聖女セラフィーナ・ルミエルは、王国と魔族の和平の儀にて起きた魔王暗殺未遂事件の罪を着せられ、処刑される。
だがその死は偽装。魔族の将軍ルシアスによって救われた彼女は、己の名誉と真実を取り戻すため、“死んだ者”として密かに探偵稼業を始める。
魔王アザル、そしてかつての敵国である魔族領との微妙な信頼関係。
王都の腐敗、王族の陰謀、そして――誰かが仕組んだ“聖戦”の影。
死んだはずの聖女は、仮面をつけ、名を隠し、ただ真実のために動き出す。
浮気疑惑、密室殺人、王宮の呪い。
次々と舞い込む事件の中で、彼女は世界の深い闇と向き合い、そして少しずつ“誰かの心”に触れていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 22:28:00
4497文字
会話率:40%
君との婚約を破棄させてもらいたい──パーティで急にそんなことを言い出した婚約者(第二王子)だが、何か様子がおかしい。婚約破棄は大変結構だけども、家の面子を潰すわけにはいかない。ちょっと変わった演技派(≠演技好き)令嬢が、家と自分の自由のため
に、機転を効かせた一芝居でハッピーエンドを目指します。
※本格ミステリではありませんのでご注意を。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-29 03:17:39
4681文字
会話率:36%