それはジャストタイミングで起こりました
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最終更新:2024-08-22 09:31:32
1280文字
会話率:4%
葦原の中つ国、と呼ばれる地がある。
「朝廷」は長らく葦原の地を治めていたが、年月を経ていくと共に弱体の一途を辿り、葦原は下克上・群雄割拠の世と化してしまう。朝廷の名門として知られる天田公爵家も、下克上の世の流れに飲み込まれ武士化していた。
公爵家の五十六代当主・天田慎鷲郎雷忠の顔を持つ青年・天田雷吾(アマダ-ライゴ)は、とある理由で引き篭もり同然の生活を送っていた。
そんな雷吾は、諸用で故郷の屋敷から公爵家の本拠地に向かうことになる。
しかし、その途上で運悪く刺客に襲われ、乗っていた愛馬諸共崖から滑落。どういう事か、葦原ではない異世界・カンフラントに飛ばされてしまう。
異世界に飛ばされた事を知った雷吾は葦原へ帰るため、そこで出会った者達を巻き込みながら少しずつ動き出す。
一見、無関係な筈の異世界に彼自身を取り巻く、因果が隠されていた事を知る事になるとは、誰も気づかずに──
異質な過去を背負う青年は、異世界から葦原に戻るまでの途上で何を知り、何を成し遂げ、何を得て、何を残すのか。
かつて「鬼天田」と呼ばれ、恐れられた武人の異世界戦記が今、ここに幕を開ける。
※一部のエピソードでは流血・残酷シーンが登場する予定のため、苦手な方はくれぐれもご注意下さい。
※話の流れ上、オリジナルの地名などの固有名詞が多数出てきますがご了承下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-01 19:00:00
290133文字
会話率:46%
小学生のモロ太くんは怠けることが、だーいすき。マイペースだけど、劣等感を抱きやすく、嘲笑うような視線には人一倍敏感です。
最近、あるものが世の中で流行り、そのせいでクラスメイトと学力他もろもろの差がメキメキと出てきて焦るモロ太くん。
頑張りたくはない……楽したい……。ですが、このままじゃそうも言っていられません。なのでモロ太くんはパパに泣きつきました。
「パパ、パパ! パパやん! 後生やから最新のあの装置、買ってーやぁ」
モロ太くんがいう、最新のあの装置とは脳拡張装置のことです。頭に取り付け、脳の記憶容量。基礎スペックを向上させるものです。ある時、とある博士が開発し、大きな話題を呼んだのですが、今ではそれがお金持ちだけでなく、一般家庭にまで普及し始めているのでした。まったく余計なことしやがってとモロ太くんは敵視していましたが、世の流れを食い止めるのは不可能。順応することを選んだのでした。
「ううーん、パパもそれ知っているが、小学生にはちと大きすぎるんじゃないか? 確か手術で頭に取りつけるんだろう?」折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-04-05 16:10:00
3100文字
会話率:80%
16世紀、ルネサンスの時代。ローマを舞台に、芸術、科学、宗教が交差する中、新進気鋭の書家であるヴィンチェンツォ・ディアモンディは、アルファベットに美的センスを持ち込んだ斬新な作品で注目を集めていた。
ヴィンチェンツォは文字に込められた美と
意味の追求に情熱を傾けていたが、彼の進歩的なアートはローマ教皇によって邪教的であると見なされ、迫害の対象となる。教皇は「文字は単なる文字であり、それ以上の意味を見出そうとするのは邪悪な行為だ」と主張し、ヴィンチェンツォの追放と作品の破棄を試みる。
ヴィンチェンツォはローマの迫害から逃れ、民衆の支持を背景に戦いを繰り広げる。彼はアルファベットを通じて人々に希望と自由を伝える使命を感じ、教皇に立ち向かいます。迫害と闘いながらも、彼の作品は広まり、多くの人々の心を捉えていきます。
しかし、ヴィンチェンツォが勝利を収め、迫害から解放された後、彼は空虚さを感じ始めます。彼は自らの勝利が一時的であり、人間の営みと芸術の本質に対する根本的な疑問に直面します。
結果として、ヴィンチェンツォはローマを離れ、自らの内なる旅に出ることを決意します。彼は経験と洞察を求め、新たな創造性を追求しながら、世の流れとは無常であり、人間はそれに抗えない存在であることを深く理解していくのです。
