高校2年生の百合香は、勉強漬けの毎日に嫌気がさしていた。
ところがある日、弟が作ったジオラマの中に飛び込んでしまう。百合香は、そこで、剣の腕だけがやたらにたつ魔法使いの青年、シーディと出会う。
雪降り積もる中世、欧州風の城が建つジオラマの国
、そこに住む風変わりな生物(クリーチャー)。たよりのない現実生活も背景にして繰り広げられる、ちょっと理不尽なファンタジー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-07 07:31:18
177971文字
会話率:31%
雨の中を行く脱走兵した機甲歩兵達、疲れ切った彼らが辿り着いたのは、まるで中世の城であった。
最終更新:2020-09-06 23:35:25
11272文字
会話率:28%
バスルームで足を滑らせたわたしは、何故かイチゴソーダの味のする不思議な湖で溺れていた。
都合よく助けの手を差し出してくれた理想の容姿をした男性は、この湖を有する国の次期国王だった。
王座に就くためには専属の異世界から来た人間「魔女」を召し抱
える必要があり、特定の条件を満たしたこの日に湖に現れる魔女を迎えに来たのだという。
魔女の自覚はないままに、魔女として連れ帰られたのは中世の城に近世の衣服や調度の入り混じる不思議な環境の王太子の住まいだった。
宮廷付きの魔女としての教育を受けながら魔女の能力の出現を待つうちに、わたしは王太子に惹かれてゆく。
そんな折起こった戦で命を落としかけた王太子を前にわたしの魔力が発動。
晴れて王太子付きの魔女となると共に思いが通じ王太子と親密になることができたわたしだが、「宮廷魔術師」はパートナーとなる相手とは結婚できない掟があると知らされる。
その矢先王太子に他国の王女との政略結婚の話が持ち上がる。
気乗りのしていない王女を魔力をもってその気にさせるようにと周囲から要求され苦悩するわたしの思いとは裏腹に王女はすでに王太子に好意を寄せていた。
わたしの王太子に対する思いを知った王女とわたしの関係は……
(このお話は、アルファポリスさまで現在公開途中のお話「37代目の魔女にされたので、」のお引越し作業中になります)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-02 21:59:25
174084文字
会話率:30%
ある昼下がり、国王ハムレットが庭でうたた寝をしていると、弟のクローディアスがやってきて、耳元でささやいた。「お兄さん、実は僕は……」
気がつくと、いつの間に幽霊になっていて、海辺をふわふわ浮いていた。
王様の幽霊になってからの仕事は海岸線の
パトロール。豊かな国土を狙う敵から、可愛い国民を守ります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-05 01:35:18
3229文字
会話率:0%