『何故か参加したら女の子と勝負する事になった』の続き
闘技場のオープンを記念したエキシビションマッチで他のマスターと決闘する事になった九郎。
悩む九郎がダンジョンに戻った時、フォラスたちから新しい情報を得る事になった。
最終更新:2018-09-26 19:00:00
6161文字
会話率:13%
「たとえ敵同士でも、腐れば心友なんだ。そこには立場も、年齢も、種族も関係ない。そこにある薔薇を愛でるのに理由など有りはしない」
アンデッドの魔王、ヴァンパイアクイーンの碑文より抜粋
最終更新:2017-09-30 00:00:00
1573文字
会話率:93%
吸血鬼女王(ヴァンパイアクイーン)は言った、『吸血鬼とは人間の成れの果ての姿である』と。
母は言った、『人間を知ることです、そこに吸血鬼(わたしたち)にとっての救いがあるのです』と。
吸血鬼の少女マルベリーは、強大な力を持つ吸血鬼ヴォル
フロードと、人間界と妖魔郷の境界で戦い大敗し、瀕死の重傷を負って倒れていたところを、巫女の明神小百合(みょうじんこゆり)に助けられる。
奇妙な縁で人間界に出たマルベリーは、吸血鬼女王と母の言葉の意味を探り始めた。小百合からの助言で定時制高校に通い始めたマルベリーは、最初は慣れない人間の性質や習慣に戸惑うが、マルベリーに近づいてきた、ただ一人の人間の少女、幸野宮子(さちのみやこ)と共に学園生活を送り、人間の生活に慣れていく。しかし、母と吸血鬼女王の言葉の真意を知ることは容易ではなく、マルベリーは苦悩し続けた。
人間とは何か、吸血鬼女王は、母は、人間の中に何を見たのか。吸血鬼のマルベリーが、小百合と宮子という二人の人間の少女を通して繰り広げる、精神の遍歴譚。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-12-21 15:35:41
114422文字
会話率:60%