その預言は、世界の終わりを告げていた。
「七月、地球は“死にたい”という意志によって破裂する」
大阪の片隅にひっそりと佇む神社。そこに暮らす青年・牧田光(まきた ひかる)は、未来を視る力を持つ「預言者」だ。
かつて、人知れず災厄を封じ
てきた秘密結社「零」。
だが今、零は瓦解し、仲間たちは離散。残されたのは、弱き預言者ただ一人。
それでも、彼は視てしまった。
街を覆う「死にたい」の波動。歩道橋から次々と落ちていく人々。
そして、空に現れる怪異たち。
光は決意する。
「もう一度、“零”を再建する」
特殊清掃員で霊媒師の理枝、霊の声を聴く少年・輝、民俗学オタクの青年・鉄平――
再び集った者たちが、大阪の闇に挑む。
これは、“死にたい”という祈りを祓い、“生きたい”という願いを紡ぐ物語。
世界が終わるその前に、彼らは立ち上がる。
――大祓、開始。
閉店三十分×革命の双龍、クロスオーバー
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-12 18:56:21
28685文字
会話率:27%
閉店三十分前、21時30分になると必ず怪奇現象が起きる「スーパーオノシタ」夜勤のアルバイトは毎月三万円の手当がもらえる。霊が「視える」竹丸雅也そのおいしい話に食いつき、おかしなスーパーてバイトをしている。もつれる三角関係、毎夜騒ぐカラフルな
お化けたち。忌み地は語る、忌み地のおぞましさ、かなしさ。富める者たちに押しつぶされた声がする。
怪談×二十代の青春折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-13 21:00:00
84289文字
会話率:40%
中学校のプールの下には処刑に使われた刀が埋められているいう噂がある。刀で処刑された怨霊が生徒の足を引っ張るーーー
水泳部のエースが不審な溺れ方をしたことで生徒たちの間で噂は広がり、恐ろしい事態へと発展する。
「閉店三十分前」の物部士郎の中学
生時代の話で、プチスピンオフでもあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-07 14:13:50
11280文字
会話率:40%
父が再婚した。授かり婚だった。
十八歳の僕は少し驚いたが母が亡くなってもう八年も過ぎているし、
新しい家族が出来ることが嬉しかった。
一人っ子の僕に兄弟が出来ることがなにより嬉しかった。
生れたのは女の子。僕の妹だ。
可愛い。とても可愛い
。名は星良(セイラ)となった。僕の意見が取り入れられた。
一歳で僕のことを「にに」と読んでくれる。
何でもしてやりたくなる。
妹の話をすると彼女がシスコンと言って呆れるくらいに。
あの日僕は就活で内定を貰い、妹の誕生日と僕のお祝いでちょっと郊外で良いお店で外食する事になっていた。
僕は大学からまっすぐお店に行き三人を待った。
三十分待っても来ない。
来たのは家族が事故にあったという電話だった。
父も義母も……
継母は星良を守ったようだ。
星良はかすり傷で助かった。僕の胸でずっと泣いていた。
僕は就職し、星良は保育園に
よくお父さんと間違えられる。
今でも「にいに」と呼ぶ。
どんどん可愛くなる妹。
保育園で怪我をする星良。
血液型がAB型と判明する。父はO型だ。父の子ではない。僕の妹ではない?
