19歳の海賊令嬢と17歳の造船技師貴族令息の恋物語。
主人公リスベットはシルア海峡の安全維持を生業とする大海賊ケルピー水軍の頭領夫婦の娘で、海賊令嬢と呼ばれている。
百人船の船長にして鎖鎌の使い手。
リスベットは海賊に襲われていた造船技
師貴族令息のラーシュを助けた縁で、新造船リスベット号の作成を依頼することになる。
完成とともにラーシュの思いを伝えてもらうという約束を交わし、その瞬間を待ち焦がれるリスベット。
だが、元婚約者トルモッドの魔の手が密かに忍び寄る─── 。
※ヨーロッパ風で大砲や銃は存在しない世界の物語です。
魔法等のファンタジー要素、残酷描写はありません。
リスベットとラーシュの初恋を見守って頂けましたら幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-02 20:52:27
33605文字
会話率:40%