人間の居住圏が巨大大陸の片隅にしかなく、その他の場所は魔物が闊歩する魔境となっている世界。
居住圏いっぱいに人が増えたため、魔境と領土を接する辺境貴族は、魔境を切り取って領地とすることを定められた。
人を守護する神は、魔境を切り取るための力
として、新たに『天職』という加護をもたらしてくれた。そのお陰で人々は戦闘向きの天職に限り、魔境の魔物に勝てるようになった、そんな時代。
プルマフロタン辺境伯家の長男バジゴフィルメンテ・サンテ・プルマフロタンは、幼少から剣の天才と評価され、そして十歳で教会にて行われる天職の儀で神から『剣聖』を授けられた。
しかし、その儀場で剣を抜く際に手から取り落としたり、剣を振った際に手からすっぽ抜けてしまったりと、天職が剣聖らしからぬ行動を見せてしまう。
その行動の原因が『不適職者』--天職と肉体が適合していない者ではないかと父親に疑われ、しかし次男以降の子が戦闘向きの天職を得られるかはまだ不明だからと、薪割り小屋に住処を追いやられて留め置かれることになった。
不遇な状態に置かれたはずのバジゴフィルメンテは、剣聖を与えられたときからなにか思惑があったようで、薪割り小屋暮らしを苦にしてない。
バジゴフィルメンテの思惑とは? 彼は本当に不適格者なのか? バジゴフィルメンテの将来はどうなるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-21 18:00:00
352207文字
会話率:33%
高校生、菊池修吾は零細配信者である。
ダンジョン配信を行うものの、ダンジョンスキルも無くステータス上昇も起きないダンジョン不適格者。
そんな彼は東京での活動を家庭の事情によって諦め、故郷の東北、遠野へと戻る事となる。
しかし遠野につい
てまもなく、家にたどり着く前に道に迷い、やがて修吾はひとつの屋敷の前にたどり着く。
山中の謎の屋敷、そこは遠野物語にも出てくる伝説の「マヨイガ」だった。
マヨイガにいたのは座敷わらしの千百合。彼女は語る。
「このマヨイガはね、異界の迷宮に侵食され、もう誰も出られないんだよ」
ダンジョン化の影響で一部を残して歪んでしまったマヨイガに、閉じ込められてしまった修吾。
修吾は一生ここで過ごすしかないという。
しかし、ここがダンジョンになら――攻略すればいいのだ。そうしたら出られる。
その決意表明と共に、ダンジョン攻略配信を始める修吾と、そして千百合。
それを見たリスナーたちは言う。
ダンジョンスキルも無くステータス上昇も起きないダンジョン不適格者である彼に、こんなダンジョンの単独攻略なんて無理だ。
プロの探索者に任せてじっとしていろ。通報したしすぐに助けがいく――
だが修吾は言う。
「妖怪の相手なら任せとけ。だって俺は――」
ずっと妖怪と共に生きてきた、遠野の人間だから。
そして配信を見ていたリスナーたちは、目の当たりにする。
スキルもステータスも無いダンジョン不適格者が、なぜ今まで無事でいたのか、その理由を。
この物語は、各地がダンジョンと化した妖怪と民話の地遠野を救うべく立ち上がった、一人の配信者の物語である。
【この作品は、カクヨムにも掲載しております。】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-25 07:00:00
368178文字
会話率:50%
何をやっても的外れで支持率低下になりまくりのニホン国キジダダ総理。SNSをのぞいて、国民の声でも聴こうとしたものの、ついにはAIの方がいいとまでいわれる始末…
最終更新:2023-11-15 21:11:18
2868文字
会話率:28%
北野英美里の親友、月島美波は中学時代にいじめられてから、根暗なコミュ障になってしまった。
このままでは社会不適格者になってしまうと懸念した英美里は、美波がFPSが得意であることを利用して、配信者として成功できるようにプロデュースすることにし
た。
準備を整えて緊張の初配信……だが開始早々10万人近い視聴者が!?
