「革命をはじめようか」
短い共産党宣言を読み終えたところでそんなことを言ったあたしだったが
「革命を導いてが良い」
がどこからか分からずに脳に響いた。他の言葉と一緒に。
するかよと突っ込み返りたかったんだけど、記憶が不安定になった。
時間が流れるくらいは何とか分かっていって、場所も変わる途中だ。
本当に声があったのか?
音でもあったのか?
数秒にも及ばない内に異なる所にいると把握できて、轟音と破壊に囲まれた。周りの悲鳴と近くに子猫か赤ちゃんの鳴き声も聞こえる。
母さんが抱きしめて走ってる。ちらちらと裏から大きな……
何あれ。大きい過ぎて早すぎて、でも輪郭不明。音だけで死にそうだ。
来たか。
突然回されて母さんと向き合う。
「ごめんね、ヤ」
とだけ言い、あたしを土に置いた。そして母さんが突然消えた。
あそこへ向いたか。どうしてそんなこと。|娼婦《しょうふ》が何を出来てるの。
近い子猫か赤ちゃんの泣き声が悲鳴になった。慟哭になった
ああ。
あたしだね。
夢か。きっとそうだよ。
破壊音が激しくなる内に、終わりを待つしかない。
目を閉じて記憶がまた不明になる。そのうすると混乱が遠ざかる事に気づいて目をまた開ける。
町の姿がない。目を彷徨わせた最後に誰かのおじいさんの腕にいた。
「母親によく助けられたな。二人とも」
彼の視線を追ったら、遠く下に建物があった。
記憶がまた不明になる前の最後の記憶は轟く悲鳴だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-25 19:30:00
197745文字
会話率:39%
『ウスターリア愛国者』プロローグ
ウスターリアが帝国ではなく共和国としての道を歩み出した時、軍にはて人間離れした戦闘略を持つ帝政時代からのエースが存在した。国境を脅かす共産主義者と彼との戦いを描く。
最終更新:2024-02-07 08:00:00
19582文字
会話率:62%
当初は、『新転生したらコーギーだったニートの大冒険』について、この世界によく似た並行世界へ転生物語した主人公たちの設定と目標について補足した内容でした。
しかしながら よく似た並行世界で、時代についてもかなり近い設定ですので、主人公たち
が目標とする情報衡平社会について。説明を追記していくうちに、これは現実世界でも共通の課題になると考え、内容を現実世界への仮説の提案を書くことにしました。
あくまで、小説の補足ではありますが、情報社会と情報衡平社会について、現実の世界でも検討するべき課題も含めて書きました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-30 06:00:00
16781文字
会話率:1%
臆病で内気な皇女×国家転覆をはかる逆徒の将。活発で勝気な皇女×国を導く若き皇太子。
二人の皇女の恋は、その美しき国の行く末を左右する。
亜州の小国“宵暁国”の皇族、久遠院家には双子の皇女がいる。活発な気性の姉、小夜と、内気で臆病な妹、黎。
性格の全く違う二人は、お互いを唯一無二の半身と認める傍ら、どこか嫉妬に近い憧れを抱き合っていた。
十六になった二人は、それぞれ己の道を歩み始める。未来の帝となる皇太子煌との婚礼を控える小夜。二人の幸せを祈りながら、皇女として国の礎になる事を誓う黎。
しかし、黎はある日共産主義者たちのテロに巻き込まれ、一人の男に命を救われる。シンと名乗るその男の出会いは、やがて黎と、宵暁国の未来を揺るがす事になるが――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-06 10:00:00
192140文字
会話率:51%
「これは陰謀です!」
極度の陰謀論者である埋火一禄(うずみびいちろく)は、今日も物事の背後に陰謀を嗅ぎ取り、警鐘を鳴らす。
誰も取り合わない。話半分に聞く者、半分の半分に聞く者、全然聞いてくれない者しかいない。
医療事故の隠蔽。
暴対法の
真実。
半導体メーカーの策謀。
政財界の権謀術数。
夜の街を支配するラーメン屋の親父。
家畜とされ、人権を剥奪された無名の民。
誰も、その存在を知らない。知っているのは、埋火を含む有志数名のみだ。
ある時、クラス一の美少女である堀北神流(ほりきたかんな)が、埋火たちが集まる作戦会議室(旧校舎二階の教室)に案内される。
純朴で心優しい美少女を交え、一癖も二癖もある仲間たちが、それぞれの意思をもって陰謀に立ち向かう。
