最強の陰陽師と名高い青年は、神達の思惑によって異世界への転生を果たす。
そして彼が生まれて1秒経たずに気付いたのは、自分が力を失ってしまっているという信じ難い事実。
それなら気楽に楽しい生活を!
なんて思えなかった高慢な男は、自ら
泥沼の地獄へと浸かりきって行った。
畏怖され、信じられ、愛され、期待された男は、蔑まれ、憎まれ、疎まれ、嘆かれる。
盛者必衰の理をその身で現すように、盛衰興亡を体一つで語るように、栄枯浮沈がその男のためにある言葉かのように思えるほどに……
段々と落ちぶれていく自分の姿に恐怖を抱くことすらできないような地獄の日々を生き抜いて……
いつからか、かつての自分の姿を妄信的に崇拝するようになっていた。
そんな時現れたのが自分を魔王の使いと名乗る美女。
が、日常の変化が果たして本人を変えるだろうか?
これは、どうしようもない傲慢野郎がどうしようもない信条を貫いてどうしようもないなりに他の色んなどうしようもない奴らを救ったりとかする、そういうお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-06 04:11:53
16753文字
会話率:28%
グレナリク帝歴124年、
人類は戦傀儡という兵器の開発に成功する。
戦傀儡は人間の使用していた武具から作り出せる女性の形を模した戦闘人形で、その戦闘能力は絶対的なものだった。
グレナリク帝国はその武器ひとつ作るより安く済むほどの低コストと人
一人を一人前に育て上げても敵わない高性能から、今までの軍隊の必要性について疑問視することになる。
先の大戦で奇跡の凱旋と呼ばれる圧倒的勝利を納めた経歴を持つ人類最強の兵士ナガラ・セイゲンは、戦傀儡に対して反対の姿勢を明確に示していたが為に、自分の受け持つ選等兵団を解体され、戦傀儡第47小隊の司令官として辺境に左遷されてしまう。
これは、青年の戦いにピリオドがついた10年後の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-06 04:10:58
9228文字
会話率:33%
人類と怪物の戦争。
怪物どもを統率する『怪人』は強大な力と明晰な頭脳を持ち、それに対抗できる人類は『魔法』を使うことで人知を超えた力を得られる『魔法騎士』のみだった。
しかし、世界の支配者を決定づけるその戦いは、魔法騎士の敗北で幕を閉
じた。
人類の希望は失われ、生き残った人類は怪物どもの家畜と化した。
そんな世界に、かつて騎士を志した少年ブラム=ルークウッドは生きていた。
失ったものは取り戻せない。それでも、ブラムは戦うことを決意する。
やがてブラムは死闘の果てに『怪人』どもを倒し、世界を救うことに成功する。
英雄になったはずのブラムは――しかし、気が付くと過去の世界に舞い戻っていた。
当たり前のように隣にいたのは、死んでしまったはずの大切な幼馴染、ルナ=ベイリー。
「……どうしたの? ブラム。死人でも見つけたような顔しちゃって」
「いったい……何がどうなっているんだ……?」
大切なものをすべて失って、それでも命を賭して救ったはずの世界はもう存在しない。
あっさりと、何の前触れもなく、世界は過去に巻き戻った。
ブラムは失ったはずの過去――自分だけが逃げ出した最悪の過去と向き合うことになる。
「……僕はもう、逃げない。今度こそ絶対、君を助けるために」
ブラムは歴史を覆して大切な人たちを救い出し、本当の英雄になると決意する。
◇完結まで毎日更新です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-26 19:00:00
111990文字
会話率:30%
突如世界に出現した巨大迷宮、そこから得られる資源によって人類の生活、医療、技術、社会形態、あらゆる面が大きく変化、発展することとなった。
しかし水面下ではダンジョンの利権を巡って国家間での静かな闘争が勃発していた。
このままではいずれ大
規模な戦争に発展しかねない。国際連合はこれを危惧しダンジョンに関連する幾つかの制度を定めた。
その一つが国際連合が認定した探索者育成学校の生徒、もしくは卒業生でなければダンジョン内への侵入、探索の一切を禁止するというもの。
主人公、椿井天晴はエーデアダンジョン学園中等部所属。なんと彼は実年齢16歳で、学園史上ただ一人の留年者。驚くことにしかも四留。
四留なんてただ事じゃない。 クズ、ぷー太郎、出来損ない、劣等生。 三歳年下の同級生達は口々に天晴を批難した。が、彼らはまだ知らなかった。 この男、実はかつて【未来の探訪王】と評される程の優等生…… もといダンジョンバカだったということを。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-29 19:09:26
123519文字
会話率:46%
魔術国家の暗躍部隊に所属していたカレルはとある事件がきっかけで魔術が一切使えなくなってしまった。そんな彼に与えられた次の任務は魔術学園に入学することだった。
最終更新:2015-07-16 02:03:52
43355文字
会話率:70%
とある異世界に迷い込んだケイスケは、元の世界に戻る方法を探して旅をしていた。
変態、脳筋、電波……。様々な仲間達と困難を乗り越える彼の姿はまさしく主人公だ。
しかし旅を終え、平凡なフリーター生活を送るようになってからはただのモブキャラ
と化してしまった。
かつて【ニ刀使い】として名を馳せた最強の面影は何処にもない。
これは、そんな彼が送る日常を周りの視点で見守る物語。
と、思わせつつ主人公を再開していく彼の物語。
※異世界にはレベルやスキルと言ったものが存在しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-02-25 19:28:27
39035文字
会話率:36%