DNAの鑑定を頼む。妹は父の子供ではなかった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 19:44:16
3502文字
会話率:12%
貴族なら全員が通うこの学園は、とにかく自由恋愛禁止が徹底している。全寮制で男女別、教師やスタッフすら男女別。異性と接するのは週に一度、三十分だけ許可される婚約者との面会のみ。しかも格子越し。否応でも燃え上がる婚約者たち。そんな学園でも、やら
かす奴はやらかす。「クラリッサ!お前との婚約を破棄する!」格子の向こうで叫ぶのは、私の長年の婚約者ラッサーリ殿下その人だった。頭痛い。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 20:00:00
3392文字
会話率:31%
平凡な男子大学生の雫はバイト仲間の集まりに顔を出すためバスに乗る。何の変哲もないいつものバスに突然、全身真っ黒の謎の人物が。雫はその人物を観察しながら目的地までの三十分を過ごす。
最終更新:2025-04-28 11:44:33
13362文字
会話率:29%
【うさカフェ経営亜美さんのお見合い先は大会社の二代目で二代目姐っすか?】
◆白神亜美(しらかみ・あみ)は父から、野々川絆(ののかわ・きずな)は母からのお見合い話で料亭で顔を合わせると、中庭で絆から交際を申し込まれる。
話をしていると会った
ばかりのお互いに惹かれるところがあったようだ。
亜美の経営するうさカフェ日向(ひなた)に絆が訪れる。
絆の家へ行ってみると盛大に迎えられた。
絆は要人中の要人を警護する会社の二代目だった。
結婚するとうさカフェから離れなければならないのかと戸惑っていたが、様々なことがあり、野々川の方々の気持ちが分かる。
二代目を支えていけるひとに、亜美はなりたいと思う。
◆登場人物
◎白神亜美(しらかみ・あみ):女性、23歳。友重と日向の娘で、父と暮らす。順子の姉。
百瀬友重(ももせ・ともえ)→白神友重(しらかみ・ともえ)→離婚して百瀬:女性、47歳。亜美と順子の母。
白神日向(しらかみ・ひゅうが):男性、50歳。亜美と順子の父。
佐藤天海(さとう・あまみ):男性、23歳。うさカフェひなたの店長。
◎野々川絆(ののかわ・きずな):男性、22歳。千代子と仁の息子。
宇都宮千代子(うつのみや・ちよこ)→野々川千代子(ののかわ・ちよこ):女性、43歳。絆の母。
野々川仁(ののかわ・じん):男性、生きていれば50歳(死別)。絆の父。
鈴木菊之助(すずき・きくのすけ):男性、21歳。野々川組で絆のおつき。
西(にし):同族会社。
◆全六話。
◆毎時十七時三十分更新。
◆よろしくお願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-25 17:30:00
10000文字
会話率:57%
夏休みも中盤戦。好きな人に“好き”と言えない僕は、悶々と部屋で過ごしている。春のフリーマーケットで買ってきた、古びたカセットテープ式のウォークマンを手にして……。
最終更新:2024-11-13 14:34:11
4781文字
会話率:23%
金井美奈子は29歳。喫茶店の店長代理として忙しい毎日を過ごしている。
仕事は忙しく、プライベートな時間は殆どない。
美奈子には書道教室の先生になりたいという、小学生の頃からの夢があった。喫茶店の仕事が早上がりできる土曜の午後は、書道の師
匠が開いている教室で子供の指導をしつつ、毛筆書写検定一級に合格する為の勉強を続けていた。
ある日、お店を閉めた後、スタッフを車で自宅に送る途中で、事故を起こしてしまった。その時に助けてくれたのは、体格の良い無精髭の一見すると取っ付き難い熊ような風貌の男性だった。
男性は事故のショックで茫然としている美奈子に代わって、二重事故防止の処置や警察への通報の手助けをしてくれたが、パトカーの姿が見えると、美奈子が礼をする間もなく、名乗らないまま走り去ってしまった。
その後、男性が乗っていた車の特徴によく似たジープ(四輪駆動車)が見つかり、熊のような男性が近くにある運送会社のドライバーである事が判った。美奈子はお礼のクッキーとコーヒー回数券を持ってお礼に行き、それがきっかけで週に一度、お店で三十分くらい話すだけという淡い交流が始まった。
お互いに惹かれあう二人。でも、男性はとある事情を抱えており、美奈子も過去の辛い経験から恋愛には積極的になれず...