陽キャと陰キャの格差を消し去り、恋愛の平等性を訴える恋愛共産主義者:畦遼鵜(あぜりょうう)。
運命論を説き、右にも左にも寄らない中立こそが理想であると唱えるニュートラル理論提唱者:真壁封弥(まかべふうや)。
世にはびこる誠実はすべてまやかしであると声高に主張する財閥令嬢:鈴鹿来夏(すずからいか)。
彼らは叫び、主張する。たとえ、耳を傾ける者がいなくても。
在るべき理想を追い求め、イデオロギーの海に漕ぎ出していく。
思想強めの少年少女と純真無垢な美少女が織りなす、陰謀と真実の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-29 18:38:46
5747文字
会話率:60%
1928年7月、コミンテルン第6回大会で、スターリン(ソ連共産党の最高指導者)が話したのは、共産主義者が革命を成功させなければならないということだった。そのために必要なのは次のこと
(1)進んで軍隊に入隊し、その後、祖国を裏切って戦争で
負けさせる
(2)金持ちに都合良く作られている法律は守らず、秘密組織を沢山作って、ウソと騙しで祖国の偉い人たちを混乱させる折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-31 13:34:48
80837文字
会話率:2%
冷戦時代に発見されたダンジョンによってすっかり様変わりした世界…
そんな世界でひょんなことからアフリカでの仕事を請け負った最上達はダンジョンの攻略を行うことになる。
様々な勢力の思惑が入り組む戦場を尻目に仕事を進める最上たちだが、様々な勢
力の思惑によって血で血を洗う抗争に巻き込まれていくことになる。
隣国の独裁者から共産主義者の革命軍、国家という名の軍閥と、企業という名の財閥まで。暗黒大陸の陰謀に負けず依頼を完遂できるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-03 20:55:01
2296文字
会話率:10%
戦後日本の政治の元型は、なんといっても占領期の占領政策にあります。連合国軍最高司令官総司令部いわゆるGHQによる占領政策は日本の民主化だったと歴史教科書は教えています。しかし、よくよく考えるといくつもの疑問が浮上してきます。
そもそも日
本は民主国家でした。戦前の日本には帝国議会があり、裁判権も独立しており、普通選挙さえ実施されていました。当時の世界水準で見ても立派な民主国家でした。これに対してアメリカでは黒人に参政権が与えられていませんでした。民主主義の先進国はむしろ日本でした。民主主義後進国のアメリカが日本を民主化するという論理は完全に矛盾しています。
戦前の日本は防共国家でした。共産主義と戦っていたのです。治安維持法によって日本共産党は解体され、ゾルゲなどのスパイを逮捕していました。終戦後、治安維持法を消し去ったのはGHQです。日本共産党が復活し、社会の各領域に共産主義者が浸透していきました。これは共産化です。
GHQの官僚たちは、ルーズベルト大統領の政策ブレーンだった共産主義者です。彼らはニュー・ディーラーと呼ばれていましたが、実際には共産主義者だったのです。日本は彼らによって共産化されました。
GHQが実際に占領政策で嫉視した政策は、民主化とはかけ離れた圧政でした。戦勝国と戦敗国をあきらかに差別していました。連合国軍将兵が強盗や強姦をはたらいてもいっさい不問に付されました。GHQは日本の主権を奪い、まるで幼い子供がオモチャをいじくりまわすような無邪気さで、日本の憲法をはじめとする諸制度を改変しました。大東亜戦争の真実を捏造し、隠蔽し、虚偽を推し広めるプロパガンダを実施しました。GHQに対する一切の批判を言論弾圧しました。検閲を大々的に実施しました。日本の産業を弱体化させ、軍隊を放棄させ、警察から銃をとりあげ、日本の農業国家化を推進しました。不法入国する朝鮮人を野放しにして、その朝鮮人を準戦勝国民とし、各種の犯罪行為を許容し、特権さえ与えました。
これが占領政策の現実でした。はたしてこれが民主化といえるでしょうか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-14 11:08:24
41822文字
会話率:18%
えこひいき:共産主義者が持っている唯一の健全な議論。
どちらの場合もこれは受け入れられないと思いませんか?
