伯爵令嬢ラーナには名家の侯爵の婚約者がいる。家のため、お父様のために、名家に嫁ぐことが自分の使命だと思って生きてきた。それなのに、他に好きな人ができたという理由で侯爵から婚約破棄をされてしまう。愛情のない相手からの婚約破棄は辛くはなかった。
早く次の相手を探そうとするが、義弟がおかしなことを言い出し……。
*令嬢(貴族)ものは勉強中で変な点があるかと思います。あまりに変な点は教えていただけますと、今後のため助かります。寛容な心でお願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-28 14:04:33
6450文字
会話率:42%
私、シーナ・サウスが愛してやまない主人マリーン・アトランテ様は才色兼備で人当たりも良い完璧令嬢です。そんなマリーン様もまだ未熟な恋に恋する15歳。女生徒達を食い物にしている教師レッド・ブラックシーに騙され付き合っております。とても心配です。
ですが、お嬢様と第二王子ヴァルト殿下の婚約が決まりました。これでレッドと別れてくれるでしょう。私はホッと胸をなでおろしました。
ところが、間もなくして殿下が浮気をなさっているとの噂を耳にしました。お嬢様の身を案じて学園へ潜入したのですが、そこで男達がお嬢様を取り囲み断罪劇が繰り広げられていたのです!
殿下達の側近、お嬢様の想い人レッド・ブラックシー、そして、自らをヒロインと名乗るピスカ・シーホワイト達がお嬢様一人を責め立てる。
もう我慢なりません!
婚約破棄の危機に直面したお嬢様を救うべく私は拳を振るう決意をしたのでした。
ですが、お嬢様とヴァルト殿下の様子がどうにも変で……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-16 20:00:56
31001文字
会話率:56%
わたくしのお仕えするシェリルローズ様は、たいそう運の悪いお方でした。
王宮の裏で木登りをなさっていて足を滑らせて転落、聖女の力に目覚めたうえ、王太子ウィリアム殿下に見初められて。
こう申してはなんですが……ウィリアム殿下は、狙った獲物は絶対
に逃がさないご気質をお持ちでした。
一方のお嬢様のお気持ちはいかがであったかと申しませば、
「ホゲェェッ!! 絶対にいやぁ!!!」
だそうでございます。
これはそんなお二人のお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-09 12:09:07
9061文字
会話率:26%