魔力はあるのに魔法の使えない自称・落ちこぼれの公爵家令嬢、ハリエット・グラニースミスには秘密がある。
憧れていた魔法使いになれないと知ったその日から、頻繁に夢に見るようになった未知の世界。ビールと甲子園とゲームと漫画が好きだった、地味で冴え
ない社畜OL――それが、自身の前世の姿だと気が付いたのだ。
断片的に取り戻した中途半端な記憶のせいで、自分の生きる世界が「乙女ゲームやラノベの世界では?」と疑問を持ったハリエットは、自分が「悪役令嬢」であると早合点をしてしまう。
こっぴどくフラれた挙句に没落も処刑も国外追放もごめんだけど、情報が少なすぎてバッドエンドの回避方法が分からない!
精霊の伝承が残る魔法国家、ブレナム王国を舞台に、思い込みの激しい意識低い系“推定悪役令嬢”が、“推定攻略対象”や“推定ヒロイン”にケンカを売らずに平和に生きていこうと奮闘する、勘違い恋愛ファンタジー。
※R15は念の為です。
※pixivにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-14 10:46:07
93129文字
会話率:29%
物語作家七夕ハル。
略歴:地獄一丁目小学校卒業。爆裂男塾中学校卒業。シーザー高校卒業。アルハンブラ大学卒業。
受賞歴:第1億2千万回虻ちゃん文学賞準入選。第1回バルタザール物語賞大賞。
初代新世界文章協会会長。
世界を哲学する
。私の世界はどれほど傷つこうとも、大樹となるだろう。ユグドラシルに似ている。黄昏に全て燃え尽くされようとも、私は進み続ける。かつての物語作家のように。私の考えは、やがて闇に至る。それでも、光は天から降ってくるだろう。
twitter:tanabataharu4
ホームページ「物語作家七夕ハル 救いの物語」
URL:http://tanabataharu.net/wp/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-30 21:47:58
2218文字
会話率:40%