無門学園中等部の『ヤス』は、復讐のため完璧なトリックに基づいた殺害計画を立てる。
それは『自分が犯人とわかっていても解けない殺人』。
ヤスは恨みを晴らすべく、能う限り遊戯的に殺人を行おうと謀っていた。そして殺害予告状を送りつけ、探偵であ
る『ひねり』に真っ向から挑戦する。
真相を暴こうとあがくひねりの目の前で、あざ笑うように殺害計画を遂行するヤス――。
不可能犯罪に翻弄され、惨劇を止める術も持たぬひねりに、果たして『実行不可能な殺人』の謎は解けるのか……。
★注意★
【冒頭の章『XX 闇の中の私刑』に殺人の具体的描写がありますので、残酷な描写が苦手な方はその章を飛ばして下さい】
■読者への宣誓
『ひねり』は、形式はライトノベルですが、内容は本格推理物に準じております。
1.『謎とトリックの提示』
2.『犯人および犯行方法当て』
3.『読者の推理で事前に解明が可能』
以上の約束事は、いずれにおいても堅く守っております。
ご自身、または名探偵スフィーの推理を玩味して頂けたならさいわいです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-06 22:20:02
17138文字
会話率:47%