世界は美しい
世界は残酷だ
世界は面白い
世界はつまらない
相反する言葉は螺旋となって一つの未来へと向かう
舞台は現代日本
この物語は今後のあなたの目を変えることになる
最終更新:2025-04-10 00:00:00
1140文字
会話率:28%
塩化ビニルモノマーで出来た怪獣。近在の浜辺で拾った犬の下顎骨。
セミの抜け殻。それと対となるように集められるたくさんの虫の亡骸。
到底八歳の少女が好まぬようはそれらを愛でる彼女は、いつもいつだってそれだけで満ち足りているように見える。
さりとて『|ギフテッド《神からの贈り物》』を生まれ付き得てしまった彼女の孤独感は誰にも分からない。
彼女に興味のない父。彼女に関心を持たぬ母。如何にも相容れぬクラスメイトたち。
そんなひとりぼっちの彼女を。どうしても惹き付けてやまぬモノがいる。
彼女はそのモノを見付けてから、恋心と云うものを知らずして、尚、そのモノに恋をしていた。そう、近在の邸宅に設えられた一体の異形なる石像に。
彼女のように逸脱するものはただ弾かれ、『いじめ』と呼ばわれる暴言や暴力を受ける。そうして彼女、いやさ小夜子と云う名の少女に転機が訪れる。
ある日石像へと歩み寄り、二人だけの密約を交わしたその夜、小夜子に夢にまで見た使者が訪れて、彼女の未だ小さな体へと手を添わせ、小夜子をまるで冷たく、しかし何故か温度を感じさせぬ世界へと誘《いざな》わせる。
「助けるから、助けてと云ったろう?」
そのモノはそう発して、小夜子を今まで感じたことのない世界へと攫って行く。 待っていたのは何処までも青い洞に据え置かれた石くれと石礫ばかりの静謐な世界。
彼は云う。「この世界は美しい世界であった」と。そうしてそれを小夜子に取り戻してもらいたいと。
果たして小さな小夜子に彼らの地を取り戻すことは出来るのであろうか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-19 21:56:42
172334文字
会話率:26%
昔々、世界は何もない「無の海」に沈んでいた。そこには時間もなく、風もなく、ただ静寂だけが広がっていた。
しかし、その「無の海」の奥底には、いくつかの小さな光が揺らめいていた。その光は「精霊」と呼ばれる存在で、長い眠りの中で夢を見ていた。彼
らの夢は、空を飛ぶ鳥の夢、森に響くせせらぎの夢、大地を駆ける獣の夢──そう、世界の夢だった。
やがて精霊たちは目を覚まし、その夢を現実にすることを決めた。
炎の精霊─世界に太陽を灯し、生命の情熱を与えた。
水の精霊─大地を潤し、川や海を作り、生命が生きる場を与えた。
風の精霊─空に風を吹かせ、命が息をするための空気を満たした。
地の精霊─大地を固め、山や谷を作り、生命の足場を築いた。
光の精霊─闇を払い、世界に光をもたらした。
闇の精霊─光の影を作り、休息と静寂をもたらした。
こうして、世界が形作られていった。
しかし、精霊たちは気づいた。この世界にはまだ、笑い声も、歌声も、語り合う者もいない。世界は美しいが、あまりにも静かだった。
そこで精霊たちは新しく、ふたつの精霊を作り出した。
時の精霊─昼と夜を作り、季節を作り、世界に動きをもたらした。
音の精霊─物質の感情や思念を伝えるため、川のせせらぎや風のざわめきで世界に感情の豊かさをもたらした。
そして精霊たちは力を合わせ、一つの存在を作り出した。炎の精霊は心に情熱を、水の精霊はやさしさを、風の精霊は自由を、地の精霊は忍耐を、光の精霊は希望を、闇の精霊は夢を見る力を吹き込んだ。
こうして生まれたのが、人間だった。
そして、精霊たちは人々にこう告げた。
「我らはお前たちに力を与えた。しかし、その力をどう使うかは、お前たち次第だ。」
人々は誓った。精霊たちを敬い、世界を壊さず、大地とともに生きることを。
それ以来、精霊は目に見えなくとも、人々のそばにいると語り継がれている。
その精霊たちの力を強く感じ取れる人間が時折生まれてくる。その者たちは「精霊の加護を受けし者」と呼ばれ、精霊たちに与えられた力を使うことができるという。
「精霊の加護を受けし者」は普通、一人に一つの精霊の加護を持って生まれるが、ごく稀に「全ての精霊の加護を受けし者」が生まれることがある。
この物語の主人公、キリ・エヴァンスがその一人だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-18 14:00:00
209457文字
会話率:38%
帝国上空の天空島に作られた街には、近年発見された「獣人」たちが住む。不思議な世界を生きる犬獣人の少女の話。