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-08 13:23:46
8142文字
会話率:11%
高層マンションに住む【駒沢厚樹】は会社を辞めたばかり。
フリーペーパーの求人誌を手に16階の自分の部屋へ戻ると、階下から緊急車両のサイレンが聞こえる。
自分の住むマンションで有毒ガスが発生したのだ。
有毒ガスが充満したマンション内。部屋から
は出ることができない。駒沢厚樹は16階の自分の部屋で軟禁状態に。
そこへ窓の外から救世主が現れる。救世主の正体は消防隊でもレスキュー隊でもなかった。
名前も顔も知らない高層マンションの住人が織りなす、人間ドラマ。
駒沢厚樹は自分が人生の途中に位置していることを再確認する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-05 18:00:00
26814文字
会話率:43%
入浴中に構想完成。三十分で書いた。
最終更新:2024-04-25 21:52:43
491文字
会話率:0%
完全再現された五感、それどころか魔素という概念が加えられ五感同様感じることができるゲーム「Be god」。己の目的に合う陣営を三つの陣営から選択し、己の思うままにプレイすることが許されたVRMMOゲームである。
発売前から大きな期待を持
たれていた本ゲーム。発売数か月前にはベータテストも行われ、それも大きく盛り上がり期待をよりふくらませる結果となった。
そして今日正式にサービスが開始され、なんとサービス開始した瞬間に1万人近くのユーザーがログインするに至った。そうしてこれから何万人ものユーザーを満足させてくれるであろう本ゲームであるが、正式サービス開始からゲーム内時間で二時間後、現実では三十分後にある問題が起こっていた。
ゲームからのログアウト不可、ゲーム内のデス=現実での死、大きな期待を寄せられたこのゲームは、サービス開始すぐに悍ましいデスゲームとへと変貌してしまったのである。
これはデスゲームに巻き込まれた少女が広いゲーム世界をのんびりマイペースに冒険するお話である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-23 22:13:35
13025文字
会話率:40%
ショートヘアの少女、または長髪の少年に見える殺し屋は学習する。
世間は根なし草に冷たい。
うるさい紳士の三十分の説教を回避するために殺し屋が取った行動は?
※この作品はどれから読んでも大丈夫な独立短編シリーズ、『こんとらくと・きりんぐ』
に含まれています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-24 19:57:01
303文字
会話率:47%
今日も僕はコンビニでパートとして午後三時間三十分まで働いている。名前は|園田海斗《そのだかいと》といい、二十四歳。僕はバツイチで子どももいる。子どもはひとりで、女の子。元妻が引き取っている。離婚した原因は、僕の経済力のなさらしい。結婚して
もパートで勤務していて、正社員になろうとはしなかった。もちろんパートより正社員のほうが給料はいいし、ボーナスもでる。じゃあ、なぜ正社員になろうとしなかったかというと、僕はからだがよわい。すぐにつかれてしまう。だから季節の変わりめになるとかならずと言っていいほど調子が悪くなる。今は春。調子が悪くなる時期なので不安。どこが具合悪くなるかというと、メンタル面。だから、あまり長時間働くとつかれて具合が悪くなってしまう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-17 18:07:25
7572文字
会話率:50%
惣菜センターで働く冴えないおっさんの峯野 馨はいつの様に六時三十分に起床した馨。馨の髪は肩より長く背が小さくなってしまつた主人公は慌てながらの洗面所の電気をつけるとそこには『金髪碧眼の美少女』が映っており主人公は困惑する。謎の少女を確認すべ
くpcゲームを開いたりペイントアプリを調べるペイントアプリに描いていたオリキャラが鏡に映った俺と瓜二つで試しに瞬間移動「テレポート」が使えることが分かり馨はアレクシア・ビバったことを自覚する、はたして馨の運命はいかに!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-08 00:12:33
2324文字
会話率:7%
