かつて、王太子妃候補として王国中に名を馳せた令嬢――リディア=エルミナ=クロフォード。
だが、ある日突然、彼女は“理由不明の婚約破棄”を言い渡される。
すべてを失い、実家からも見捨てられ、王都の片隅にひっそりと身を隠す彼女に届いたのは、
一通の密書だった。
「――王太子の命が、近く狙われる」
その一文を読んだ瞬間、リディアは知った。
自分が捨てられたあの日と、この毒殺未遂事件は決して無関係ではない、と。
舞台は再び王宮へ。
かつて捨てられた令嬢が、今度は“真実の証人”として戻ってくる。
陰謀渦巻く宮廷にて、彼女は自らの手で証拠を集め、
王太子暗殺の背後に蠢く“王家の闇”に迫っていく。
冷たく変わってしまった王太子・アレクシスとの再会、
疑念と懐疑の狭間で揺れる心――
だが、リディアの瞳は決して曇らない。
信じていたのは、かつて交わした“誠実な契り”と、
何より自分自身の直感と、知性。
毒、裏切り、仮面の舞踏会、そして失われた愛。
すべての真実を暴いたとき、王国は変わり、
そして“捨てられたはずの婚約”は、再び蘇る。
「私にとってあなたは、“王太子”である前に――
ただ、ひとりの、愛しい人だったのです」
これは、一度すべてを失った令嬢が、
その誇りと愛を胸に、王国の運命を変える物語――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 21:09:33
2986文字
会話率:17%
恋愛ゲームのヒロインに転生した平凡少女(隠れ肉食系)は、逆ハーレム構築に成功し、グランドエンディング手前でほくそ笑んでいた。だが、その絶頂の最中に……?/ヒロイン視点の悪役令嬢逆転劇です。/本編、番外編共に完結済み。お読み頂きましてありがと
うございます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-24 20:00:00
56809文字
会話率:27%
その日、アルドア学園高等部では入学式が行われていた。
主席合格した公爵令嬢アドリアナは堂々とした姿で、朗々と新入生代表として挨拶をする。
そして入学式が終わり、運命の歯車が彼女を巻き込み始める。
―――物語が、再び幕を上げようとしていた。
*悪役令嬢がその未来を覆す、という昨今の流行に乗って書いてみた作品です。
前作ほど『ざまぁ』成分が不足していますが、今後にご期待して頂ければ幸いです。
前作をお読みでない読者の方は、まずこちらを読んで頂かないと良く分からないと思いますので、こちらからどうぞ。
http://ncode.syosetu.com/n7910ct/
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-22 18:00:00
9681文字
会話率:21%
その日、アルドア学園中等部では卒業式が行われていた。
卒業生代表として壇上に上がったアドリアナは証書を受け取り壇上から降りようとすると、乱入者が現れた。
―――物語は、幕を閉じようとしていた。
*悪役令嬢がその未来を覆す、という昨今の流行
に乗って書いてみた作品です。
『ざまぁ』を心掛けて書いてみましたので、どうぞ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-15 18:00:00
12541文字
会話率:21%