完全に異世界。強いて言えば近代?現代?なヨーロッパ周辺。
作者の世界観設定メモついでみたいなやつ。
最終更新:2025-01-05 18:00:00
22145文字
会話率:55%
生の報いは死
善の報いも死
だとしても、まだ世界は美しい
最終更新:2024-12-20 14:27:01
2179文字
会話率:21%
×××××年――
地球が荒廃してから数十年がたった。
ヴァンス・レインハルトは、『生きたカプセル』として数千年にわたってコールドスリープ状態から“起き”、廃墟と化した研究室で見つけた日記から自分が実質、最後の人類なのだろうと知る。
誰もいない地下都市『ノヴァ(NOVA)』、地上をはい回る巨獣、そして謎の少女「ラビ」……。
誰もいなくなったって、きっと世界は美しい。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-24 17:59:57
2217文字
会話率:11%
明晰夢持ちの引きこもり、遠藤拓22歳は毎日夢に逃げている。夢では自分の思った通りになんでもできる。
現実では怖くて外に出られない拓でも、夢の中なら一人でマックを買いに行ける。昨日食べた美味しかった鰻も、もう一度食べたいなと願ったら、ポンッ、
ほら目の前に。
そして、もしも死ぬほど寒い山に一人でいたなら、そこを爽やかな草原に変えればいい。拓は夢の中で草原がグングン広がってゆく様を見ながら横になってゆっくりとくつろぐ。
・・・・・既にそこが異世界だと知らないまま。
これは常日頃から夢の中で魔法のような力を使っている引きこもりの青年が、実際に魔法が当たり前に存在している世界で必死に人の役に立つために足掻く物語。
どうか読者の皆さんも、かわいい彼の活躍を知ってあげてほしい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-17 11:29:04
36730文字
会話率:37%
【BL作品】
「この世界は下らなくなんかない。この世界は美しい。ただ、その美しさの中に俺は要らない。それだけだ……」
草壁鞍馬(くさかべ・くらま)は、湖畔にある小さな村の役場に勤める若い職員。本来の業務の傍ら村のなんでも屋である「ゆうあい
課」としての仕事もこなす彼は、ある春先の寒い夜に湖に入って自殺しようとしたよそ者の男、彬(あきら)と出会う。一度役場に連れ帰ったものの、またいつ衝動的に命を絶とうとするかわからない彼の心を変えるために、鞍馬は彬を自宅で保護しようと決意するのだが。
依存させたい男×依存したい男のこじらせ系BL。
以前ムーンライトノベルズで掲載していた「(Happy)Dependence Day」を改題し、こちらで掲載できるように手を加えたものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-29 19:00:00
98988文字
会話率:36%
異世界に転生してしまう。こんなにも世界が美しいだなんて。知らなかった
最終更新:2024-07-19 02:46:02
49312文字
会話率:53%
家族と離れて暮らす芳は家族の為に仕事にいそしんでいた。
しかし、突然得体の知れない少女に出会い、気に入られてしまう。
彼女の正体は何か?
彼女と出会ってからいつもの日常が恐怖に変えられてしまう。
最終更新:2024-06-16 19:32:56
10302文字
会話率:45%
この作品は仙道アリマサ様の『仙道企画その6(ボカロ企画その3)』参加作品になります。
企画用に作成された音楽と一緒にお楽しみいただければ幸いです。
最終更新:2024-04-08 07:22:41
772文字
会話率:0%
今日も世界は美しい。
え? 違う?
よし、それじゃあ一緒に、文句言ってやろうぜ!
この作品は作者ブログ「君主Onlineラボラトリ(http://blog.livedoor.jp/kunshu_lab/)」にも掲載していま
す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-06 00:00:00
3061文字
会話率:14%
平々凡々な26歳会社員の”俺”は週末の休日を謳歌していた。そこへ突如現れた”レア”と名乗る”謎の金髪美女”。『天界から来た』などと怪しげな事を語るこの女を”俺”は訝しむのだが……あろうことか、彼女はその時既に地元警察と”ド派手なトラブル”
を起こしていたのだ!