なんと美波は本人も知らぬ間に有名になっていたらしく……。
有名配信者からのコラボ、大会の出場、スポンサー依頼etc...。
これは、ただの高校生の二人が配信を通じて世界へと羽ばたいていく物語。
※カクヨムでも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-11 12:00:00
132776文字
会話率:50%
魔法と科学により世界は繁栄しているが、この世界には危険が沢山あり、その危険の例として魔物があげられる。魔物とは動植物が異常進化し、狂暴性を得て人間を襲う種類である。魔物以外にも危険な種類が海にいる海獣や火山地帯にいる火獣など多数のまだ見ぬ魔
物が存在している。
その危険が身近にある魔法と科学が繁栄する世界で生きる少年の名前は黒羽出雲。出雲は十年前のある夕暮れ時に、家の近所の公園で一人の少女と出会っていた。その少女は毎週土曜日の夕暮れ時に公園に現れていた。出雲は毎週土曜日に公園に行き、少女と話すのが楽しくてたまらなかった。しかし、とある土曜日に出雲と少女が話していると少女の両親と思われる若い男が歩いてきた。
その男は少女に帰るよと言い、その場から消えた。出雲が見た少女の姿がそれが最後であり、それ以降は毎週土曜日に少女と会えなくなってしまった。しかし出雲は、少女と国一番の魔法学校である国立中央魔法学校で会おうと約束していた。出雲は国立中央魔法学校で会うために魔法を勉強すると決めた。だが、出雲には魔法の才能がないと言われてしまうが、それでも出雲は国立中央魔法学校に通いたいと考えていた。
出雲は魔法の才能がないながらも、魔法の基礎の勉強や武器を用いた試験勉強を始めていた。出雲が国立中央魔法学校の高等部に入学するために筆記試験と基礎魔法である身体強化魔法を用いた試験を行い、最後に面接試験を受けた。物語は出雲が国立中央魔法学校の高等部の試験結果が届いたところから始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-23 20:00:00
37058文字
会話率:66%
有る魔王は討伐された。
その魔王は世界のすべてを喰んだ。人、モノ、知識、世界すらも。
その世界に住む全ての住人はその魔王を、癒えない傷を強いられながらも討滅した。
世界に残るのは魔王討伐による喜びと、帰ってこない命への哀悼、そして魔王の残す
遺物たち。
命は巡る。魔王の命すら世界の循環に組み込まれ再び生を得る。
前世の記憶などなく、只の村人Aと化した普通にして魔道不適格者ジードは、12歳の春を境に通例通りに街へ出る。様々な出会いと、経験をしながら、元魔王は再びこの世界を謳歌する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-29 17:53:14
21207文字
会話率:49%
『いつか、2人で過ごすクリスマスを』
昔交わした約束を覚え続けた2人のお話。
世のリア充諸君なら誰でも手にできるであろうモノ(卑屈)をテーマに、徒然なるままに文章化したのがこちら。
星と雪降る空の下、
皆さん、よい夜を。
追記Ⅰ(2015.01.04 深夜)
・クリスマス小説・・・のつもりでしたが気づけば年明けてますねすみませんあけおめことよろ! いい加減にも限度があるだろ読んでる人に謝れな感じですが、書き上げるつもりではありますので、もう少し、本当にもう少しだけ、お付き合いよろしくお願いします!!
追記Ⅱ(2015.04.02)
・クリスマスから3か月以上過ぎた今日、みなさんいかがお過ごしでしょうか……いや冗談ですよすみませんすっげー遅くなりましたが『故意無き恋』、完結しました! ほんとすみまっせん!
・今作はこれで終わりになりますが、眠らせてあります別作品をそろそろ更新しようと思いますので、お暇な方々、読んでいただけると嬉しいです!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-04-02 19:21:49
49075文字
会話率:34%
町外れにある相談所。
社会不適格者の権化の所長と、石頭で優等生な助手さんや仲間達。
月のような存在感。掴めそうで掴めない。
見る人によって変わるモノ。
「やれば出来るのに、どうしてやらないのよー!!?」「ムリ。面倒。任せた」「今までどうやっ
てきたの?!」「なんとなく?」
ぐうたらしてるにもワケがある。
神様の落し物。月に似た主人公のお話。
別シリーズからの派生シリーズ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-09-19 11:26:04
229697文字
会話率:19%
社会不適格者暦45年、もはや第3世界の粋に突入か、
前世は隠れキリシタンか?平家の落人か?
浮遊レゲエマンの脳内妄想ワールド
最終更新:2014-03-11 14:41:21
29449文字
会話率:4%
不適格者のカルテの小話
最終更新:2011-08-27 14:32:32
308文字
会話率:0%