最終更新:2021-12-15 17:33:20
702文字
会話率:0%
共産主義者である主人公は、誰かに刺されてこの世を去り、異世界に転生する。そこはもうじき産業革命の始まる国だった。貴族は私利私欲の贅沢三昧な毎日を送り、国民は食べ物にも困るような貧困状態だった。
最終更新:2020-12-13 18:45:39
648文字
会話率:9%
マルティン・ニーメラーの詞『彼らが最初共産主義者を攻撃したとき』より引用。
拡散のため、カクヨムにも連載しています。
最終更新:2020-02-04 17:24:05
215文字
会話率:0%
台風が各地に被害をもたらしても、偉い人たちは安全だ。必要もない大量生産の道具を売り、ゴミの元を生み出した人たちも慌てない。共産主義者ではないが、虐げられたマルクスの呪いには共感している。こんな日はとくにそうなる。
最終更新:2019-10-12 21:51:58
364文字
会話率:0%
「先輩っ、いま帰りですか?」
から始まるアカくて黒いジョークの世界です。見る人によっては不快に思われるかもしれないのでご了承ください。SS形式となっております。
カクヨムにも投稿しております。
最終更新:2019-09-23 18:18:33
1549文字
会話率:84%
≪注意!!この作品はフィクションです。この作品に出てくる国家、企業、人名。またあらゆる物事は現実世界とは関係ありません。≫時は2024年。日本は安倍内閣が存続し消費税の増税とカジノ合法化の余波と外国人移民の大幅緩和による政策で不法滞在者が大
幅に増えた。特に横浜はその煽りを受け違法ドラッグが更に売買されるようになった。そんな、ゴミのようなある日アメリカ合衆国が中国のバイオテクノロジーを発展させ軍事化に用いようとしてることを国連にて発表した。対する中国は報復としてアメリカ合衆国の宇宙外生命体からの信号を受信し既にコンタクトをとっていると世界に発表した。これら一連の行為によって両国の信頼と名誉は国際社会において著しく地位を低下した。世界は混乱に陥り大恐慌が発生した、中東のイラクは神の裁きと神の聖戦への信託として近隣諸国に対し聖戦を宣言した。トルコはアメリカと中国の崩壊に対しEUに頼るも無視されロシアに接近する。東南アジアの諸民族は今後ASEANを筆頭にした第三陣営の世界の幕開けとして暗躍しはじめる。一方EUは世論は真っ二つに分かれフランスではアナーキストと共産主義者による新世界への始まりとして革命が始まった。
そして。。。日本。。。。
長年の蝙蝠外交むなしく両国が崩壊してしまい経済成長率は大幅に低下した。幸いなことか皮肉なことか日本人は自分は小市民だから関係ないよね。お金頂戴と政府に全てを丸投げした。しかし、安倍内閣も含め政府や地方行政のトップも今まで酒と料亭とカジノしかしておらず経済のけの字も知らないので自分の政党の後輩にまる逃げし自分たちは海外に避難した。
いまだ、何とか平穏を保つ日本。しかし、その甘えた幻想が消えるのは目前だった。だが日本人されど日本人は現実を見ようとしなかった!!!真実から目を逸らし、腐った嘘を真実とみていた。そんな日本に不満を抱く一人の青年がいた。彼の名は佐藤一(さとう はじめ)今は東大の経済学部に所属し学友たちと共にバイオテクノロジーに関する企業を立ち上げたばかりの若手起業家だった。彼は小学生の頃から日本国に不信を抱きやがて確信し日本脱出の為の金策として企業したのだ。これはそんな彼が友人たちと共にこの国際的大不況から”生き延びる”話だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-02 22:00:00
220文字
会話率:0%
共産主義者であり、彼の所属する党の機関紙で働く東風共助はある時、SNSにて共産趣味者を目にする。
これがきっかけで、彼は共産主義の真の復古運動を目指し、大著「共産趣味批判論」を執筆していく。これは彼がその大著を描くまでの一連の流れを描いた作
品である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-15 19:10:07
4763文字
会話率:8%
市民のクーデターで命を落とした共産主義者の「私」は異世界に転生してしまう。
そこは一部の貴族たちが大勢の農民たちを支配・使役する封建制国家がいまだに存在する世界であった。
この地で農民たちを解放し、貴族ではなく人民によって治められる理想郷の
建設こそ「私」使命である。
「私」は元の世界の歴史や記録をもとに封建国家を叩き潰して新国家を作っていく
これはその記憶である
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-23 22:05:28
2612文字
会話率:28%
賛成デモをまったく報道しない関東テレビ局はマスゴミ!九州の放送を見習え!!