騒ぎに巻き込まれた”俺”と元凶のレアを追い、徐々に狭まる警察の包囲網。しかし街の廃材置き場で拾った”聖剣エクスカリバー”(小汚い金属バット)を手に、彼女は国家権力へと反撃の狼煙をあげる!
『地味で平凡な主人公』と『天界一アタマの弱い戦乙女レア』が出会ってしまった事により、異世界と現代の田舎町を股にかけて巻き起こるノンストップコメディ!! 吹っ飛ぶパトカー、空飛ぶウ〇コに食い逃げ天使……そうして徐々に”彼の平和な日常”が崩壊してゆく。
『ビニール傘と金属バット』
【さあ、『アホの子レアさんVS日本のおまわりさん』、開幕です!!】
2020/09月現在、【選挙活動編】が進行中! レアさん、今度は”選挙妨害”で街中に迷惑を掛けまくります!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-18 07:00:00
1194821文字
会話率:45%
『 2017/07/11 18:25:35 』
夕方に成りかけの休日。
商業カメラマンの片木 絵茉(かたぎ えま)は、機械音痴の男に声を掛けられる。
彼の名は、土師 映伴(はぜ あきとも)。油絵画家だと言う。
二人の世界は交差し、世界
の『 美しさ 』を切り取る。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-27 19:28:05
10522文字
会話率:50%
子供のころ好きだったお菓子、初恋の人、大事な家族。貴方には今でも残っているだろうか。
好きなものに手を伸ばす。ただ、それだけが罪になるのだとすれば、一体どれだけ哀しい事なのだろう。阿礼傑(あれいすぐる)はそういう星のもとに生まれてきた
。
彼が愛したものは世界から消えてなくなってしまう。そんな彼に出来た精一杯の抵抗は“すべてに嫌われること”だった。
彼の世界はモノクロだ。それでも世界は美しいと感じてしまった。しかしそれを誰かと共有することは永遠にできない、そういった確信があった。
ある時、彼は交通事故に巻き込まれ足を骨折してしまう。街の嫌われ者の彼に手を差し伸べる人間は誰一人としていなかった。
────ただ一人の少女を除いて。
彼を救ってくれたのは、向日葵のような笑顔を持つ少女だった。たった一度顔を合わせただけの他人を助ける。それは言ってしまえば運命だったのかもしれない。
「私の名前は白鳥希子(しらとりねこ)。俗にいう名探偵ってやつです」
好奇心は猫をも殺す。彼は彼女に嫌われるためにあらゆる手段を用いるが、ことごとく失敗に終わってしまう。
これは嫌われ者と名探偵の純愛物語。
好きな人に嫌われるために貴方はどこまで出来ますか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-26 19:20:16
62193文字
会話率:39%
そのフードの下の顔を知る者はもう居ない。
その者は、決して世界は救わない。
ただ流れる日常と、ほんの少しのスパイスを満喫するだけを望む。
その者は知っているのだ。
世界は美しいと、世界は輝いていると。教えてくれた者が居るのだ。
争い
の中でも、平凡の中でも、美しく輝く世界を知っている。
幾多の勇者を見送り、手を貸しながら世界を見てきた。
故にその者は言う。
世界は勇者様が救うので。
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主人公は特に性別を決めていないので、男女どちらに捉えていただいても構いません。一応、どちらでも当たり障りの無い様にするつもりです。
不定期更新です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-21 22:05:56
65018文字
会話率:61%
少女は目を覚ました。そして、思い出したのだ、世界は美しいと。
最終更新:2022-06-18 19:57:58
205文字
会話率:38%
思ったことをそのまま文字にしてみました。私の心にあるものを⋯⋯
最終更新:2022-06-09 18:11:56
2074文字
会話率:3%
「簡単なようで難しい」で始まり、「だからこそ世界は美しい」で終わる物語
最終更新:2022-05-31 13:00:00
1329文字
会話率:48%
世界は美しいと誰かが言った。ならば、連れて行って欲しい。その美しい世界へ。悲しみに溢れたこの私の世界から。
キーワード:
最終更新:2021-11-28 22:00:20
223文字
会話率:0%