《終焉のアルファベット》は、ローマ教皇との対立を通じて、文字と芸術の力、人間の限界、そして結論の無常観についての物語を描いた歴史小説です。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2023-07-05 20:30:43
3257文字
会話率:0%
時は冒険者時代の末期、都市国家は一つの国となり、冒険者は軍へと引き抜かれるか執拗に抑圧されていく時代、しかしそれでも冒険者を続けるという強い意思を有する者たちが確かにいた。
冒険者の一人リオは幼少の頃より夢であった冒険者となったものの世の
流れは変わり冒険者の数が縮小していき、緩やかに歴史の中へと消えていく運命を感じていた、そんな中、時代の流れに動じない新米冒険者クリンが彼のパーティの仲間になって――。
これは冒険者というものに全てを懸けて捧げて足掻いた者たちの話。
カクヨムでも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-11 10:00:00
9919文字
会話率:60%
――生きとし生ける地球の人々に告ぐ。一寸先は闇である。これは人生論でも哲学でもない――
そう強く思う男が日本のサラリーマンにいた。その男は空前絶後の体験をしたのだ。あたりまえの日常を謳歌する人生は、酔いどれの風呂上りに突然終わりを迎えた
。未知へと通ずる扉、その先には巫女が待っており、男に人々を救う希望だと言って神器なる物を手渡した。しかし、神器は男を認めず、そのことに巫女も困惑し事態は暗転。だが、実はもう一人その場に現れていたのだ。巫女は神器を男から預かると、もう一人の方へと駆け寄りそれを渡した。どうやら、本来招かれるべき人物はそのものだったようだ。事態は収束したかに思われた。しかし、その後男は神聖な儀式に現れた邪として苛辣な扱いを受け、後に牢へ閉じ込められた。理不尽な世の流れに心は荒み、嘆き、憤り、絶望した。そんな中、男に一人の少女が声をかける。男は純粋無垢な少女の微笑みによって、忘れかけていた大切な心を取り戻すのだった。様々な思いを募らせた男は、未知の世界に新たな風を起こそうと奮闘する決意をした――――!?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-16 17:00:00
213文字
会話率:0%
幼い頃より、リラは父のレハールと山の中に流れる小川の側に建てた小屋で、群生する黄葡萄が人に与える影響について調査をしていた。
そこで道に迷い意識が朦朧としているところを救われたアマティは、黄葡萄に関する過去の事例が書かれた銀板をレハール
に見せ、同じ医術者同士、調査に協力するようになる。
数年の後、レハールは以前のアマティと同様、意識が朦朧とした二人の男に出会う。世の流れに疎かったレハールは、その者たちの素性も知らぬまま近づき、一人の男に刺された。泣き叫ぶリラを見て、アマティは一計を案じる。
それからルチェーレ国王子の影武者として過ごしていたリラは、オルトベラ王の遠征に同行。各地を回り戦果を挙げることもあった。
そんな記憶も曖昧になるくらい多忙な日々は、六日後の聖炎式でその任務が終わろうとしていた。
全てはアマティと結婚するため――
それだけを考え過ごした六年間。城壁に作られた礼拝堂から民衆に向けて最後の演説を終えたリラは、やっと解放されると思った矢先、アマティから六年前の計略に続きがあることを聞かされる。
それを、衰退した国で保護され、オルトベラ王に仕えていた王子たちにも聞かせ、建国するように願うと、リラの正体を明かした。成り行きで王子たちに求婚されるリラ。
聖炎式が近づくにつれルチェーレ王妃、補佐官のセガノトが、過去にアマティと交わした約束の清算について不審に感じたリラと王子たちは、自身の生い立ちにも疑問を持ち始める。
どうして国が滅んだのか。
どうして王は死ななければならなかったのか。
どうして一緒になれないのか。
どうして憎まなければならいのか。
そして、どうしてそれらを銀板に書き記したのか。
アマティと結婚したいという感情はいつから生まれたのか過去を探すリラと、かつて自分が生まれた国を再建しようとする王子たちは、大人になるため、父のような王を目指すのかを苦悩しながら建国準備を進めていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-04 10:11:30