全国、沖縄にだって賛成反対の意見はある。多数か少数かなんて民主主義の根幹を履き違えた判断基準で「正しさがわからないから話し合う」表現の自由を担保しなくては進まない民
主主義の崩壊を忘れるな!!結論ありきで話すやつは民主主義者じゃない!毛沢東と一緒だそんなの!!折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2015-07-19 04:33:10
2589文字
会話率:15%
大学闘争に明け暮れた共産主義者の青年は、その最中、味方の放った投石が命中し、死亡してしまう。彼の魂は現実世界を離れ、異世界に流れ着く。そして、何の因果か記憶を保持したまま彼は転生する。
異界に落ちた共産主義者は、いまだその熱意を失っては
いなかった。魔法文明を築こうとしているこの世界は、貧困と暴力が絶えない世界だった。格差を是正し、人民の幸福を達成するため、彼は再び理想郷建設のために行動する。幸いにも転生先で容姿と声帯に恵まれ、人を惹きつける才能を授かった青年のもとには、人がたくさん集まってくる。
魔法に頼りがちで、文明の速度に哲学がまったく追いついていなかったこの世界で、青年が披露した「理論」は様々な人々を虜にしていく。人間、エルフ、ドワーフ、騎士も魔法使いも分け隔てなく、彼の思想は広がっていく。
既存の宗教が否定され魔法兵器だけが暴れ狂う世界で、共産主義は猛毒だった。誰もがその虜になっていく。
だが、学生闘争途中で死んだ青年は、共産主義のたどった末路を知らない。また、人類すべてがホモ・サピエンスなる一つの種であるという前提をもっている「理論」は、異世界においてある矛盾を露呈させていく。
青年は、かつて人類が乗り越えたはずの「巨悪」と対峙することになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-03-24 01:18:20
1694文字
会話率:0%
現実を元にした未来の世界。
そこには現在と大きく違う点が3つあった。
一つ、太平洋上に新たな大陸があること。
二つ、人類にとって空が閉ざされたこと。
三つ、人知れず魔法と呼ばれるものを人知れず使う存在がいること。
これは、人間と魔法を使う
ものたちの戦争と幸福の物語である――――
魔法を兵器が蹂躙したり、されたりするもの。
人型兵器を現実にありうるように考えたらパワードスーツが出来て、さらに魔法をぶっこんだもの。
なおこの作品はAC、(空とロボ)、ガンダム、ガンパレ、ブレイクブレイド、完全装鋼士 : レベル0に影響を受けた作者が書いてます。
処女作です。
感想批判求む。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-01-18 17:58:20
1805文字
会話率:21%
主人公、東條(とうじょう)亙(わたる)は、時代の民主主義の流れに逆らう生粋の共産主義者。何時まで経っても共産化しない世界に辟易としていた彼は、ある日、別の世界に行きたいと願う。すると如何した事かその願いを聞き届けた神に、別の世界に飛ばされて
・・・と言ったような共産主義者による共産主義者のための共産主義的なお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-12-16 21:34:33
5998文字
会話率:53%