
21447文字
会話率:22%
魔術師の出現により世界は混乱に陥り、世界大戦へと発展。人間対魔術師の大戦争が発生して既に八年の月日が流れた。軍学校に通う少女青木ソラは幼き頃に別れた友達との再会を夢見て、毎日空を見上げている。だが、穏やかな日常は同級生に渡された指輪によって
、突如崩れ去ることとなった。
その指輪はラグナロクへの引き金。戦乙女の奏でる鎮魂歌の始まり。
少女はヴァルキリーとなり、友達との再会を夢見て剣を執る。
少女たちが織り成す剣と銃と魔術と神話の現代ファンタジーです。
※本編完結済みです。設定資料と外伝を予定中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-16 19:15:01
851240文字
会話率:52%