「夜の一時三十分をまわりました。毎週木曜日、ここからは、『夜風のRADIO』のお時間です」
勉強机の上のポータブルラジオが、肌寒い夜に彩りを与える。
最終更新:2023-10-02 19:35:53
5023文字
会話率:39%
中三、高校受験生、塾の帰り。
俺は"見える"側に生まれたわけじゃない。
つまりは、そういうこと。
___
塾行ってたらふと思いついたので企画に便乗。
制作時間:三十分(しかも初投稿)
狐燈酔雨(ともしすいう)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-19 20:17:17
2269文字
会話率:11%
あれは忘れもしない、二年前の事。当時の新聞には小さく扱われた飲酒運転事故の記事。
”正午過ぎ、歩道に乗用車が突っ込み三名死亡。運転手からは基準値を大幅に上回るアルコール量が検出され、過失運転致死傷罪により現行犯逮捕”
国内で累計一千
万部を突破し、翻訳版まで出版されたライトノベル作家、棗 遼平(なつめ りょうへい)。彼の家族がその被害者だった。
一瞬で、それも法廷の場に立たされてなお反省の色が全く感じられない男によって家族を失った彼は、怒りの感情も沸かず、ただただ呆然としているだけ。
殺された両親と弟に、本来なら自分の作品が世界中で読まれるようになったと嬉々として報告するはずだった。判決がどんなに重くても、多額という言葉が霞むほどの賠償金を受け取る事になっても、突然一人ぼっちにされてしまった遼平の心の傷は癒える事は無い。それどころかSNSではどこからその知らせを聞いたのか、彼の作品を嫌う者達の嬉々とした祝辞が殺到し、彼の心は更に荒み、リビングの床が酒の瓶で埋まるほどのヤケ酒を起こしていた。
そして今日はその丁度二年目を迎えたのを節目に、執筆業を再開できるようになったと無理矢理前へ進む事を選んだ遼平は執筆に使用しているパソコンを立ち上げた時の事だった。
『兄貴、見えているなら返信してくれ』
それはパソコンにインストールされているチャットソフトの通知だった。なんと死んだはずの弟、棗 修助(なつめ しゅんすけ)からメッセージを受け取ったのだ。
弟の死後、アカウントは削除したはずである。しかし彼が生前に使っていたアカウントからメッセージが送信されている。時刻は丑三つ時、そういうオカルトに巻き込まれたのか? 疑問はあったが、反応が気になった遼平はそのメッセージに対して怒り任せに通話を開始する。
そこに映っていたのは、生前より子供っぽい弟と、何故か妹と化した母親である棗 真琴(なつめ まこと)に、何と遼平が完結させた代表作の敵幹部である女性と夫婦になっていた父親である棗 圭一郎(なつめ けいいちろう)が映し出されていた。
これは完結した作品のその後を紡ぐ、作品ではモブキャラだった人物に転生してしまった弟や家族の第二の戦いの物語。毎晩の丑三つ時、たった三十分のやり取りで、弟の修助を中心に運命が動き出す。
※カクヨム・pixivにも掲載します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-22 19:00:00
246810文字
会話率:42%
流浪の料理人、クロニス・クリヤは迷宮の中で行き倒れていた騎士を助けた。
怪我を負っていた男装の騎士ルゼは吹き矢魚と言う食用ではない魚を見事な料理に変えた男に興味を持ち、共に迷宮の奥を目指す。
そしてクロニスは料理の為に編み上げた独自の魔術に
よって、迷宮牛鬼を常識外れの方法で調理する。
僅か三十分の調理時間で出来た赤ワイン煮の味は一体……?
本格異世界料理小説。あっさり目。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-18 23:55:31
11166文字
会話率:47%
“この世界”が終わるまで、残り三十分
大晦日の陰気なバーで、男は“天使”と出会った
※この短編は外部サイト「カクヨム」、「note」にも掲載されています
最終更新:2022-12-31 23:00:00
7176文字
会話率:58%
幼馴染に彼氏ができた。
通算十五人目のボーイフレンドである。
そうか、めでたいな。
嬉しかったのは分かるが、僕の家でなぜ報告する。
彼氏はどうした?
告白されて三十分で愛想尽かされた?
そっかー。
最終更新:2022-11-29 02:10:43
4663文字
会話率:53%
三十分で書いた生存報告。
最終更新:2022-10-05 18:29:01
1484文字
会話率:0%