88396文字
会話率:42%
「……僕らは皆で苦労して魔王は倒した。だが、それは僕たちの戦いの結果であって、やはり君のいう『唯我独尊』という能力のおかげだとは……到底思えない」
勇者ケインはそう言って、部屋でゴロゴロしかしなかったケイイチローを仲間として認めなかった
。だが彼こそがチート能力「唯我独尊スタイル」で勇者一行の目的を成就させたのだった。
追い出されたケイイチローは自らの能力を使って本来得るべき立場を取り返すことにした。
この物語は優れた『勇者』ケインが落ちぶれていく物語である。
世の流れに乗っておもいついた「ざまぁ」を自分なりにアレンジした短編です。
全6話くらいで完全完結物です。
面白いか?と聞かれると少し後ずさる出来だったのでw封印してたのですが
まぁ読んでいってくださいな。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-25 20:08:41
12818文字
会話率:25%
獣人と呼ばれる人種が住まう『ファミラス』と呼ばれる世界の物語。
『ファミラス』では三年前、戦争があり、世界は疲弊し後退した。
終戦直後にも関わらず、人々は各地から集まる代表者で作る『評議会』を発足。この『評議会』を中心に復興へと歩み始め
た。また、それまで支配階級であった『応龍族』は姿を消し、逆に戦犯として裁かれることになる。『応龍狩り』と呼ばれる行為が人々の間で開始されたのもこの頃だった。
そんな世の流れの中で、金髪と紅い瞳を持つ『応龍族』の青年は、自らの過去を呪い、記憶を封印した。そして、生きたいと、本当の世界を見たいと願った。
青年は、記憶を消し、髪と目の色を変え旅立つ。新しい未来へ。
その先に何があるのか、分からないまま―――――……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-22 12:30:32
91649文字
会話率:47%
戦国時代、北近江の大名である浅井長政とその妻市は仲睦まじく暮らしていた。
しかし、世の流れは二人を容赦なく引き裂いて行く。
もし、来世というものがあるならば――――
これは、二人の仕合わせを巡る二世の物語。
そして、彼らを取り巻く者達の
歪んだ愛の戦いの記録。
いつの時代だって、誰もが必死に『しあわせ』を求めている。
今度こそは報われると信じて、もがき続けている。
この平成の世でも――――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-31 13:22:38
68148文字
会話率:32%
物語作家七夕ハル。
略歴:地獄一丁目小学校卒業。爆裂男塾中学校卒業。シーザー高校卒業。アルハンブラ大学卒業。
受賞歴:第1億2千万回虻ちゃん文学賞準入選。第1回バルタザール物語賞大賞。
初代新世界文章協会会長。
世界を哲学する
。私の世界はどれほど傷つこうとも、大樹となるだろう。ユグドラシルに似ている。黄昏に全て燃え尽くされようとも、私は進み続ける。かつての物語作家のように。私の考えは、やがて闇に至る。それでも、光は天から降ってくるだろう。
twitter:tanabataharu4
ホームページ「物語作家七夕ハル 救いの物語」
URL:http://tanabataharu.net/wp/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-30 21:47:58
2218文字
会話率:40%
第3王女に生まれながらも迫害されて生きてきたメリル=スタルジック。
彼女の祖国は悪政の影響で財政を傾けていた。
楽観的に王女を人質に送る事で隣国シュゼリアの支援を受けようとした父王。
自分が選ばれるわけはないと考えていたメリルだがシュゼリア
が指定してきたのは姉達ではなく、なぜかメリルだった。
2国の同盟でメリルは時世の流れに飲み込まれてしまうのでしょうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-04-02 23:14:01
136052文字
会話率:35%