ただいま僕は彼女に覆いかぶさられ、ゆっくりと間合いを詰められている。
普段の目立たないひっそりとした雰囲気からは程遠い、欲に率直な夜の姿。
でも……君は……トラウマを解消する為道具として扱ったの?
注意事項1
起承転結はありません。
短編
詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
恋愛です。R15です。
苦手な方はご注意下さい。
不器用だなって思います。
でもこの不器用さが好きなんです。
仄暗い女ばっかりです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-31 19:26:48
1141文字
会話率:48%
都市部まで電車で一時間ほどののんびりした街にある私立男子校に通う加藤隆昭(カトウ タカアキ)は、最近ある噂を耳にした。
同じクラスの、さわやか系アイドル顔をした元バスケ部のヤツと、加藤の前の席にいる学年トップクラスの秀才が付き合っているらし
いという噂。絶対に信じていなかったけど、ある日昼休みの教室に二人がいるのを見てしまった。そしてわかった。噂は本当だった。
これまで誰とも付き合ったことはなく、胸を焦がすほど誰かを好きになったこともない加藤にとって、恋愛は未知数。だがそんな加藤にも気になる存在がいた。
夏休みの終わり、予備校の帰りに駅のロータリーで、同じクラスの鷹藤良和(タカトウ ヨシカズ)が人待ち顔で座っているのに出くわした。それまであまり話したことはなかったけれど、1学期にあった小テストで順位が並んだのをきっかけに改めて存在を知った。
予備校帰りで腹が減っていた加藤は鷹藤をファミレスに誘い、スケボーを持っていた彼と近くの公園へ行く。なにげない会話の中で鷹藤が「俺、今日誕生日なんだ」と打ち明けた時の、びっくりするぐらい照れくさそうな顔と、「おめでとう」と伝えた時の照れたような笑顔。そんなことがあった一夜を加藤は忘れられない。
秋、冬と季節は過ぎ受験が近づく中で、二人は同じ大学を志望していたこともあり、それまでつるんでいた仲間達よりも一緒に過ごす時間が増えていく。気持ちの通い合う友人でありながら、他の人にはしないであろうたわいない話ができる間柄であることもお互い認識し始めている。
3月。合格発表も終わり、高校生活最後の早春を過ごす中で鷹藤は加藤にある告白をする。
誰かを好きになってみたい17歳と、そんな彼に惹かれる18歳。恋愛未満の男子高校生達の物語。
★この作品はfujossy、エブリスタ、pixiv、カクヨムにも置いています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-01 23:30:47
20678文字
会話率:40%